『暗殺教室』 第 138 話 「過去の時間・5 時間目」
今週号はセンタ・カラーを飾りました!
ランドセルを背負った小学生──のコスプレをする殺せんせーです。もう新入学の時期も子どもの日も終わった今、なぜ このようなイラストを描いたのか?
よく見たら、単語カードに英語が書いてあります。
ということで、『暗殺教室 殺たん 基礎単語でわかる! 熟語の時間』の宣伝を兼ねた扉絵でした(この行も CM)。
英語と言えばイリーナ・イェラビッチが担当です。できれば、彼女をカラーで描いて欲しかったな……。
近くて遠い姉妹
姉と妹だから すぐに分かるのか。
それとも、年頃の女の子だから かもしれない。恋の予感に敏感な あかりです。
しかし、「茅野カエデ」の時は彼女に「耳年増」な印象は薄かった。演技をしているから、余計なことに耳を突っ込まないように していたのでしょうか?
あぐりは あぐりで正直すぎます。
あかりの言ったこと自体は否定していません。好きな人が できたことも、婚約者とは別れたいことも、心のなかでは認めている。しかし、あぐりの立場では どちらも表面に出せない。
もしも「明日の夜
」に姉妹そろって会っていたら、あぐりも素直な気持ちを話したでしょうね。
その明日は、永久に訪れないけれど……。
三日月の原因
ついに欠けた月の原因が明かされました!
反物質生成細胞
の恐ろしさが、地球上の誰の目にも見える形で示されます。取り返しの付かない自体を「目の前」にして、さすがの柳沢 誇太郎も言葉を失ってしまう。それくらいの一大事でした。
とても貴重な──マウスの命が……! (そこ!?)
ふたたび死の世界へ
「死神」の心が ふたたび閉ざされていく──。
あぐりと出会ったことで、死神は人間の心を取り戻しました。いや、産まれて初めての優しさに触れている。その感謝も闇に消えてしまうのか……。
死神は、ひどい言葉で あぐりを追い払う。
しかし、それは死神なりの最後の優しさだった可能性が高い。脱出の際には危険が伴います。あぐりの性格なら それでも近くに居続けるでしょう。
力の使い手
柳沢が連絡を取った場所は米国本部
でした。
アメリカと言えば、「世界の警察」を自他ともに認める(認めざるを得ない)武装国家です。異星人が攻め込んできたら、「国家と家族のために!」とか言いながら空爆で一掃する。そんな お国柄ですよ! (それはフィクション──か?)
そのアメリカが、柳沢を拘束しなかった理由は何か?
月の 7 割を消滅させた力をよく封印しなかったものです(※)。それとも、堀部イトナや茅野が使った触手には、反物質とは異なる力を利用しているのでしょうか。
(※: 当然、米軍は反物質を利用した兵器を開発したと思われる。その上で、柳沢と研究員を引き抜くか、口封じをしなかったことは疑問だ)
おわりに
題名は「諦めは心の養生
」から借りました。
「往生
」は、生まれ変わること
と死ぬこと
の両方の意味を持っています。まさに現在の死神の状況に ふさわしい言葉だと思う。