ソンバーユ (尊馬油)
以前に紹介した「パックスナチュロン」のシリーズで、全身を洗ってうるおいも与えていました。さっぱりとした使い心地は、いまでも大好きです。
パックスナチュロン – 素肌が喜ぶ、現代の石けんとクリーム : 亜細亜ノ蛾
あの記事を書いたあと、「パックスナチュロン オイル」も使い始めました。春から夏の間は、これ一本で全身がしっとりします。ひまわりオイル 100% という天然の成分もうれしいところですね。
ところが──、寒い季節・乾燥の時期に入ると、さすがのパックスナチュロンでも物足りなくなってくる。自分くらいの乾燥肌(油断すると顔が粉をふく)には、ひまわりの力では追いつかないのでしょうか。何度も何度もオイルを塗っていました。
そこで試してみたのが、「ソンバーユ」です。これは大当たりでした! いまでは、髪の毛や頭皮を含めた全身を「ソンバーユ石鹸」で洗い、「ソンバーユ 液」をすり込んでいます。
一般的には、クリーム状──というかバターやラード状の「ソンバーユ 無香料」(ビン入り)が有名でしょう。自分のお勧めは、液状の「ソンバーユ 液」です! 容器がスポイト状になっていて、必要な量が出しやすい。
ここから先は、自分なりの使い方と、使用した実感を紹介します。
──いちおう書いておくと、これは「個人的な乾燥」もとい「個人的な感想」であり、みなさんの肌に合うかどうかは、「まずは使ってみてください」としか言えません。ダメだったら、メーカへ問い合わせてくださいね!
ビン入りは豪快に?
最初は、パックスナチュロンと併用するつもりだったので、「ソンバーユ」のほうは安い物から入ろうと決めていました。
そういう目で比べてみると、どちらがお得かは、一目で分かりますよね?
- ソンバーユ 無香料 70ml: 実勢価格 1,200 円弱
- ソンバーユ 液 無香料 55ml: 実勢価格 1,300 円弱
一瞬も迷うことなくビン入りを購入して、使い始めたのは昨年の 11 月でした。もうすでに、肌が「助けてください!」と世界の中心で乾燥を叫んでいる。
ソンバーユを乾燥した肌にすり込むと、みるみるうちに「浸透しているなー」と感じます! これには驚きましたね。
てっきり、ソンバーユの使い心地は、「ギトギトと肌の上に乗っかっている」感じかと思っていました。そうではなくて、浸透力の強さが特長なのです。
肌の表面にソンバーユをのばしていくと、すぐに内側へと入り込んでいく。ちょうど、トーストの上でバターがとけるような感じで、肌に載せたソンバーユは、すぐにオイル状になる。この使用感には、自分もとろけます。
使い続けてまだ 3 か月ですが、肌がしっとりと変わってきました。肌の内側からうるおうからでしょうね。
それで、ソンバーユの「うるおい力」には大満足なのですが、使いにくさを感じていました。なにしろビンにそのまま入っているので、基本的には直接オイルに触れるしかない。
自分は、中途半端に潔癖症(自分の部屋はぐちゃぐちゃ)です。毎日使う物に指をつっこむのは、抵抗がある。そこで、コンビニでもらったスプーンを「ソンバーユ用」に使っています。
ただ、スプーンですくうと、どうしても「欲しい分量」よりも多めになる。余った分はヒジなどに回せばいいのですが、ちょっと不経済ですね。1 か月弱で 1 本がなくなる。
液状は使いやすい!
いま、自分がメインで使っているのは、「ソンバーユ 液 無香料 55ml」です。これ、いいですよ!
使い始める前は、「液」はすぐに使い切ると思っていました。なにしろ、ビン入りよりも容量が少ない。
ところが、容器が使いやすくて、正確に「一滴」を出せる。ビンと違って余分がありません。結果的に、こちらの方が長持ちしますよ!
自分の場合は、顔につける時に 3 滴を指に出して、顔全体にのばしています。たった 3 滴で、夜も安心して眠れる。足りない時には、もう 3 滴を使えばしっとりです。
髪の毛と頭皮にも、この「3 滴・1 セット」を基準にしている。使う物が 1 種類で、使い方まで決めておけば、リズム良く・心地よくスキンケアを楽しめます。
基本的に肌のケアなんて、男性にとっては面倒ですからね! すこしでも余分なことを考えずに、「確実な結果」が欲しいものです。自分は、「風呂上がりのスキンケア」の時間が、1 日で 1 番好きな時間帯ですけれど。
くれぐれも、伸ばす前には、必要以上に指をこすり合わせたりしないこと! 浸透力が強いので、顔にのばす前に、指だけがうるおいます。まぁ、それもリッチな使い方ですけれど……。
本当にぜいたくな使い方としては、ソンバーユの液状タイプを「ローション」としてたっぷり使い、ビン入りの固形タイプを「クリーム」として仕上げに伸ばすのです!
洗うのもソンバーユ
すっかり「ソンバーユ党」になりました。ぜひとも、「メーカの回し者」になりたいものです。ソンバーユの三重県支部・宣伝部部長になりたい!
そんな自分が、石けんまでソンバーユに変えるのは、当然のことです。さすがに石けんは「馬油(バーユ) 100%」ではありませんが、さっぱりとした洗い心地のあとにうるおいが残るのは、ソンバーユらしい。
本当は、髪の毛には「ソンバーユ 馬油シャンプー」を使うべきだけれど、自分には固形石けんでも充分です。いままで使ってきたどの石けんシャンプーよりも、洗い上がりがしっとりしている。それでいて、ごわつきがありません。
どこでもソンバーユ
全身をソンバーユで洗い、ソンバーユでうるおわせる──。ゆくすえは、ソンバーユ風呂に使って、ソンバーユ・ベッドで眠りたいくらい。
メーカのサイトを見ると、じつにいろいろな使い方を紹介しています。
面白いことに、花粉症対策にもソンバーユを勧めている! 自分は花粉症ではないのですが、冬場にクシャミが何度も出た際、ソンバーユ・液を鼻の奥に綿棒で塗りました。かなり楽になって、1 日でクシャミが止まります。
ソンバーユの成分は、成分無調整の馬の脂肪分 100% とのこと。口に入れても安全です。
自分は歯ぐきが弱いので、よく歯が痛くなる。そんな時には、ソンバーユを歯ブラシや指につけて、マッサージしています。数日で、痛みがなくなりました。メーカが推奨する使い方ではありませんが、お試しください。
もちろん、本格的な虫歯などは、歯医者さんへ行ってくださいね!
余談
いつもの趣向で、タイトルはゲーテから借りました。
自分自身を知るのは楽しんでいるときか悩んでいるときだけだ
『意志の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない』 『人は努力している間は迷… : ドラマ「ゲゲゲの女房」名セリフ集
自分は見ていませんが、ドラマの「ゲゲゲの女房」で登場した言葉だそうです。水木しげるさんのお気に入りは、ゲーテとの対話をエッカーマンがまとめた『ゲーテとの対話』とのこと。
水木しげるさんとゲーテの写真が、下のページに載っています。なんだかこの 2 人、似ていませんか!? この類似には、ちょっとビックリです。
漫画家・水木しげるとエッカーマン『ゲーテとの対話』。ゲーテの箴言。 – イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽 – Yahoo!ブログ