『バクマン。』 92 ページ 「意地と決断」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 31 号)
今回の『バクマン。』には、作中作である『CROW』が出てきました。
面白いことに、『+NATURAL』のコマを引用する際に、c秋名愛子・新妻エイジ 集英社
──とキャプションが入っているのです。
わざわざ架空の作品の著作者まで尊重するなんて、手が込んだギャグだな──と思ったけれど、不正コピーは「ダメ。ゼッタイ。」という強い主張なのかも。
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今回の『バクマン。』には、作中作である『CROW』が出てきました。
面白いことに、『+NATURAL』のコマを引用する際に、c秋名愛子・新妻エイジ 集英社
──とキャプションが入っているのです。
わざわざ架空の作品の著作者まで尊重するなんて、手が込んだギャグだな──と思ったけれど、不正コピーは「ダメ。ゼッタイ。」という強い主張なのかも。
ご存じのとおり、『バクマン。』はマンガ家を描いたマンガです。
そのため、メタな視点からの読み方──つまりは、「マンガ家の視線から見た──マンガ業界のバクロ」として読んでいる人も多いでしょう。たしかに、出版業界の暗部を、本作品を通して見ているような気もする。
また、メタと言えば──『バクマン。』自体が、作者自身のサクセス・ストーリィと見る人もいます。作中に出てくる主人公と作者とは、両者とも「原作者と作画」のコンビですからね。
今回は、サイコーとシュージンが、ようやく成功への足がかりをつかんだ──といったシーンが出てきます。これも、なんだか作者と置き換えが可能そうに見えますが──、実際はどうなんだろう……。
昨日の感想を書いた範囲には、終わりに「見開きの 2 ページにまたがったコマ」がありました。このマンガには、非常に珍しい。
さらに言うと、「セリフのないページ」は、ほとんどありません(「38 ページ」で、中井が輝いていたマボロシの回くらい)。いつもいつも──毎ページ毎ページ──、ビッシリとセリフや情報がつまっている。
今回のように、やった…
しか言っていないコマや、大きなコマが出てくると、ものすごく目立つ。
それだけに、サイコーたちの喜びが、コマから飛び出して伝わってくる!
同じころ、ライバルたちも──燃えるようなキッカケに出会うのです。主人公とライバルが同じレベルで(インフレ的に)パワーアップしていく──という、バトルマンガでもオナジミの展開ですね。
『バクマン。』は邪道マンガのようでいて、キッチリと王道を歩んでいるのです。
前回の感想で、しきりに「面白い!」と自分のオススメしていたマンガが──、なんと、今回アッサリと終わってしまいました。
バクマン。 #90-4 「芸術と商品」 道徳的と『完全犯罪党』 : 亜細亜ノ蛾
ええっ !? そんな、終わりそうな──打ち切られそうな要素って、ありましたっけ? 残念だ……。本当に、「次回作に期待」しています。
これでまた、「めだかちゃん大勝利」ですなぁ……。
このように、ジャンプ歴 20 年という自分でも、なかなかマンガの人気は読めません。
今回の『バクマン。』の感想では、亜城木夢叶の新連載・『PCP』(完全犯罪党)の順位を知る場面が出てきます。そう、マンガ家や編集者たちは、アンケートの順位がハッキリと分かるんですよね。
──たとえ、悪い順位でも……。
考えてみると、「ジャンプ」好きにはキツイ状況だけど、いつしか──慣れてしまうのだろうな。
『PCP』(完全犯罪党)が表紙のジャンプを持ったサイコーとシュージン──が今週号のジャンプの表紙でした(ややこしい)。
当然のように、センタ・カラーあたりに『バクマン。』が載っているのかと思ったら──、普通にモノクロのページでしたね。いままで、よく何枚もカラーのイラストを描いて来たものだ……。
作中に出てくる『PCP』は、どうやら作者も期待を込めて描いているようです。今回は、その力の入れようがビシビシ伝わって来ました。
このトシになっても、マンガを読んで「面白ェー!」と叫ぶことがあるなんて──、
──20 年前には考えられなかったな。
大好評(※脳内調査)4 回目の「今週の『ジャンプ』さいこうー!」で取り上げるのは、『LOCK ON!』です。
このマンガは、始まって数回は読む気が起きませんでした。絵がぎこちないし、地味な印象だし、なにより主人公は「プロの天才カメラマン」なのに──、
──カメラの持ち方がヘン!
主人公の「真田映(さなだ うつる)」は最初、左右から両手で包み込むようにカメラを持っていました。これは、絶対に初心者しかやらない持ち方です。ウェブ上に山ほど「カメラを持った人」の写真があるのに、勉強不足でしょう。
というか、こういうことは編集者が(編集者も)チェックするべきです。キチンと仕事しなさい!
