『バクマン。』 169 ページ 「声と反響」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 14 号)

party in the sky 「初めて」は天にも昇る気持ち──と即答できる?

さて、運命の回が やってきました……。

今回の亜豆が着ている洋服は、AKB48 などのアイドルがテレビやライブで歌い踊る時の衣装みたいでした。ラジオでは視聴者に姿が見られないから、そんなにキチンとしなくても──と思ったけれど、「出待ち」もいるからでしょうか。

いや、このラジオ放送は亜豆にとって戦いです。つまり この衣装は「戦闘服」であり、収録室は「戦闘機のコックピット」だ。

──そう考えると亜豆は、モラード・カーバイトのファティマ処女作である「エスト」みたいに見えました(さりげなく今回 最大のキーワードを回収!)。

繋いでください

上で書いたことは冗談半分ですが、半分は本気です。前から亜豆は「人間っぽくない」と思っていました。

Wikipedia でファティマの説明にあった「有機的人造人間」という呼び方が、最近の亜豆に しっくりと合う。たよりないけれど「騎士」(サイコー)と一緒に戦うところも、ファティマに似ています。

──ファティマに似ていると名前を挙げたのは、じつは亜豆の母親・美雪が最初ですけどね。母と娘 3 人そろって父親の「作品」だった──という超展開来るか!?(来ない)

バクマン。 #40-2 「海と浮き沈み」 声優を目指す理由と涙のワケ | 亜細亜ノ蛾


ここで 逃げたく ありません」と言い張る亜豆は、あまりにも芯が強すぎる。──強いけれど もろい金属のような輝きです。

そこまでして亜豆が誠意を見せたい対象は、けっして世間一般の野次馬たちでは ありません。彼女は「ちゃんと ファンの声と 向き合いたい」と語っています。

いまから受け取る電話も、ファンから──あるいは「元・ファン」からだと亜豆は信じていたに違いない。人を信じることは良いけれど……。

リスナーの 皆さんから

関係者と話している右ページとは大違いで、亜豆は柔らかい表情で視聴者に語りかけています。今回の騒動が起こる前にも、こうやってファンと向き合ってきたのでしょう。

匿名希望」の会社員との会話も、いつものファンとの交流みたいに話し始めました。彼を通して視聴者に自分の気持ちを伝えられるのではないか──と期待していた可能性が高い。

それだけに──、視聴者から叫ばれた時の亜豆は、ものすごくショックを受けています……。普段は「亜豆の頭がプラスチック・スタイル」などと面白がっている自分も、この場面の彼女は本当に かわいそうだった。

この会社員にしてみたら亜豆に「裏切られた」のだろうけれど、こんな形でしか仕返しが出来ないとは情けない! 年齢も職業も違うけれど、これが石沢だったら面白かったかも。

だから 言っただろ

無差別に視聴者の声を聞いたら どうなるか──、先ほどの電話 1 本だけで十分に理解できたはずです。声優プロダクションの社長だけではなく、ラジオのスタッフも電話の受け付けをやめる気だったかもしれない。

それなのに亜豆は、わざわざ「今の方の ように」と前置きをして「本当の 気持ちを 聞かせて ください」と呼びかけている。「なんで あんなに 強いんですかね」と言いたくなりますね!

今までにも つらいことが何度もあったと思うけれど、体が震えるほど おびえるなんて、亜豆には初めてなのでは? よく放送を続けられるよな……。いつもサイコーが彼女の心に居るから心強いのでしょう。

それにしても──、初回から最悪の電話を引き当てるなんて、どんだけ人を見る目も運もないスタッフなんだよ! しかし、ここで電話を止めていたら、もっと最悪でしたね。

感動してるの 伝わってくるので

とうとう今回の「影の主役」とも言えるサラさんの登場です! 彼女の名前は『バクマン。』の歴史に深々と刻み込まれました。

素人にしてはハキハキと聞いているけれど、サラは友だちと電話をしている感覚なのでしょうか。女子学生なら本当に こんな質問をしそうですね。

ただ、「北見リリカ悪女説」が捨てられない自分には、もしもサラの正体がリリカだったら最高に楽しかった! あるいは、北見の妹や友だちに頼んで質問させていたりして。

あの「ごめんなさい」で消えるのは もったいない!

バクマン。 #167-2 「戯言と一言」 人気絶頂と原作通り | 亜細亜ノ蛾

親友って あたしよね

ラジオ越しに亜豆から親友と呼ばれて、カヤが素直に喜んでいます。つい先ほどは 2 人とも気分が沈んでいたから、なごやかな空気にホッとしました。その空気を生み出しているのは、亜豆の言葉です。

さすが、「声のプロ」である亜豆ですね!

サラの質問も良かった。1 人目のアホ会社員と違って、自分だけではなく視聴者の全員が知りたいことを的確に聞いている。いいコだな──と思っていたら……。


ついに確信を突きすぎた質問が来ました!

ものすごい引力を秘めた問いかけですが──、「その言葉」はコミックスの 1 巻で すでに登場しています。いまさら驚くことでは ない。──そうか、『バクマン。』の「。」は伏せ字だったのか……(?)。

バクマン。 #5 「時と鍵」 もうひとりの天才と『男の条件』 | 亜細亜ノ蛾

これが男性ファンからの電話であれば、「ふぇぇ…… おぬしたち 気持ち悪すぎでござるよぉ……」となるところでした。あぶない あぶない。

サラは女の子だったから許せる──というか、人生の先輩へ真面目な質問をしただけ かもしれませんね。マンガや小説のなかではなく、この世に純愛が生き残っているなんて、彼女は考えもしなかった。

でも おそらく、「ある方面」においては、サラさんのほうが何倍も「先輩」なのだろうなぁ……(ごくり……)。先輩の指導を受ける亜豆──は、夏の祭典に期待しよう。

匿名掲示板のネタバレスレに このページの画像が上がっていて、「おまいら」次々に引っかかっていました。まさか女性からの質問とは知らずに「処■厨の声豚キメー!」とか言ってる。ブーメランすなぁ。

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