『バクマン。』 175 ページ 「発売日と前夜」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 20 号)

sposini da torta nuziale 心からの祝福を──贈りたい

いつもは服部がコミックスの部数を教えてくれるから、「発行御案内」は初めて見ました(なんて書くと「○○話で出てるぞ!」とツッコミが入りそう)。

これは単純に部数を知らせるだけではなく、よく見ると「印税内容」の明細書ですね。

さっそく電卓の用意です!

コミックス 1 巻分が 420 円(税抜き 400 円)で今回は 2 巻分、そこに部数をかけて、一般的に印税は 1 割だと言われているから──(カチャカチャカチャ… ッターン!)オウ、アメイジング! な金額になりますね。

そりゃ、家が建つわー。

8 月に出る 5 巻・6 巻も

もともと「お金持ちになりたい」という理由でマンガ家を目指したシュージン(※)にしては、印税の通知を見ても そんなに喜んでいません。何だったら不満を漏らしている。(※: このネタを引っ張りすぎだね!)

もっと不可解なのはサイコーの態度で、「もう「ZOMBIE☆GUN」に こだわらなくてもいいんじゃ?」なんて言っています。

──えー!? それを言い出したら、今までの「打倒 新妻エイジ!」とムリをしてきた日々は何だったのか……。エイジからしたら「もうアタシのことは飽きちゃったの?」状態ですよ(エイジは そんなこと言わない)。

なんだか『さよなら絶望先生』に出てきた「敗者の上から目線」ネタを思い出しました。「へー、『ZOMBIE』は 120 万部ですか えらいねー」とか思っていそう。

何もかも冷め切っていた初期のサイコー(※)にまた逆戻りしたのか──というわけではなく、サイコーにはビッグ・イベントが控えているから、それどころではないのでしょう。(※: しつこいね!)

連載終了 したので

『REVERSI』の終了に会わせて編集長が直々に あいさつをしに来る(つもりだった)なんて、さすが「ジャンプ」のアンケートで何度も 1 位を取ってきた看板作品です。

昔から瓶子は「亜城木派」ですからね。編集長になった今、ようやく自分の念願が叶った──と思っているのかも しれません。立場上、普段は中立を守っている瓶子ですが、一度ちゃんと亜城木を応援したかったのかな。

シュージンには「オレは大先生」みたいな うぬぼれた気持ちはないから、自分から編集部へ行くという。

何度も問題を起こして訪れた場所だから、もう慣れたものですね! ──じゃなくて、いつまでも初心を忘れない すがすがしさを感じました(台なし)。

売り切れました

書店から注文が殺到して事前重版が発生した上に、即日完売状態で さらに重版されました。そもそも 1-4 巻も品切れしているのに、なぜ今まで重版されていなかったんだろう。

これは「ジャンプ」販売部の読みが甘すぎたのでは?

──あ、違うか。5-6 巻の発売前に最終話を読んだ人が全巻を集めたのでしょうね。そして相乗効果で 5-6 巻も売れた。もし そうだとしたら、作家や編集者としては理想的な売れ方です。

これが「アニメが始まったから買うか」という部数の伸び方だったら、素直に喜べなかったかも。「アニメ効果で売れて欲しい」なんて、亜城木は最初から考えていない。

20 万部重版!

シュージンと一緒に喜んでいるカヤさんは、ぜひともアニメーションで見てみたい! きっと──よく動くのだろうなぁ……(ごくり……)。ハート・マークの位置がちょっと高めで なんとも悩ましい。

サイコー
「そんなこと 考えてたのか …………」

ちょっと疑問なのは、いまだに『ZOMBIE☆GUN』発行部数は 1 巻目の 120 万部が最高だったのか──という点です。

世界一を目指したエイジの読みもまた、「チョコレートの練乳がけ、追いハチミツを忘れずに」みたいな甘々だったのか。

すげープレゼント したいと思って

シュージンからは「ジャンプ」で 1 番の作家を、カヤからは新婚生活を始める新居を、それぞれ結婚祝いとしてサイコーに贈られました。

どちらも「一人の力では実現できない贈り物」で良いですね。自分だったらサイフの範囲内で決めてしまい、こぢんまりとした お祝いになっていました。

ただひたすらに がんばってきたサイコーは、ステキな贈り物の話を聞いて、言葉に詰まるほど とまどっています。なんだか その気持ちが良く分かりました。

ありがとう」という気持ちで満たされた状態ですね。

ここまでの軌跡が奇跡の連続で、本当に「有り難い」という言葉の意味を噛みしめている。そして その奇跡の何割かを支えた服部は、いつものように放置されているのであった──。

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