小畑健一覧

バクマン。 #112-4 「パンチと一人立ち」 ベテランと前向きさ

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

There's more than one way to scratch an itch!
(これがベテランの熟練した──もふ術)

今回の「人気作家恋愛読切祭(スーパーリーダーズラブフェスタ)」は、参加者の大半にとって新しいことへの挑戦です。

とくに、新妻エイジが描く恋愛マンガなんて、これまでの展開からは想像ができません! できれば、実際の原稿を読んでみたい!

いかにも恋愛の経験がなさそうなエイジですが、恋愛マンガを描く時の減点にはならないはず。蒼樹も岩瀬も、条件は同じです。

──亜城木夢叶のほかは、全員が同じかも……。


新しいことに挑戦すると言えば──、自分の友人が作詞でデビューしました!

お友だちの「なほべ」さんが歌詞を書いた曲は、全国で発売されています。最低でも、ひとり 10 枚は買いましょう!

友人が作詞で全国デビュー! MACK 『Call it life』 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

自分もチャレンジとして、小説(ショート・ショート)を書いてみました。ジャンルや元ネタを言うとネタバレなので、伏せておきます。

良かったら、気軽に読んでみてね!(日本語訳: ツイートやブログ・ブクマで宣伝してください)

絶対に笑ってはいけない洋館 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

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バクマン。 #112-3 「パンチと一人立ち」 可能性は 0 と一網打尽

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

Zero & Splash
(これを飲めば 0 カロリィ──と言い切れる?)

シュージンの得意なジャンルは、ミステリィや SF などの「エグイ話」でした。そのため、「亜城木夢叶は邪道な話しか描けない」と読者は思わされる。一番「ジャンプ」マンガらしい『走れ! 大発タント』が失敗したことも大きい。

『バクマン。』という話自体も、最初は「『ジャンプ』編集部の暴露マンガ」だと思った人も多いでしょう。自分も、すこし思った。

しかし、じつは第 1 話目から、『バクマン。』は「恋愛マンガ」していたのです。ストーリィの大筋も、そのまま「(自分の作品をアニメ化して)ヒロインと結婚する話」ですよね。

サイコーとシュージンが力を合わせて恋愛マンガを描き、アニメ化を狙う──という流れは、「1 ページ」の流れからすると、当然に思えます。ここまでの複雑な過程は、すべて作者の「計算通り」だったのか……!

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バクマン。 #112-2 「パンチと一人立ち」 戦争してる国と困った事

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

Tom & Jerry
(世界で一番──仲良くケンカする 2 人)

『バクマン。』を長く読んでいると、「マンガは原作と作画が分かれて描くものである」とすり込まれてしまう。──そんなこと、ありませんか?

なんだか、「1 人でマンガを描く」ことが、よっぽど特殊な能力に思えます。実際にそのとおりなのですが、ほとんどのマンガ家志望者は、自分ひとりの力でマンガを描こうとする。

しかし、誰にでも苦手な分野はあります。

絵はバツグンに上手でも話が作れない人や、話作りは面白いのに絵が描けない人もいる。複数人でマンガを描くことを知らなければ、彼らはマンガ家をあきらめるでしょう。

『バクマン。』をきっかけにして、マンガの世界で自分の力を試したい人は、以前よりも増えたはずです。ムリをして何でも 1 人で描く──必要はない。


個人的には、蒼樹紅の作品で「エロ担当」になろうとした、石沢のポジションが一番おいしいと思う。実際に、存在するのだろうか……(ゴクリ……)。

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バクマン。 #112-1 「パンチと一人立ち」 「走れメロス」と温室

『バクマン。』 112 ページ 「パンチと一人立ち」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 01 号)

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(メロスは感動した──温室が美しかったからだ)

明けまして、おめでとうございます!

──って、「ジャンプ的に」という意味ですケドね。今週号が、2011 年の 1 号目です。雑誌や本の世界では不思議なことに、出版した日付は現実世界よりも未来になっている。なぜでしょうかね?

いろいろと説があるらしい:


正月とは関係がないけれど、今回の『バクマン。』は、おめでたい内容でした。亜城木夢叶の進む道が見えている。先週まではけっこう重苦しいムードだったので、まずは一安心です。

──いまのところは……。

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バクマン。 #111-4 「口出しと信頼」 完璧な読切と合宿した甲斐

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

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(この世でもっとも──パーフェクトな種族)

今回のラストは最高に良かった!(←ダブルミーニング)

ミステリィ読みとしては、素晴らしいトリックに出会ったあとの「ちっくしょー! まただまされた!(満面の笑みで)」という心境でしたね。最初の一回だけしか味わえないため、この感覚は貴重です。人生で、何度巡り会えるか……。

手の込んだ伏線の張り方をしなくても、心理描写の見せ方だけで読者の印象を操作する──。かなりの高等テクニックでしたね。

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バクマン。 #111-3 「口出しと信頼」 余計なものと白紙のページ

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

Blank Sheet of Paper
(無限の可能性を秘めた──白い紙)

今回は、平丸の天才ぶりが見られました。

平丸は、何も努力をしなくても、面白いマンガを描ける。そして、それを当然のことと思っています。彼ほどマンガの才能に恵まれているのに、そのことに感謝しないマンガ家も、ほかにいないでしょう。

たとえば『ドラゴンボール』では、「最初から強かったキャラクタ」には出生の秘密がつきものでした。じつは戦闘民族の生まれだったり、どこかの王族だったり。

もしかしたら、平丸の親は天才マンガ家なのでは?

