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『バクマン。』 140 ページ 「限界と火の鳥」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 32 号)

The X-Men
(世界を獲るために──乗り越えるべき相手)

エイジはバトルマンガで世界一を目指すようです。ここまでの展開は、前回の予想と一致していました。

バクマン。 #139-4 「最終話とコメント」 切磋琢磨と 1 番のマンガ : 亜細亜ノ蛾

たとえば、海賊の被害を受けている国で『ONE PIECE』ってウケるのかな──と思ってしまいます。ニンジャによく襲われる国で『NARUTO』とか(どこだよ)。

「世界を救うために戦う」というマンガなら、世界中で受け入れられそうです。特定の国や自国を嫌う人は多くても、地球まで憎む人は いないでしょう。いるなら、出てけ。

本気で 言ってん のか !?

雄二郎が驚いています。自分の担当している作家が世界一のマンガを目指していると言いだしたら、それはビックリするでしょうね。

しかし、雄二郎が衝撃を受けたのは、実現できる可能性を感じたからです。新妻エイジ以外の作家が同じことを言っても、「ふーん」で終わる。


世に出たマンガで 1 番という言葉が、何度も繰り返されています。ここが気になりました。なぜ、過去形なのだろう? 新妻エイジが次回作を描くのは、未来なのに……。

ただ、そのあとの展開を見ると、単純に「世間に向けて公開された」という意味だけのようです。『CROW』の終了を宣言する前の「なぜエイジは 1 位を取り続けたのか」みたいに、トリックが仕込まれているのかと思った。

もしかして、エイジの「おじさん」にマンガの天才がいて、身内にだけ作品を見せていた──という展開があったら面白い。


信用できない編集者について、エイジが語っています。ここが興味深かった。初期の山久と組んでいたら、「僕となら世界一になれますよ! 絶対です!」などと言いそう。エイジは、絶対に心を開かなかったでしょうね。

チャランポランなアフロが担当者で、良かった。

力を貸してくれたら 嬉しい──と雄二郎に頼んでいるエイジは、ものすごく珍しい。彼が誰かに頼るなんて、アシスタントに真城・福田・中井がいたころ以来です。あの時の 3 人は心強かったけれど、雄二郎は何の力になれるのだろう……?

ああ それは 間違いない

このページを見た瞬間、「事後」という単語が頭に浮かびました──という人は、ちょっと「純真だったころの自分」を思いだしたほうが良い。それはさておき──。

上では予想が当たったと書いたけれど、自分はアマノジャクだから、なんだか外れた気分になっている。順当すぎるのです。

亜城木夢叶の仕事場で挙がった「すごいマンガ」は、ずっと先の世代まで読まれるような名作でした。自分は、『ドラゴンボール』もその中に入ると思いますが、やっぱり、「子ども向けの暴力的なマンガ」だと切り捨てる人も多いですよね。

バトルマンガは「世界一売れるマンガ」には なり得るけれど、それが「世界一のマンガ」と本当に言えるのか──。この疑問は、消えないと思う。


これらを踏まえて──、大好きなマンガを描くことだけで満足していたエイジが、急に壮大すぎる夢へ向かっていったから、大失敗するのでは?

たとえば、「全宇宙の星たちが とつぜん意識を持ち、地球に攻め込んでくる。立ち向かうのは青森県の少年」というムチャすぎる設定だったり、「元素記号そのものが化学反応を起こしながら戦う」みたいに意味不明だったり。

良い経験として、スランプや失敗をするエイジも見てみたい。──調べてみたら、同じことを過去に何度も書いてますけどね。恋愛マンガの読み切りで失敗して、そうとう悔しがっていたエイジだから、連載だと耐えきれないかも。

世界にどんどん

港浦の無双っぷりは続いている──。今回の彼が許せないのは、その無神経ぶりだけではなく、編集者としての仕事を何もしていないところです。

打合せで ほかの作家の話をして盛り上がるのは、よくあることでしょう。亜城木と服部もよく語り合っている。あまりビジネスライクになりすぎても、作家との関係が悪くなります。

ただ、打合せの準備をまったく していないのは、社会人として問題がありすぎる。しかもまたと岩瀬に思われているから、港浦は毎回こうなのでしょう。

港浦の仕事は、シロートでもできるネームの批判と、原稿を取りに来るだけなのか。これで給料がもらえるなら、イイ商売だよなぁ……。

ついでに言うと、店員などの第三者から港浦を見れば、「ものすごい美人のカノジョを連れたカレシ」に見えるところが、最大限に憎たらしい。──自分が港浦に腹を立てている原因の 98 割は、これだったりして。

これだけ港浦の「ダメ編集」っぷりを描かれると、中井巧朗のように V 字復帰がありそうな気がします。でも、中井巧朗は元もと一流のアシスタントだったけれど、「元気なこと」しか港浦には取りえがないような……。しかも空元気だし。

直接新妻さんに

気分が暗く黒く沈んでいく岩瀬は、ある意味では魅力的だけれど──、早く立ち直って欲しいです。なにしろ、あんな港浦に対してまで、「構って欲しい」オーラをを出している。それが何よりも悲しかった。

岩瀬は、ふんぞり返っているくらいが ちょうど良い。


コンピュータで原稿を書きながら、原稿用紙を握りつぶすのには、違和感を覚えました。プリンタで出力した原稿──というわけでも なさそうだし。

たぶん、「作家がスランプになる = 原稿グシャ!」という記号的な演出でしょうね。遠い未来(近い将来?)では、「紙をムダにするなんて もったいない!」と読者からクレームが来そう。

ガキの使いやあらへんで』で大昔やっていたネタに、「自宅の電話機だと怒った時に『ガシャーン!』と受話器を叩きつけられるのに、携帯電話だとキレても『──ピッ』とボタンを押すだけで情けない」という話がありました。パソコンも、殴れないよなぁ。

G-SHOCK のように頑丈なコンピュータを作って、「ストレス解消にピッタリです!」と売り出したら、大ヒットするかもしれませんね。


編集部では一騒動が起きている。そりゃ、読者から問い合わせが殺到するよなぁ……。現実世界で たとえると、何の予告もなしに『ONE PIECE』が次回で終わるようなものです。

ちなみに──、次回の『ONE PIECE』は、作者急病のため休載いたしますとのこと……。マンガ家たるもの、急病もスケジュールどおりでなければならないのです!

冨樫先生:
「そのとおり!」

「CROW」 終わっちゃった な

子どもはいつも、残酷です。まさか、となりを歩いているキレイなお姉さんが、その『ダメナチュラル』の作者だとは、おガキ様も思わなかったでしょう。

匿名の掲示板で『+NATURAL』の批評(という名の悪口)を読んだら、確実に岩瀬は立ち直れないだろうな……。


シュージンの携帯電話の番号を、いつ岩瀬は聞いたのだろう? 中学生時代は ほとんど握手だけで終わったし、大学の時は「動物園デート」くらいでした。新年会でも結婚式でも、2 人は あまり話をしていません。

また、コンピュータでの原稿作成やスマートフォンなど、岩瀬には「シュージンと おそろい(はぁと)」が妙に多い。ペンネーム(名愛子)まで、一字 借りている。これは もしかして──。

シュージン:
「いたんですか」
岩瀬:
「ええ ずっと」

参考: 常月まとい - 久米田康治ワールド Wikiサイト

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