『暗殺教室』 第 116 話 「客の時間」
「どんぐりつけ麺
」は、E 組ならではの出し物です!
獲れたて新鮮
な山の食材をすぐさま調理して出せる利点は、E 組の生徒ならではの技術ですね。これで立地条件の悪さが帳消しになり、野山の風景の良さが生きてくる。
ところが、思わぬ所から妨害する者が現われて──!?
修学旅行の思い出
まさかのリュウキたちの再登場です!
またもや神崎 有希子が「台無し」に されてしまうのか……!?(録画ボタンの待機をしながら)(録画ボタン?)(というか台無しに されてない)
すぐに神崎をかばう杉野 友人が男前です!
そのせいで、メイドに特有な頭の飾り(カチューシャの一種であるホワイト・ブリム)が似合う女神・神崎様をよく見えなかったけれど、それは仕方が ありません。
本人にも読者にも、これ以上イヤな場面を見せない配慮でしょう。──そう、バックリとザクロのように割れて転がるリュウキたちの亡骸を……(神崎無双!?)。
強みが弱み
さて、生徒たちを指導する殺せんせーの化け物ぶりを知っているからか、野山に材料を取りに行く生徒たちを知り、「なるほどねェ
」とノンキにリュウキは納得しています。
──そこがヌルかった。
「そんな危ないことを中学生に させるなんてヒドい先生だ!」とリュウキはネットで騒げば良かったのです。
ただし、下記の せいで、それは不可能だったけれど。
柔肌の味
イリーナ・イェラビッチが見事にトドメを刺しました!
なにしろ「パツキンのマブい
チャンネー」(訳: 金色の髪の毛が艶やかで美しい妙齢のお嬢様)といえば、リュウキたちのようなヤンキー(DQN)の大好物であり大弱点ですからね! さらに「清楚な女教師の格好(棒)」が効いている!
もはや、リュウキたち自身が ATM
で決定です!
飲食 vs. 行事
客単価を考えれば、飲食系のほうが得だと思う。
学園祭で決められた「店系の単価は 300 円まで」という制限は、裏を返せば「腹一杯に なるまでに最大限の注文が取れる」。
リュウキご一行様だったら、1 人で 10 品も 20 品も食べ(させ)られて、2-3 千円くらいの貢ぎコース
も考えられます。お土産の お持ち帰りもアリなら、無限に徴収できる!
一方、イベント系は人数集めの勝負です。
「イベントの単価は 500 円まで」なので、かなり客の回転を速くしないと苦しくなる。
浅野 学秀を初めとする五英傑は、顔の広さを生かしていますが──、まだ甘い! 1 時間単位
での催し物なんて効率が悪すぎます。
では、どうすれば良かったのか?
せっかく浅野はアイドルを呼べるのだから、「48 人(以上)のアイドル・グループ全メンバとの握手会: 1 人につき 500 円」をやるべきでした。または「アイドルとのツー・ショット撮影会: 1 枚 500 円(枚数制限なし)」とか。
あるいは、「お笑い芸人が目の前でネタ: 1 回 500 円」などでも良い。とにかく「1 つのイベント」という解釈を最大限に広く見るべきでしょう。
とはいえ、学秀がこの手を取らなかった理由も分かる。
上記のような卑怯な手で仮に A 組が勝っても、「さすがの A 組が『エンドの E 組』を圧勝した!」とは評価されないでしょう。
五英傑たちも なんだかんだ言って友だち思いだから、「俺等の頭
」こと浅野の実力だけで E 組を完敗させて欲しいはず。
まさに「友情・努力・勝利」の王道展開です!
園の縁
E 組にさくら姐さんも駆けつけました!
現役女子小学生・さくらと現役■子中学生・渚との付き合い 続いてる
……だと……!? しかも、さくらのほうから積極的に「エア壁ドン!」から「頭ドン!!!!」のコンボ攻撃ですよ!(?)
2 人は、かなりの深い仲(意味深)ですねー!
一方、前原 陽斗は今回も損な役回りでした。
「おんなの てきだー
」とか「たらしー」と園児たちに からかわれている。本当の女たらしは、渚だと いうのに……(?)。
窓の下では
白昼堂々と教室で、現役女子中学生が現役■子中学生のズボンを脱がせてスカートを履かせる……だと……!?
このマンガが『To LOVEる』だったら、ズボンを脱がせるときにベルトを外す「カチャ カチャ」という(お約束の)音も込みで、見開き 4 ページ分は使っていそうです!
心なしか渚の お尻が大きく丸くなって、まるで女体化した みたいですよ!(元の姿に戻った?)
中村 莉桜の脱がしテクニックも見逃せません!
暗殺術の達人となった潮田に気づかれずに密着し、恐ろしいほどの短時間でズボンをはぎ取っている。当然、一時的に下半身がパンツ一丁に なること想定済みです。
なぜ中学生にそんなマネができるのか、ビッチりと問いただしたい!
本命の登場
あいかわらずユウジの服はダサいですね!
家が金持ちなのに、ファッション・センスを磨く機会には恵まれなかったようです。人気テレビ・タレントの父親は、用意された衣装を着るだけでしょうね。女友だちや母親には構って もらえなかったのかな。
暗殺教室 第 66 話 「女子の時間」 女の一蹴 岩をも砕く | 亜細亜ノ蛾
よく考えたら、渚には「玉のコシ」のチャンスですよ!
潮田の母親・広海は、「大成功する夫」と結婚したかった。自分の人生の やり直しのために、渚をエリート・コースへ乗せようとしたのです。
でも、すでに「金持ちの子」を捕まえておけば、ひとまず当面の目的は達成できるのでは? コネでテレビ局に入社できる可能性はあるし(どさくさに紛れて広海も?)。
残る問題は、モロッコへ飛べば解決です!(そうか?)
おわりに
不破 優月が言う他の作品
は『食戟のソーマ』ですね!
でも、「8 ページぐらいかけてリアクション
」なんて場面、あったっけ? せいぜい見開き×2 の 4 ページくらいしか見たことが ないような……。「『ソーマ』を超える!」という決意の表われでしょうか。
不破がメタ発言をしたあとは、毎回のように渚が「このコマはネタですよマーク」と化しています。分かりやすい!
ネタがネタだと分かる時点で不破と渚は同レベルです!
「SONY VAIO」の もじりネタは定番です。
そのままの商標を使うと「大人の事情」で面倒なため、テキトーに「AVIO」とか「VATO」などとロゴを改変する。
今回、ユウジが持っているパソコンは「VOID
」でした。これは深い! 詳しくない人には非常に説明が難しいコンピュータ用語ですよ!
偶然とも思えないので、松井 優征先生はプログラミングの経験があるのかも しれませんね。
題名は「商人と屏風は直ぐには立たぬ
」から借りました。
元の言葉が「あきんど」なので、タイトルは「アサシン」と読んで欲しいです。商売のために己の信条を曲げ(させられ)た渚は、暗殺者というよりは「くノ一」な感じだけれど。