吉田:
オメーは自分の 家族の事なんて 知らねえ筈だ まだ 何もな
平丸:
どういう────… …意味だよ…?

(最近の『BLEACH』ネタ。どうでもいいけれど、意味だよ…? って口調は萌えキャラみたいだぞ、一護)

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バクマン。 #111-2 「口出しと信頼」 1 人で暴走と 2 人が別行動

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

Charging Bull
(暴走か!? ──それとも、モー走か)

最近は、サイコーとカヤが急接近です。

2 人きりで仕事場にいるサイコーとカヤの姿は、かなり親密そうに見えて、なんだかドキドキしてしまう。

「少年マンガだから『あやまち』はない」と油断しがちですけれど──、『DEATH NOTE』で「あやまちだらけ」の夜神月を描いた作者ですからねっ!

何かあっても、おかしくはない(ことはない)。

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バクマン。 #111-1 「口出しと信頼」 後釜と文章力

『バクマン。』 111 ページ 「口出しと信頼」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 52 号)

日本立體橡皮(釜飯)
(「鳥」も「釜」も──おいしい印象しかない)

今週号も『バクマン。』は面白かった!

何度も書き続けていますが、大場つぐみ先生は「印象のコントロール」が上手です。同じキャラクタでも、場合によっては印象が大きく変わる。現実世界でも、そうそう同じ印象の人はいません。それでいて、各キャラにはブレない芯が通っています。

──まぁ、「氷の仮面をかぶった蒼樹」や「暗黒面に墜ちた白鳥」・「きれいな中♯」といった変わりすぎの例外もありますけれど……。

今週号のラストで、印象の変化をお楽しみください。

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バクマン。 #110-4 「一緒と別々」 真城の妨害と夫婦喧嘩

『バクマン。』 110 ページ 「一緒と別々」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 51 号)

Moki Guarding Her Food
(犬も食わない──いや、今は食べられない)

今回出てきた、何考えてるの 秋人さんというカヤのモノローグで、過去を思い出しました。中# さん(誰?)が新妻エイジのアシスタントをしながら、蒼樹紅の住むマンション近くの公園で原稿を描いていた場面です。

福田の「何 考えてんだ」という言葉を受けて、すぐさま「きっと マンガのこと です」と返す。これは なかなか出てこない。

もしも、中井を動かしている原動力が恋心だけだったら、エイジは彼を無視するだろう。もちろん、恋愛感情もあるはずだ。しかし、蒼樹と一緒に より良いマンガを描きたい、という中井の思いのみをエイジは見ている。

バクマン。 #38-2 「窓と雪」 福田の心配とエイジの一言 : 亜細亜ノ蛾

エイジはいつも、真実を見通してきました。マンガのことだけではなく、人間関係を見抜いたりもする。

今の混沌とした状況──サイコー・シュージン・カヤ・白鳥の様子をエイジが見たら、何と言うのでしょうかね。カヤ以外には「マンガを描け」と言うのかな。それとも──。

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バクマン。 #110-3 「一緒と別々」 時間の無駄と瀬戸際

『バクマン。』 110 ページ 「一緒と別々」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 51 号)

Day 021/365 - These Gifts
(白ウサギも──時間に追われている)

『バクマン。』には、女性キャラが少ないです。

しかも、亜豆は一段と登場の機会が減ったし、蒼樹もダージリンを飲んでばかりいるし(?)、岩瀬は港浦に怒ってばかり(『さよなら絶望先生』の新井先生と臼井みたい?)。

最近は、カヤがひとりで女性成分を引き受けています。ウソ みたいだろ。人妻なんだぜ。それで…(『タッチ』ネタ)。

──あ、そうそう、いい機会だから書いておくと、『タッチ』(原作)の名ゼリフは、下記の通りです。

きれいな顔 してるだろ。 ウソ みたいだろ。 死んでるんだぜ。 それで…

このセリフを「死んでるんだぜ。それ…」と書いている人がウェブに多くて、腹が立つ!

「そんなにきれいな顔をしているのに、死んでいるなんて信じられない」と達也は言いたかった。「それ…」だと和也をモノ扱いじゃないかッ!

一文字の有無が大違いなので、引用は正確にしてほしいものです(アニメしか観ていないのかも)。

参考にならない参考例: タッチの和也の死のシーンの名台詞 | OKWave

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