バクマン。一覧

バクマン。 #79-4 「わがままとアドバイス」 生活費と口出し

『バクマン。』 79 ページ 「わがままとアドバイス」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 17 号)

Kirin Zero, fewer calories #7343 (by Nemo's great uncle) (by Nemo's great uncle)

少年マンガにはライバルがつきものです。

強大なラスボスをボン! と置くだけではなく、主人公たちと一緒に成長していくようライバルがいると、どちらも応援したくなります。ライバルの善し悪しで人気も決まる──とまではいきませんが、重要なのは変わりない。

──なんとなく、掲載の順位が下位でくすぶっているマンガや、マンネリ化してきたマンガは、このライバルの描写がおろそかな気がします。そう考えると、『賢い犬リリエンタール』は、もっと上位に来てもいいと思うケド……。

われらが『バクマン。』でいうと、亜城木夢叶のライバルは当然、亜豆ミホ(彼女には勝てない)──ではなく、新妻エイジですよね。でも彼は、いまとなってはラスボスです。当面のライバルは、静河流となるでしょう。

ただ問題は、亜城木と静河が接する機会って、あるのでしょうか……。あ、でも、「史上初・一度も会ったことがないライバルキャラ」になるかも。

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バクマン。 #79-3 「わがままとアドバイス」 有名発明家とデッケーの

『バクマン。』 79 ページ 「わがままとアドバイス」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 17 号)

The late night video editing coffee bean run (by Smashcut) (by Smashcut)

今日は 4/1 ──エイプリル・フールですね! ということに気がついたのが昨日、ということを毎年繰り返しています。よって、とくにこのサイトでは四月馬鹿ネタはありません……。

さて、ちょっとビックリしたことに、編集長によると、服部は異動させられていた可能性があったとのこと。この場面は、ビミョウに冗談交じりのオドシ文句にも聞こえますが、編集長が本気だとすると、いろいろな問題があります。

まず、 「ナチュラル」が 成功してなければ、という前提条件を出している。逆に言えば、 裏でコソコソ 動くようなことをしても、 作品がヒットさえすれば万事オーケー、ということですよね。結果がよければ、ある程度はムチャをやれる──のかな……?

あと、これまでは「なにがあっても担当の編集者は替えられない」と認識していました。その例外として、当然のように「担当者が辞職する」場合は想定していましたが、異動でも担当替えがあり得る。

みなさん、 どうすれば港浦を異動させられるか──とか、考えちゃダメですよ! 本当に、ダメ。ゼッタイ。

(そういえば今日は、エイプリル・フールですね……)

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バクマン。 #79-2 「わがままとアドバイス」 会議 3 回と 3 人

『バクマン。』 79 ページ 「わがままとアドバイス」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 17 号)

Hurdles start. (by Robert Voors) (by Robert Voors)

ジャンプに連載しているマンガ家には、それぞれに担当の編集者がつきます。──ということくらいは、いろんなマンガ家が話しているし、担当とのやり取りをコミックスのあとがきに書いたりしている。

しかし、担当者の重要さは、『バクマン。』を読んで初めて理解しました。今回の感想の範囲でも、ある意味、担当者の権限は編集長なみにある、と知る。驚きです。

さてはて、「亜城木夢叶の担当者が港浦で、本当に良かった」と思える日は、来るのでしょうか……。

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バクマン。 #79-1 「わがままとアドバイス」 担当と 2 人の才能

『バクマン。』 79 ページ 「わがままとアドバイス」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 17 号)

Positive painting (by mdezemery) (by mdezemery)

『走れ! 大発タント』の連載を始める前あたりから、サイコーとシュージンはダレていました。正直なところ、ちょっと 2 人のことをキライになっていたかも。

──まぁ、このマンガの主人公は服部哲なので、いいですケド(え?)。

それが、今回の亜城木夢叶はよかった! 今度こそ後がない、というところまで来て、2 人ともようやく復活した、という感じ。このコンビは、切羽詰まってからようやく燃えます。

亜城木夢叶の物語は、やっと始まったばかり──なのかもしれません。

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バクマン。 #78-4 「やめるとやめない」 ボロボロと駄目

『バクマン。』 78 ページ 「やめるとやめない」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 16 号)

Olympic Gate (by cmaccubbin) (by cmaccubbin)

今週号の最後は、サイコーの行動に疑問が残りました。なぜ、あんな態度を取っていたのか……。

でも、急にイミフメイのことを言い出すのは今に始まったことでもないし、そもそもジャンプの主人公キャラは突発的な行動にでるものです(そうか?)。今回のことも、次回には「ああ、そうだったのか」と分かる──かな。

サイコーと比べるとシュージンは、常識的です。ただ、いつも周りに流されてばかりいる。恋愛も結婚も、半分以上は勢いだったもんなぁ……。編集部では「亜城木夢叶はトラブルメーカ」なんて言われていますが、半分以上はサイコーのせいなのに……。

がんばれ、高木秋人!

