HUNTER×HUNTER No.270『鱗粉乃愛泉』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 02 号)
ラストページに驚愕です。連載が再開されてから、最も怖ろしい、できれば見たくなかった「あること」が書かれています(まぁ、バレバレだけど)。
『鱗粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)』というタイトルから わかるように(え、忘れた?)、プフが久しぶりに登場します。
さて、あのプフの「微笑み」が なんだったのかが明かされるわけですが──。まったく予想できなかった、というか、微笑んだ理由がわかっても理解できない(笑)(なんでカッコ・笑いなのかは本編を見ればわかるかと)
イカルゴとキルアの「男の友情」な場面や、ゴンの表情など、見どころが多い回でした。次回が楽しみだなー(涙)(なんでカッコ・涙なのかは以下省略)
シャウアプフの狂気
プフの狂気っぷりが笑えます。──いや、笑ってはいけないような、せっぱ詰まった状況なのですが。
「驚愕のラストページ(の一番下)」の内容と共に、ネタとして使われる事が、簡単に推測できますね。(これからしばらくの間、このプフをコラージュしたマンガをネットで見ることになるんだろうな……)
しかしまぁ、無理矢理 プフの心境を考えると、確かに壊れたくもなるよなー、と。
プフにとっての「絶対的な王」が揺らぐことは、自身の存在理由が揺らぐことに繋がるわけです。護衛軍にとって、王に尽くすのは、人間の忠誠心 以上の物なんでしょうね。
モラウ対プフ
──という、プフの狂乱シーンは数秒のできごとだった、って無理ないかい? それなんて『東京大学物語』?
モラウ対プフ(なんか怪獣同士みたい)って、煙 対 鱗粉なわけで、相性がいい──の反対で、「(能力が)カブっとるがな!」という気がします。お互い、ソレだけじゃないと思いますが。
さらによく見たら、「白髪(金髪?)、白シャツ、黒パンツ(ズボン)」が おそろい──なのに、どこをどう見ても似ていないのが面白いです。キャラ的にも、どこもカブってないし。
さて、ここに来てようやく、プフの「鱗粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)」が発動!
初めてこの能力の名前が出たのが NO.260 で、その時の会話の流れから、てっきり「読心術」系の能力と思っていましたが、戦闘の場面で使うとは。うーん、どんな能力なのか……。
やっぱり、「オーラの色を見る」ことが できるのかな(笑)
イカルゴとキルア
この、二人の友情を描いた場面、熱いですねー!
それにしても、言葉足らずでわかりにくいと言えばわかりにくい。
自分なりに解釈したのが──。
以前、キルアはイカルゴに対して「友達(ダチ)同士なんだから助け合うのが当然」と言ったが、いまは作戦中。ここでは友情よりも任務遂行が優先される。
それなのに、思わずイカルゴを助け(てしまっ)たキルアの気持ちもわかるし、皆に対して済まなく思う気持ちもわかる。
その気持ちをくみ取ったイカルゴは、即座に「(今回のことは)『貸し』だぞ !!(いいから早く任務に戻れ)」と返した。
──ということですかね。
このシーン、言葉を尽くして説明すればするほど冷めるので、これくらい言葉少なめで伝わった、という描写の方が良いですね。
ものすごく引いた目線で見ると、イカルゴの決めゼリフの場面、ひどく滑稽な絵なんですが。でも、格好いい!
しかし、その後の「開き始めた扉」が怖い──。イカルゴ、この危機を切り抜けられるか?
ゴンの表情
集中状態にあるせいか、キルアの不在に気付いていない、ように見えるゴン。
そこで偶然にも、初めて王を見たゴンの表情が面白い。何を思って、王と二人の怪物を見つめていたのか──。
こういう、言葉に表すことが できないような感情を描くのが、本当に上手い! 答えは読者の中に、ということなのか、どのようにでも解釈できますね。
さて最後に、ネテロ会長はネフェルピトーの居場所をゴンに知らせたわけ ですが──。会長も、何を思ってピトーのことを教えたのか。
ゴンは瞬時に臨戦態勢に入ったようですが、いま、「見知らぬ少女(コムギ)を治療中のピトー」を見て、ゴンは どうするのか?
ピトーが「王からの頼み」を無視して、ゴンと戦うことはあり得ない。ゴンも、人間を治療しているピトーに手を出すわけがない。
すると──、ゴンとピトーが会話する、という状況になるのだろうか。突入前には、だれも予想できなかった展開が、もう一つ見られそうです。
──それを見られるのは、いつのことか……。
(「しばらくの間 休載」とのことです……)