『バクマン。』 50 ページ 「無茶と根性」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 39 号)
『けいおん!』の同人誌が話題になっています。この作品には詳しくないのですが、同人誌のほうはセンスがあるセリフですね。
けいおん! のとある同人誌が2ちゃんのあちこちで話題に:【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´)
これを見て、クラブ活動を描いた(おもに少年)マンガについて思ったことがあります。
「部活動で選んだスポーツや趣味を、一生やり続ける人は少ない」
──現実世界では当然の事実ですよね。自分も短距離走の選手だったのですが、いま 100m ダッシュなんて、ムリ。
ところが、なぜかマンガでは、バスケならバスケ・囲碁なら囲碁で、「一生、食っていく」主人公が望まれます。ただ楽しいだけの学生生活──を終えたあとは、マンガの世界では存在しない。
たとえば、桜木花道がトラックの運転手になっても、別にいいじゃん。部活だけが人生やないでェ。
そうして見ると、浦飯幽助がラーメン屋のオヤジになったのは面白い。まぁ、雪村家の定食屋を継ぐことになるんだろうなぁ(一生、ヨメの尻にしかれる)。
『バクマン。』は、初めからプロになること・一生マンガ家を続ける事を想定した話になっています。少年マンガでは、珍しいでしょうね。
退院 おめでとう !
夢に向かって真っすぐ突き進む人は素晴らしいです。近くに理解者がいれば、さらに良い。
サイコーもシュージンも、恋人に恵まれていますね。もしも 2 人が、性格の悪い彼女につかまってしまったら──。まぁ、アッサリと別れてマンガに専念したでしょうけど。
編集者たちの会話を聞いて、ますます相田が嫌いになりました。おそらく自分は何もしていないのに、雄二郎と吉田非難しています。自分も『ハイドア』の担当だというのに、この人は何を言っているんだろう。
サイコーの退院祝いに港浦が来る場面は、構図が絶妙です。男子は 3 人とも同じような格好なのに、それぞれのフンイキがよく出ている。サイコーとシュージンは、スタイルが良いですね。イマドキな感じ。
どう ですか? 編集長
全身に日の光を浴びているサイコーが印象的です。気持ちよさそう。
ここで、「久しぶりに外に出て──」と書こうとしたのですが、たぶん、入院中でも病院の外を歩くくらいは大丈夫だったのでしょう。港浦によれば、元気すぎるくらいだったし。そんな人間をベッドに縛り付けていたら、治る病状でも悪化する一方です。
ミホらしい
今週のよく分からなかった場面が、この「亜豆美保の消失」(小説のタイトルみたい)です。恥ずかしがり屋の亜豆らしさは出ているのですが、わざわざ描くエピソードでしょうか? 結果論ですが、このあと見吉と遊びに行くこともできたのに……。
シュージンが言う「元気であることを見せる」という言葉からは、編集長への抗議の意味を感じます。実際、半分くらいは その目的で編集部へ行くのでしょう。その証拠に、サイコーも港浦も、覚悟を決めた表情をしています。
サイコーが母親に詫びを入れるところは、いい感じですね。「1 ページ」のころと比べて、親子の関係が良くなっています。あのころの母親は、インスタントなのに人にラーメン 作らせておいて
などとサイコーに怒っていました……。いまよりも数倍若い感じですけどね(失礼)。
むしろ 良くなっています!
バン! と編集長に叩きつけた『疑探偵 TRAP』の原稿用紙が大迫力です。
「こんな作品を書きたいんです」という願望を出版社へ伝えにくる作家志望者が多いそうですが、「この本を出してください」と完成した原稿を持って来る人は あまりいない、と聞いたことがあります。やはり、「描けます! 大丈夫です!」と声を大にして叫ぶよりも、「描いた」という事実のほうが大事ですよね。
──が、個人的には脇にある『生たまご』のコミックスが気になったりして。
余裕があります
入院中に髪が伸びてオトナっぽくなったサイコーは、体重まで増えたようです。それなのに、全然モッサリしていない。わ、若さだなぁ……。
港浦は熱弁を振るっていますが、編集長は動じない。──おいおい、まさかこれだけ結果を出しても、「サイコーが高校を卒業まで『TRAP』は休載」が変わらないのか、と思ってしまいました。本当に、今回の一連のできごとで、編集長の考えがまったく分かりません。
それにしてもサイコーはスゴい! いつ掲載されるのかが分からないのに、12 週間も原稿を描き続けた。「努力」のひと言で片付けるのが ためらわれるくらいの根気です。──某・休載作家さんにも見習って欲しい……。
これだけの熱意を前にして、編集長は、どう出る?
