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SKET DANCEスケット・ダンス)』 第 29 巻 「バードマン」

Going Home なにもかも不思議な──黄金の体験

第 29 巻は、伝説の『SKET DANCE (27)』並に買いにくい表紙でした!
これほど本編の内容を表わした表紙は初めてですが、コミックス派の人は意味不明にもホドがあるでしょうね。
中身も初めての組み合わせや展開が多く、30 巻を手前にして まだまだ新鮮に楽しめました!
あと 971 巻くらいは続けて欲しい!

第 253 話 「グッド・ルッキング・センセーション」

おなじみ中馬先生の薬シリーズです!
チュウさんは、少なくとも大学の教授として世界の学会を相手に活躍できるはずなのに、なぜ高校教師に甘んじているのか──。
そこで ふと思った。スケット団たちが高校を卒業したあとは、引き抜かれたチュウさんと一緒に大学でスケット団を結成したら良いのでは? ──あ、それぞれ進学先が違うのか……。


面と向かってボッスンがヒメコに「かわいい」と初めて言った貴重な回です(たぶん)。
ドキドキしながら素直に「嬉しいわ ありがとう!」と返すヒメコがプリティすぎる! ここはギャグで流す場面だけれど、ヒメコは本当に心から うれしかったに違いない。

普段から お坊さんのように女子関係では無欲な「坊スン」が、ついに「仏スン」と化す展開が最高でした! DVD には まだ音声が入ってないはずなのに、藤崎の声が聞こえたこともツボです!
セルフ ライナー ノーツ」によると勢いのままにネームを描いたそうで、今回は大正解でしたね!


KAIMEI5」(カイメイ ファイブ)こと開盟イケメン 五人衆が集合する場面で、ごく自然に笛吹 和義が溶け込んでいて、「さすがスイッチ!」と感心しました。
前回までのアレは なんだったのか──。


5 人のなかでも椿 佐介は藤崎とキリに関わりがあって、「そういうの」が好きな女子からは格好の燃料に されているはずです(どういうの?)。
逆に「エニグマン」こと大門 明智は、クエッチョン以外の人物との結びつきが弱く、普段は登場の機会が少ない。それだけに、純粋なイケメン・キャラとして人気がありそう。


ただ楽しいだけの回ではなく、急にイケメン集団に放り込まれた藤崎 佑助の苦悩が表現されていました。(すっかり忘れ去られた)ホウスケの隣で「テンパった自分の姿」を想像して落ち込むボッスンが悲しい──。

中学生のころ、クラスでも 1 番人気の男子と自分は親友で、いつも くっついていました。お互いのギャグが以心伝心で楽しい。──けれど、クラスの女子にとってはジャマだっただろうなぁ、自分が……。
そんなことを思い出し、絶望。

第 254 話 「ハリウッド・ムービー・スターダスト」

またメンドクサイ人物がキタ!
ハリー」こと針生・ドウェイガー先生は、ここがアメリカだったら間違いなく銃で【自主規制】されている(微妙に時事ネタ?)し、教師じゃなかったら 0.2 秒で逮捕でしょう。

早乙女 浪漫も、ハリーと同じでボケ倒すキャラだけれど、彼女の場合は話が ふくらませやすい。
ところが山野辺先生や J ソン先生・ハリー先生みたいに、「1 話まるごとネタを持っていくタイプ」の教師は、ネタが転がしにくいのでは?
ところが作者の あとがきを読むと、またハリーを登場させる気満々ですね。では次は、海外ドラマの『デクスター』を元にして 1 話をお願いします!(絶対無理)
または、エリカ先生を上手に料理すれば(ごくり……)おもしろい話に なりそう。

デクスター ~警察官は殺人鬼 シーズン 1 - 太陽が照れば血も輝く | 亜細亜ノ蛾


SKET DANCEの登場人物 - Wikipedia」を見ても分かるように、開盟学園高等学校には生徒に危害を加える教師が多い
チュウさんはギャグで済むけれど(済むの!?)、本当に犯罪者スレスレの教師が何人も登場してきました。──現実味がある点は皮肉ですね……。
このブログで何度も書いているように性的な犯罪行為も多いし、開盟学園は「ジャンプ」史上でも最悪に近い荒れ果てた高校でしょう。

第 255 話 「黄金を纏って翔べ」

誕生日を祝ってもらいたガールな鬼塚 一愛さんです!
冒頭でソワ ソワ x 256 なヒメコが かわいらしかった。『スケダン』に詳しくない人が見たら、「カレシから祝って欲しいカノジョの乙女心」に見えてしまいそう。
実際には誕生日やクリスマスに はしゃぐような「子ども心」に近い点が、逆にキュートです。前巻のスイッチの過去編で涙を流していた彼女の姿を見ているから、よけいに かわいさが印象に残る。


久しぶりに登場した結城 澪呼の「怖がり設定」を生かし、あの八木ちゃんまで「宇宙人の認定人」に使う見事な展開でした! まさかのロン毛コンビを結成して、ふたりして宇宙人を信じていている様子が楽しい。
とくに澪呼が「やめて! 私に乱暴する気でしょう? エ■同人みたいに!」な逃げ方が良かった。そうそう、こういう状況だったら まっ先に逃げるべきだよなぁ……(逃げないから■ロ同人なのであ~る)。


最後は現役の女子高校生の前で半裸に近い姿になり、女生徒の手粘液状の物ブッカケる……だと……!? 『スケダン』先輩は どこまでもチャレンジャやなぁ!
高校で全身タイツって、かりに今回のような間違いが無くても、絶対に避けるべき奇行なのでは!? ──でも、ボッスンだと分かったら、みんなも「ああ……」と納得するかな(悲しい認識のされ方)。

第 256 話 「兄・妹」

藤崎 瑠海の妹らしさが素晴らしい話でした!

少年マンガでは、男女間は恋愛感情(というか性的な対象)しか描いていない場合が多い。ラブコメものでは意図的に描くことも多いけれど、作者に描く力量がないのでは──と思ってしまう。意外と「家族間の愛情」を描いた作品は少ない。
そして「妹」と言えば「金髪・ツインテール・ツンデレ」並にテンプレートどおりの人物ばかりです。

ところが今回は、「家族のなかの妹」を前面に出してして なごみました。恋愛の「フラグ」に持っていかなかった点も良い。

ボッスンは仲良くなったら誰とでも同じように接するけれど、やはり同じ家族として暮らす間柄は特別です。妹と弟思いの兄としてのボッスンが見られて良かった。

佐助も、自分とルミとの立ち位置を測りながら、ゆっくりと近づいていく。その慎重さゆえに、時には冷たく見える姿が彼らしかった。
さらに「お行儀の良さ」が出ていて ほほえましい。
自由放任主義な母親に育てられたルミは、「サスケ兄ちゃん」と行動を共にすると もっと上品さが身につきそう。その機会が今後は増えるでしょうね。

前門のルミ後門のキリ」状態で学園内を見回りする椿の姿が見てみたい!

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