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バクマン。 #78-3 「やめるとやめない」 ブラックテイストとわがまま

『バクマン。』 78 ページ 「やめるとやめない」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 16 号)

2009-03-19 Kids Comic Book Store (by juverna) (by juverna)

マンガ家が連載をやめたければ、編集部はそれを許可するのか? ──読者も気になるところです。『ドラゴンボール』や『幽☆遊☆白書』など、いろいろな例が知られていますからね……。

早期に終了した連載マンガは、「打切りになった」と読者は認識します。しかし、中には、作者の方から連載の終了を申し出たという場合もあるのでは。このページを読んで、そんな想像もしてみました。でも──なかなか珍しいケースでしょうね。

『タント』は、作者があまり乗り気ではないのに、担当の編集者の強いプッシュでなかば強引に連載までこぎ着けた。かなり極端な例である、という印象を受けます。ところが実際には、こうやって編集者の勧めで始まった連載というのも、けっこう多いのでは。

マンガ家は仕事でマンガを描いているので、すべてが自分の好きな作品を描いているワケでもないのでしょう。新妻エイジ(や岸辺露伴)は、かなり特殊な成功者なのかもしれません。

それに、マンガを描き上げる苦労の割りには、マンガ家の所得はすくないとも聞きます。──好きなことだけを描いて、そして一生暮らしていけるような、そんな理想の世界はあるのでしょうか? その答えは、同人誌やウェブコミックにありそうな気が……(あまり詳しくないので、テキトーに書いてます)。

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バクマン。 #78-2 「やめるとやめない」 無責任と尻すぼみ

『バクマン。』 78 ページ 「やめるとやめない」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 16 号)

Onsen Manju (Hot Spring Bun) Coins Bag - Bronw (by ♥ Rainbowcatz ♥) (by ♥ Rainbowcatz ♥)

昨日、書き忘れました。結婚式までは激やせだったシュージンが、いつものフェイスラインに戻っていますね。百万回ネタにされていそうですが──、シュージンは、温泉地でタップリと「おいしいもの」を食べてきたのでしょう。元気になったようで、何よりです。

シュージンまで倒れて、また「作者入院→連載中止」とならないか心配でしたが、もう大丈夫でしょうね。良かった良かった──。

──あ、それが『タント』を正当な理由でやめられる方法では?

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バクマン。 #78-1 「やめるとやめない」 新婚旅行と温泉卓球

『バクマン。』 78 ページ 「やめるとやめない」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 16 号)

Pong (by notic) (by notic)

心の中にワダカマリがあるまま生きていくのは、ツラい。ましてや、言えないことを腹に隠し持ったまま 2 人で暮らすなんて、ストレスが溜まって仕方ありません。それが理由で別れた、ということも多いでしょうね。

新婚ホヤホヤ(死語?)のシュージンとカヤにも、ワダカマリのモヤモヤが忍び寄る……!

(まったくどうでもいいけれど、「わだかまり」は日本語だと「蟠り」というなんだかカッコイイ漢字が当てられるのに、英語だと bad feeling ですと。そもままヤンけ!)

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バクマン。 #77-4 「大好きと否定」 祝いの席と「面白くない」

『バクマン。』 77 ページ 「大好きと否定」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 15 号)

Frühlingsgefühle (by Sweet-Things) (by Sweet-Things)

この作品には、「天才」と呼ばれるマンガ家が何人か登場します。

まずは、天才といえば新妻エイジでしょう。『バクマン。』の登場人物の中では、一番売れているマンガ家です。

しかし、エイジは子どものころからずっとマンガを描き続けている、「努力の天才」でもあるんですよね。いわゆる「王道バトルマンガ」しか話を思いつけないという、欠点もあります。しかし、優秀な原作者(と編集者)がいれば、いくらでも化ける余地がある。

自分が思うに、『バクマン。』で一番の天才は、平丸一也です。彼こそ本来の意味での「天才」の名にふさわしい。

なにしろ、ろくにマンガを読んだこともない・もちろん描いたこともない、というところから勢いで脱サラして、すぐにジャンプで連載を始め、アニメ化までこぎ着けた、という……。恐ろしいほどの才能を持つ平丸ですが、彼の才能(と扱い方)を見いだした、優秀すぎる編集者である吉田の力が大きいですね。

そうやって見ていくと、亜城木夢叶コンビは、たんなる「努力家」という感じがします。

面白いことに、バトルマンガに似た構造をしている『バクマン。』なのに、主人公は平凡な生まれ育ちなんですよ。──ジャンプに載っているバトルマンガって、どれも「親の七光」ですからねぇ。

さて、我らが静河流はどうか。これがいまだに、彼の才能は「未知数」です。

山久との関係が、静河の今後の大きなカギを握っているのは間違いない。しかし、静河の持ち味は、「超・自己投影」にあるわけです。山久と静河は、まるで友だちのような接し方をしている。これが、悪い方向へ進まなければいいのですが……。

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バクマン。 #77-3 「大好きと否定」 化学反応と「やめちまえ」

『バクマン。』 77 ページ 「大好きと否定」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 15 号)

130/365:"And they called me mad,mad I tell you!!!!" (by practicalowl) (by practicalowl)

今回は、服部の言動が気になりました。彼が話した内容の真意は、いったいどこにあるのか……。

よく考えると、現実の世界では結婚式のスピーチに、そこまで意味を求めませんよね。それなのに、自分は『バクマン。』を読んで考え込んでしまった。それもひとえに、服部哲という、いまだにどこかつかみ所のない男がいった言葉だからでしょうか。

いや──違うかな。どうも、『DEATH NOTE』の作者コンビが描いた作品だから、「すべての発言に意味がある」と思ってしまった、というだけかも。『デスノート』の場合、本当に一字一句、すべて見逃せなかったですよね。

ちょっと思ったけど、あるキャラクタが本当に何気ない発言をして、別のキャラクタが深い意味を含んでいると取って、話がふくらんでいく──。それこそが「キャラが勝手に動き出す」ということなのでしょうね(というか、それが「話作り」の基本中の基本、なのか……?)。

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