暗殺教室 第 71 話 「叱咤の時間」 案ずるより笑むが易し

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暗殺教室』 第 71 話 「叱咤の時間」

«A respectable lion doesn't roll in the snow, my son!» 叱るのも励ますのも──相手を思ってこそ

スーパー潮田人(?)の覚醒から始まりました!
友人を思う心から戦闘能力が目覚めたり、最後は必殺技の説明で締めたり、「友情・努力・勝利」な「ジャンプ」のバトル・マンガのような展開です。

でも、その中で描かれた狂気と正気は、松井 優征先生にしか描けません! たぶん、「標本」も描きたかったけど没にされたに違いない!

縁の下から力持ち

クラスの厄介者・嫌われ者だった寺坂 竜馬は、いつのまにかクラスの中心に なりました。
殺せんせーの作戦を指示される前に動いたり、ウィルスに冒されながらも ちゃんと頭が回っている。

しかし、無防備な後頭部から凶器を投げつけるなんて、下手をしたら致命傷になりかねません。──寺坂がスタンガンを投げたのは、たんにキレたからだったりして。

隠し持った切り札

前回の感想で書いた治療薬の件が当たっていましたね!
毒使いの男」こと「スモッグ」に聞くことは、殺せんせーも気がついています。──だったら、「スモッグ」を倒した時点で尋問すれば良かったのに。

暗殺教室 第 70 話 「鷹岡の時間」 狂気が鷹を生む | 亜細亜ノ蛾

──と思いきや、落とし穴が ありました!
作るのに 1 ヶ月は かかるそうだ」って、えー。いまごろ そんな「後付け設定」を持ち出すなんて……、『BLEACH』じゃ あるまいし

治療薬の予備が存在する。ここがカギですね。
おそらく、殺せんせーと「」が自慢の解析・開発の能力を駆使して、この 3 本の薬から、ウィルス感染者の人数に行き渡る分だけ複製するのでしょう。


もしくは、鷹岡が まだ薬を隠している可能性もある。
あのアタッシェ・ケースを破壊した理由は、戦っているスキに盗まれる危険を排除したのかも しれません。そうすることで、手元の 3 本を最後の切り札にできる。
その上で、恨みを果たせなかったり生命の危機を感じた時は、薬の隠し場所と引き替えに鷹岡は逃げていきそう。

そもそも、鷹岡は現時点で、国家を裏切った犯罪者ですからね。いくら狂気の なかにいても、それぐらいの保身は考えそうです。

実戦で実験

暗殺者・潮田 渚の本領が いよいよ発揮される!
渚の「隠し玉」(意味深)は、二刀流(意味深)に秘密があるらしい。「敵が 手練で ある事」と「敵が 殺される恐怖を 知っている事」も条件です。
以上から、やはり「正面から だまし討ち」の技なのでは──と想像しました。ナイフで死の恐怖を意識させて、何らかの方法でスタンガンを当てる。そんな戦略なのでしょう。

地球や月を破壊できてマッハ 20 で飛び回る触手生物」が主人公なのに、「生徒たちの攻撃手段はリアル志向だろう」と予測できるところも楽しいし おかしい。
いやいや、次回で渚が「オーラ」や「チャクラ」を身にまとったり、「卍解」を発動したりするかも(ねェ……よ?)。

(それ以前に、友だちから後頭部に打撃を浴びせられ、鷹岡の攻撃を食らいまくっても、にっこり笑える時点で渚は超人だ)

おわりに

茅野カエデが殺せんせーの持ち役をしていてカワイイ!
胸部の付近重いモノなんて持ち慣れていないから、かなり不安だったでしょうね。胸板のクッションがないから、よけいに不安定かも(失礼)。