バクマン。 #175-4 「発売日と前夜」 家事と実現

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『バクマン。』 175 ページ 「発売日と前夜」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 20 号)

Wallace helps with the housework!
家事を実現させる前には──困難が待ち受ける

中高生のころからカヤは、「自分は役に立たない」という思いが強かった。知らない人から見たら意外でしょうね。

そんなに彼女が居心地の悪さを感じていた理由は、たゆまぬ努力と才能で輝いていく友人たちに囲まれていたからです。カヤは運動神経がバツグンだから、そこまで卑屈になる必要も ないんですけどね。

当時から恋人のシュージンも、カヤの魅力を「胸が大きい」なんて言っていました。今回も「胸 いたいわ~~~」とカヤが泣いているから、シュージンは ひそかに「マッサージしよう」とか考えていそう。

亜豆も きっと

まるで「サイコーがプロポーズした瞬間」みたいな場面だけれど、相手はカヤさんでした。もう『バクマン。』世界の日本は重婚を許可して、カヤはサイコーとも結婚すれば良いのに!

温かく 2 人の握手を見守るシュージンは、とても良い表情をしています。自分と一番近い 2 人が仲良くしてくれる姿は、見ていて気持ちが良いですよね。

このステキなトリオに、今後は亜豆も加わるでしょう!

サイコー・シュージン・亜豆・カヤの 4 人は、誰が欠けても ここまで来られなかった。ずっと それぞれの居場所があったのです。これからも変わらないでしょう。サイコーと亜豆の距離が近くなるだけで──。

男同士の 話なんて

ヤロー 2 人で急に照れられると、見ている こちらまで紅顔の美少年に なってしまう(?)。──というか、下のページの GIF アニメのように四足歩行をした人も多いのでは?

【ホモォ】同人誌を求める腐女子のgifまとめ┌(┌ ^o^)┐ ほぁ : はちま起稿


今まで通り亜城木夢叶で あり続けるだけだ(キリリリィッ」なんてサイコーは言っているけれど、一時期はコンビ解消まで考えたこともありました。一方的にサイコーが ひとりで描こうとしていた、ような……。

今回のサイコーは「過去の できごとを美化しよう週間」でしたね。シュージンもカヤも納得している(丸め込まれている)から、結果的に みんなが幸せそうで良かった。

そう、作家とは「上手に だます」ことが仕事です!

一緒に 見ようね

亜豆家の美しき母・美雪が ひらひらした袖のエプロンなんて着ていると、『ファイブスター物語』のファティマにしか見えません! ──どうも こう思っているのは銀河系で自分だけのようですが、このネタは墓場まで持っていきますよ!

あるいは「たこルカ」ですね。


連載 175 話まで来て、いまだに主人公とヒロインがデートすらしていない……! いちおう『バクマン。』が属している「恋愛マンガ」では前代未聞かも(デートせずに終わった作品も ありそう)。

美雪お母さんの(そして美保も)期待しているような「初めての朝帰り」があるのか、そして「そこまでの経緯」も描かれるのか──、つまりは前人未到の『いちご 100%』越えなるか!?

いつも以上に ねっとりとした熱い視線で注目です!!

自分一人の力 じゃないけど

この道に進めたのは 誰よりも おじさんが いたから」とサイコーは思う。川口たろうが果たせなかった夢を代わりに実現するために、ずっと初志を貫く心掛けは立派だけれど──、

せっかくの純愛が「身代わり恋愛」に感じられました。

遠回しな「美雪批判」にも思えてしまう。それなら、本当に川口たろうに代わって美雪を寝取r ──いや、なんでもないです(続きは「薄い本」で!)。

ただ、亜豆と結婚した後──その先は、おじさんの人生には書き込まれて いません。真城最高が「おじさん」の呪縛から逃れて、完全に自由な幸せをつかみ取るのは、そこから先になる でしょう。

シュージンとカヤも、勘違いから始まった恋でした。それが今では仲良し夫婦です。

サイコーと亜豆も まだまだ若い。彼らの本当の恋が始まるのは、これから かもしれませんね。