『バクマン。』 30 ページ 「団結と決裂」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 17 号)
「マンガ家目指してんなら 新聞くらい目を通せよ!
」という福田の言葉が心にひびいた。マンガ家の志望者は、とくにドッキリしただろう。
しかし、字面どおりに新聞を読み始めることは感心できない。なぜか?
最近では「空気を読む」という言葉を、「人の顔色をうかがって、おかしな言動を取らないように気をつける」といった意味あいで使うことが多い。それこそ、空気が読めていない。
自分の好きな言葉に「一葉落ちて天下の秋を知る」がある。1 枚の葉が落ちただけで秋のおとずれを感じる──というのは気が早すぎるが、それぐらい先を察知する・気を配る態度こそが、空気を読むということだ。
葉が落ちるのを見て「葉っぱが落ちたなー」とだけ思ったり、「新聞を読め」と言われて急に新聞を読み出すのは、素直でほほえましい。しかし、マンガ家を目指すものとしては鈍感すぎる。
福田が言いたいのは、「マンガ家を目指すなら世の中の動きに敏感になっておけ」ということだ。新聞だけではなく、インターネットや映画・小説──もちろん、マンガも読んで何でも吸収しろ、と言いたかったのだと思う。
──などと書いている自分は、「WBC で日本が韓国に勝って優勝した!」と聞いて、「──ふーん、アジア大会で優勝したのか。世界大会は、まだなの?」と思った情報弱者である……(球技は苦手なので興味なし)。










