『バクマン。』 51 ページ 「再開と下位」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 40 号)
次の会話は、少年マンガの全読者と、すべての編集者に読んで欲しいです。
- 高木:
- 「バトルやって このマンガ 人気出ると 思う?」
- 真城:
- 「逆に下がりそうな 気もするけど」
ここでは「バトル」となっていますが、「安直な人気取り」と読み替えるのが正しい。
キャラに愛着
シュージンの心の迷いが、痛いほどに伝わってきます。テコ入れ──何らかの方向転換をしない限りは人気が出ないし、かといって安易にバトルは出したくない。
──と同情しかけたら、人気が出るならキャラ壊れても
バトルをやる意志はあるとのこと。なんのこっちゃ? そのあとに上に引用した会話に続いたので、どんなことをしても連載を続けるという、サイコーへの意思確認だったんでしょうね。
さて、シュージンが思いついた策とは?
もっとこうして欲しい
ファンレターを書いて送るのは、ごく一部分の読者だけです。これは、どんな雑誌でもウェブ上でも同じでしょう。しかし、そのアンケートだけが、少数の読者の意見だけが、ジャンプマンガの連載を決めているのです。
──かなり矛盾とムリを感じますね。ただ、ジャンプの編集部が そういう戦略を取っているのは事実です。
つまり、人気を取って順位を上げるためには、「アンケートハガキを出してくれる層」に受け入れられる作品を描けばいい。のだけれど……。
見放されたら
いままでシュージンは、数々の素晴らしいアイデアを出してきました。でも、今回は かなり後ろ向きな考えです。
ファンの意見を作品に生かすのは、たしかに基本ではある。でも、読者にコビを売ることになるのでは……。
自分の見方が悪いのでしょうかね? このページでは「シュージンが起死回生のアイデアを出して、サイコーが賛同し、これから順位を上げていく……!」という展開を描いている──ようには見えないのです。なぜか、ズルズルと順位が下がる気がしてしまう……。
ここは「当たらない予想」が売りのブログなので、上の予想は外れるでしょう。きっと、そうだ……。
迷惑!
そういえば、次の連載会議でアブナいと言われていた作品の中に、『KIYOSHI』は入っていませんでした。『TRAP』『ハイドア』と『KIYOSHI』との間で、そんなに差が開いたのか。それとも、次々回の会議では『KIYOSHI』も終了の候補に挙がるのかもしれません。
「福田組」の面々がピンチだと聞いて、やっぱり福田は気にしています。さすが、組員思いの福田アニキですね!(なんか、違うマンガみたい)
ところが、エイジの反応は冷たい──。
実力の世界
でマンガを描いている、とエイジは言う。たしかに、それはその通り。
『TRAP』の人気が落ちた原因は、たまたまジャンルの被った作品がジャンプと他誌で始まった、という部分が大きい。つまり、マンガの面白さの差ではないと思うのです。
しかし、そこも含めて「実力」なのでしょうね。「健康管理をしっかりしていれば良かった」とか「運が悪かった」とか、後悔しているヒマがあったら、面白いアイデアを考えるほうが良い。
それに、「亜城木先生」なら何とかするはず、というエイジからの信頼も感じられます。サイコーとシュージンは、その信頼に応えられるのか?
