ウェブログとは何か
ウェブログそのものについての考察は、とっくに語り尽くされた。そう思っていたし、自分の中でも「漠然としながらも揺るぎない存在」になっている。──人生とか自分・世界・猫のかわいさと同じで、わざわざ定義したり他人に説明したりしなくても(できなくても)、「そういうものが在る」と胸を張って言える存在だ。
しかし、明確にウェブログを定義した記事を見た。一文を引用しよう。
ユーザにとってウェブログはハイパーテキストアプリケーションの一種だ。
「ハイパーテキストアプリケーション」とは何だろう?
World Wide Webはハイパーテキストという概念を応用した「ハイパーテキストアプリケーション」で、ブラウザはハイパーテキストアプリケーションのビューワー。当然ウェブログもハイパーテキストアプリケーション。
「これだ!」と膝を打ちたくなった。ウェブログというものをこれほど分かりやすく示した言葉はない──とは言い難いが、自分にはしっくり来た。
さて、ウェブログがハイパーテキストの応用
ならば、目指すべきデザインというのも見えてくる。不要な装飾は削ぎ落とすべきだ。どこまでをブラウザの機能に任せ、どこからがデザインの腕の見せ所か──。じっくり考えると、使いやすく見やすいウェブログができそうだ。