十角館の殺人
ミステリィ初心者にオススメの一冊です! トリックがじつにミステリィらしく、そして「“たった一行”が世界を変える」ミステリィの醍醐味(だいごみ)が味わえます。
もちろん、根っからのミステリィファンなら必読ですね。「新本格派ムーブメント」の始まりとされ、しかも 20 年も前の作品なので、読んだ方も多いでしょう。
綾辻行人氏のデビュー作である本作は、2007 年の 10 月に新装改訂版が出版されました。一作目ということで、自分が書きたい物をすべて書いた、という勢いが伝わってきます。
昔の海外作品を和訳したような文体と、登場人物のニックネームが大御所ミステリィ作家という遊び心で、古典を読んでいるような楽しさです。
新装改訂版「あの一行」が効果的に配置され、心の底から驚きました。初めて読んだ人は、「──え、なんで !?」と驚くこと請け合いです。

