モニカ・ベルッチ一覧

シューテム・アップ – 鉄の人参と石の心臓を持つ男

『シューテム・アップ』 (Shoot 'Em Up)

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(思わず口が曲がる──硬さ)

お下品でスカッとするアクション映画です!

『シューテム・アップ』は、同じくクライヴ・オーウェン主演の『シン・シティ』とフンイキが似ている。どちらも「教育上よろしくない」場面が多いです。本作品は R-15+ではないけれども、子どもには見せないほうが良いでしょう。

『シン・シティ』 豪華な監督と出演者たち : 亜細亜ノ蛾

クライヴ・オーウェンは、汚れ役を演じると「(泥)水を得た魚」のようにイキイキとしますね。しかも知的に見えるところが高得点です。『インサイド・マン』でも彼は格好良かった!

インサイド・マン – 銀行強盗が狙う「光るもの」は必ずしも金ならず : 亜細亜ノ蛾

頭を空っぽにして、「クライヴ・オーウェン、かっけェー!」「モニカ・ベルッチ、キレー!」というだけでも楽しめる映画です。しかし、意外とストーリィを複雑にひねっている。監督・兼・脚本のマイケル・デイヴィスが、話を作っている間に愛着が湧いてきたのでしょうね。

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『ブラザーズ・グリム』 テリー・ギリアムにしてはおとなしめ

『ブラザーズ・グリム』

ブラザーズ・グリム – Wikipedia

ブラザーズ・グリム – allcinema

どんな話?

グリム兄弟が、じつはペテン師だったら? というワン・アイデアで作られたような作品。

舞台となる 18 世紀のドイツは、魔法や魔物、魔女のたぐいはすで迷信として、都会では信じられていない。しかし、田舎の村ではまだ魔物の存在が信じられているので、グリム兄弟が「魔物退治」を法外な値段で買って出る、というアイデアが面白い。

後半に、本物の魔物達が棲む森が登場。ひょんなことからグリム兄弟が、この森に消えた少女達を助けることになります。

はたして、少女達が消えた原因は?

エンディングに期待

なにしろ監督は『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム。

そして重要な「鏡の女王」役が『アレックス』のモニカ・ベルッチ。

『アレックス』 悪意と悪趣味の固まりのような超暴力映画 : 亜細亜ノ蛾

そして、そもそも『グリム童話』といえば、最近は「本当は恐ろしい」という枕詞で語られることが多くなってきました。

それなら、どんな悲惨な、後味の悪い、目を覆いたくなるようなエンディングが待っているのか──、と wktk、もといガクブルしながら見ました。

──と思ったら、意外にも(?)ハッピィ・エンディングで少々拍子抜けしました。まぁ、細部に目をこらすと、けっこう脇役はスパスパ死んでますが。

タイトルに不満

お箸の国、ゲームの国、ニッポンでは『(スーパー)グリムブラザーズ』でよくね?

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『アレックス』 悪意と悪趣味の固まりのような超暴力映画

『アレックス』

[これはひどい]

ただただ不快で、もう、速攻で記憶を封印したくなる映画。こんな映画は久しぶりだ!

──と、むかつきながらベッドで寝ようとするのだが、眠れない。何度も、いろいろなシーンを思い出す。何度も、始めから終わりまで(終わりから始めまで?)反芻する──。

そのうちに、「ひょっとすると素晴らしい作品なのかもしれない」と思うようになった(寝不足で壊れたのかもしれない)。

──そんな作品って、ない?

映画でもマンガでも、始めは つまらないと思っていた作品に、気がつくと のめり込んでいる。そして、いつの間にか お気に入りだ。

『アレックス』は、始まった瞬間から観客を選ぶ作品だと思うので、「後からじわじわ好きになる」人は少ないと思うけれど、自分はハマった。ギャスパー・ノエ監督作品、また見ようかな。

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