『新世紀エヴァンゲリオン Volume 11』

ということで(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 序』に向けてエヴァ情報 : 亜細亜ノ蛾 参照)、エヴァンゲリオンのコミックを買ってきました。

コミック 11 巻の内容はアニメの「第弐拾四話: 最後のシ者」の後半と、劇場版「Air」の冒頭あたり。サブタイトルは「手のひらの記憶」。第弐拾四話をご存じの方なら、なんとなく意味するところはわかるかと思います。

カヲルとシンジ

コミック版とアニメ版で大きく違うのが、カヲルとシンジの距離感です。

カヲルとシンジといえば──初対面で「歌はいいね」と意味不明なことをのたまうカヲルに対して、なぜか赤面で受け答えをするシンジ。その後も怪しげな描写が続き──当時のヲタク少女達を完全にノックアウトしたのでした(当時は「腐女子」などという言葉はなかった)。

その頃、何かを受信した asiamoth 青年は、野火ノビタ(榎本ナリコ)さんのエヴァ同人誌(801 含む)を買いあさるのでした……。その話は、またいつか。あ、念のため自己フォローで書いておくと、自分は男で、野火さん以外のヤヲイ本は受け付けませんでした。

榎本ナリコ - Wikipedia

──と、そんな(どんな?)カヲルとシンジの関係を、貞本エヴァは大幅に変更!

カヲルは饒舌で憎たらしくなり、シンジはカヲルを完全に拒絶。──ええー! これでは「あの」クライマックスが有り得なくなるのでは? と心配しながらページをめくると──。あとは、ぜひ本編でどうぞ。

アスカの病室のアレ

劇場版エヴァでいきなり出てきた、アレ。シンジが発作的にやったように見せかけて、ちゃっかり出入り口のドアをロックしていることに注目(DVD を見直してみよう)のシーン。映画館が一気に「シーン」でしたね……。ポップコーンとコーラとヤジ飛ばしが定番、という映画鑑賞スタイルの国に生まれなくて良かった、と強く思いました。

コミック版ではどうなったかというと──どのみち哀れなアスカでした……。

古びない画風

新世紀エヴァンゲリオン - Wikipediaによると、マンガがスタートしたのは 1995年。それ以降、「貞本絵」に影響を受けたマンガ・イラストを多く見てきました。いまだに「貞本絵」がトップ、とは言いませんが、まるで古びていないのが凄い。

試しに、1993 年初版の画集、『ALPHA』を引っ張り出しましたが、画風はこの頃からあまり変わっていません。カラーが「アナログ寄りのデジタル彩色」になったくらい。──真の才能は古臭くならない、ということですね。

あ、そうそう、貞本さんの画風でどうしても気になることがあって──。それは「ひじが直線的」なのはどうしてだろう、と。たまに綾波レイのひじが「三角定規の角」みたいになっていたり。まぁ、そんなことくらいで貞本さんを批評するつもりもなく、密かに「ひょっとしたら指摘したのは自分だけかもしれない」とニヤニヤし続けて早十年以上。

ああ、拾年後も自分は「エヴァ面白!」と言っているんだろうなぁ……。

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