バクマン。 #66-1 「猿と結婚」 浮気男と動物園デート

シェアする

『バクマン。』 66 ページ 「猿と結婚」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 02 号)

Bubble Gum Girl (by NeilsPhotography) (by NeilsPhotography)

祝・アニメ化!

NHKアニメワールド バクマン。

──と言っても、『バクマン。』の作中のサイコーとシュージンのマンガのアニメ化の話ではなく、『バクマン。』そのものがアニメ化になるのです。あー、ややこしい!(──か?)

Yahoo! のニュースでも取り上げられていますが、声をかけれる、という誤字が、ものすごく気になる……。それと、あらすじだけを読むと、あらためて「ねェよ wwwww」という話ですね。いかにも「マンガっぽい」感じ。

<バクマン。>マンガ家目指す少年たちの物語 「デスノート」コンビが原作 来秋アニメ化(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

いずれにせよ、『ばくまん!』とかいうタイトルに改変されなくて、良かった良かった……(←?)。

カッコイイ事ばかり 言うガム

いつの間にやら、亜豆と メールのやりとり できなくなって 2 か月も経っているそうです。あれ? そんなに時間が過ぎていたのか……。サイコーも亜豆も、意地っ張りすぎます。

ただ──もともとは、夢がかなうまでは、お互いに会わないはずでした。メールだって、当初は考えられなかったはず。それが、いつしか当然のようにメールを送りあっている。

当たり前にできていたことが、ある日とつぜんできなくなると、ありがたさが分かるものです。

この冷戦が終われば、サイコーと亜豆・シュージンと見吉の仲は、一段と深まる──と思って、いまは信じるしかないですね。

これ発明品リスト

サイコーは、めっきり老け込みました。まるで、失恋したときのようですね。オレも、こんな顔をしていたのかな……(じっと遠くを見る)。

久しぶりに登場の美雪ママは、相変わらず若々しい!

──が、何だか全体的に「大きい」気がする。前にも書いたけど、永野護さんがデザインした、みたいな格好です。──ああ、ということは、声優は川村万梨阿さんだな! 決まりです!!(「ということは」じゃねェよ!)

詳しくですか?

このページの美雪は、どう見ても■十代には思えません。見吉や亜豆たちとタメ、でも通りそうです。まぁ、マンガに出てくる「お母さん」って、たいてい若いですけれど……。

引っ越した先でも、亜豆家は豪邸です。いったい、亜豆パパは、どんな仕事をしているのでしょうね。

それにしても、この母娘のために稼いでいる、稼ぎたい、一生メンドウを見たい! という父親の気持ちも分かります。一度も登場していない亜豆パパですが、せっかくの美人母娘と会う時間が取れず、もったいないですね。パパがいない間は、オ、オデが……。

シュージンから届いたメールは、かなり高飛車な内容です。しかし、見吉はおとなしく従っている。

たぶん、低姿勢な謝罪メールを送っていたら、シュージンは逆に愛想を尽かされたかもしれません。もうこの 2 人は、そんな他人行儀な仲ではないのです。

「信じられない」

ずっと話さなかった分、見吉は一気にまくし立てていますね。よっぽど、溜まっていたのでしょう。

というか、もともと見吉は、これくらい話していた気がする──(3 巻あたりを読み返しなう)──そうそう、見吉は、ハキハキと自分の意見を誰に対しても言う子でした。それが、最近は「おとなしい子」という印象すら受けます。調子が出てきた、のかな。

シュージンは、あくまでもサイコーと亜豆のために仲直りをしようよ、という姿勢です。普通だったら、恋人に対して不誠実、と言われそう。しかし、見吉も「自分たちよりも友だちを大事にする」という性格なのです。だから、シュージンと見吉は、ウマくいっているのでしょうね。

私は どうすれば…

失意の蒼樹です。なんだか、「蒼樹は中井にフラれた」みたいにも見える。それがいっそう、中井へのイラだちを感じさせますね!

言うまでもなく、「好きの反対は嫌い」──などと言うのは小学生までで、「好きの反対は無関心」なのです。とくにマンガなどの創作物において、「大っキライ!」は「大々々々好き!!」にすぐ変わる。印象が悪いほど、好印象になりやすい。

──ということで、少なくとも、蒼樹にとって中井は「忘れられない人」になっている。多くの読者が中井を嫌えば嫌うほど、(予想外のことをやってきた)作者のことだから、蒼樹と中井のコンビを復活させてきそうな気がします……。

それに、先週号の「アレ」を抜きにして、色々ありながらも蒼樹と中井が付き合うことになったら、それは「101回目のプロポーズ」じゃないですか!

なにがあっても、いつまでも蒼樹を好きでいる「恋愛ターミネーター」は、もう古いのです。だから、ひねってきたのでは、と想像しました。一度、徹底的に二人の仲を裂いて、険悪な空気にしておいて、ここから結ばれたら、それは奇跡でしょう。

上記のことを暗示させるかのように、シュージンと見吉は、まだ電話で口げんかをしています。見吉・岩瀬・蒼樹──それぞれの好きな度合いを素直に言い過ぎるシュージンには、好感が持てました。そして、見吉も見吉で、なぜこの流れで動物園デートしてよとなるのか……!

このカップル同士なら、「ケンカするほど仲がいい」と単純に見られる。ならば、蒼樹と中井も──と思ったしだいです。

──まぁ、中井がこれから持ち直すことは、99.8% ないだろうけどねっっっ!(えー)