たとえば──、「天才 F1 ドライバ」がレース中にずっと──左手でシートベルトをにぎっていたら、ものすごく違和感があるでしょう。あるいは、「天才ギタリスト」がギターを──テニスのラケットみたいに持っていたら、まじウケる。
そして、「天才マンガ家」がマンガも描かずに──自分の子どもと FF キャラばかり育てているなんて──、
──あれ? なんだかものすごくリアリティあるな……。
いつの間にやら、映はカメラマンらしい持ち方に変わりました。おそらく読者か知人からツッコミが入ったのでしょう。
そして、ちゃんと『LOCK ON!』を読んでみると──面白い! ストーリィ展開もしっかりしているし、自分の好きな頭脳戦も多く、じつは絵柄も読みやすいのです。「少年マンガしている」という感じなんですね。
こんなにも面白いマンガが、最後尾の近くに載っているとは──今の読者には見る目がない! と言いたくなる(その前にアンケートハガキを送れ)。
「カメラをどう持つかとか、マンガなんて『たかが作りモン』だからドーデモイーだろう?」という人もいるかもしれませんが、作り物だからこそ──、
──何から何まで、作者は作る必要がある。
マンガは絵にして見せないと、字に書いて読ませないと、読者に何も伝えられません。主人公の名前もタイトルも重要なのです。
──やっと『バクマン。』につながったな……。
三回目の「今週のジャンプまじ面白すぎ」コーナは、『保健室の死神』です。
ハッキリ言って『保健室』は──、もう、お色気路線でしか票を稼げないのかと思っていました。それが今回は、頭脳戦をキッチリと描いている。面白かった!
ついでに言うと、アシタバって──ナヨナヨしてウザい「碇シンジ・クローン乙」だったのに、今回は格好良かったです。
気を抜くとまたすぐに人気取りを始めそうですが──、しばらくは今回のような緊張感のある展開を続けて欲しいですね。
さて、マンガ家も編集者も読者も、テコ入れというモノを勘違いしているようだけど──、単純な「お色気とバトル」では人気が取れないのです! どういう事かと言うと──、
『HUNTER×HUNTER』や『ドラゴンボール』・『スラムダンク』って、ただただ「戦っている」だけで面白かった──のではないですよね? 大ざっぱに言えば、「知的な戦い」──頭を使って戦うところが最高に面白かった。
たとえば──強敵に出口をふさがれている状況を、ゴンとキルアはどう切り抜けるか──。絶対に勝てないほど強いフリーザから、どうやってベジータはドラゴンボールを奪うのだろう──。シロートの桜木花道は、なぜ猛者(もさ)たちの中で対等に戦えるのか──。
──作者は考え抜いた末に名場面を描けたに違いない。
それなのに、単純にキャラを脱がしたり、バトらしたりするだけで人気が取れる、といまだに思っていたら──甘いにもホドがある。
商業主義に走りすぎるのも良くないですが、走るならその前に、「本当に売れる作品とは何か」を考えるべきですね。
あと、女性のコスプレイヤさんは大至急、(半ケツ・半■■の)操たんのコスプレをやるように!(いままでのいい話が台無し)
「今週号のジャンプは面白かった」話の第二段です。
みなさん、今回の『いぬまるだしっ』は読みましたか? 普段は音速でページを飛ばす人も、今回は(今回も)ちゃんと読みましょう! とくに最後のページが、爆裂に面白かった。
ネタバレしないようにザックリ説明すると、幼稚園児たちが老人ホームの交流会に参加する──という内容です。最後に園児たちがこれからも元気で長生きしてね !!
と定番・鉄板のセリフを言う。すると──、
──老人たちの返答がすさまじかった!
ぜひ、「ジャンプ」誌上で読んでみてください。ちょっと感動というか感心した。これは、一寸先は闇の このご時勢
にはピッタリのオチです(「ご時世」が正しいと思うケド)。よく、『メゾン・ド・ペンギン』の作者が、この領域に達したものだ……。
このように、マンガ家──作家は、思いも寄らぬ急成長を遂げるのです。たとえば、『とっても! ラッキーマン』の作者が(あれ? こんな夜中にだr)
今週号の「ジャンプ」はヤケに面白かった。全体的に、面白いマンガが多かったのです。
なぜだろうと思って見てみると、新展開──の一歩手前という話が目立つ。ストーリィマンガのほとんどが、「前回の続き」みたいな感じではなく、
「来週号から面白くなりそう……!」
という回ばかりでした。
ベジータもフリーザもセルも──戦いに入る直前のほうが、ワクワクしましたからね。戦い始めたら──「3 秒/1 話」で読めそう。
そして『バクマン。』も、新たなる戦いは目前です!
今回は、『ラッコ 11 号』のフィギュアが売れて、平丸が調子に乗る──という場面があります。
ちょうど今週号の『銀魂』にも、アニメとグッズの話が出てきました。平丸以上にエゲツナイ話をしていて──ちびっこたちはドン引きだったかもしれない。でも、知っておいてソンはしないと思う。
好きなマンガ家を支えるには、本当はどうしたらいいのか──という話でもあります。
世の中には「お金がすべてじゃない!」と言う人が多いけれど、そういう人ほど──お金の話しかしていなかったりする。
「すべてじゃない」のであれば、もっと好きな作家にドンドンとお金を稼いで人生を楽しんでもらいたい──と自分は思う。