『暗殺教室』 第 74 話 「怖い時間」
『暗殺教室』史上で もっとも恐ろしい回です!(棒)
──「(棒)」の時点で ほのぼの展開が丸見えですけれど。でも、「沖縄イメージが崩れる! と関係者から苦情が殺到しそう」という意味では、担当者はビクビクものかも。
女神と少年
神崎 有希子と杉野 友人コンビが ほほえましい!
杉野は積極的でよいですね! なんだかんだ言って、今回のような機会を逃さずに神崎を誘う度胸が男らしい。
殺せんせーは「杉野の思いは届かない」と思っていたけれど、意外とジャブのように効いてくるかもしれません。その可能性はありますよね! (3 枚だけ買った宝くじで一等と前後賞が当たるくらいには)
──われらが女神・神崎様からすれば、杉野なんて手乗り文鳥なみに お手玉状態ですが。
「やっぱり 少し怖いね
」と言っているコマ(かわいい)なんて、128% 演技 丸出しじゃないですか! 「その気」にさせて最後は「あ、門限なんで」とマッハ 256 で逃げる気満々ですよ!
危険な 2 人
ついに赤羽カルマ×奥田 愛実のカップル成立! ──か!?(スポーツ新聞風) と思わせる場面に注目しました。「先を歩く男子と追いかける女子」の構図なんて、まさに若者カップルですよね!
カルマは、第 19 話 「好奇心の時間」にて、奥田のことを「気になる
」(意味深)と発言していました。その時から注目していたけれど、ようやく 2 人の距離が縮まった──かな。
冗談抜きで、カルマが弱みを見せる人物なんて、渚のほかには今回の奥田くらいなのでは? この点は重要かもしれない。
暗殺教室 第 19 話 「好奇心の時間」 手足と恋を異にす | 亜細亜ノ蛾
奥田からしたら、最初は「そんなこと言われても……(軽くドン引き」という感じでした。でも、最後に 2 人を応援する笑顔が素晴らしい!
(「私の毒が勝つけどね」とか思っていたりして)
一番怖い暗殺者
「警戒できない 怖くない
」暗殺者は新しい!
自分が知る限りでは、『殺し屋 1』くらいしか ほかに思い浮かびません。バトル・マンガでは、「弱そうに見えて、じつは──」という展開は おなじみだけれど。
ジャン・レノとナタリー・ポートマンの美しくも切ない関係を描いた『レオン』みたいに、「見るからに殺し屋」とは、まるで異なる存在ですね。
それに、渚の真の怖さは、「本当に人の命を奪っても平気でいそう」な感じがする点です。この方面で伸びていけば、潮田が次の「死神」に なりそう……。
また、「蚊」の たとえも的確で良い。
人食い虎や熊なども恐ろしいけれど、蚊のほうが人類を苦しめてきました。蚊の一刺しは弱々しいけれど、感染症によって人命にまで届いてしまう。
渚は虫ほど弱くはないけれど、「一見すると女の子にしか見えない」容姿にしたのは、最初から この展開を考えていたのでしょうね。
おわりに
またもや熱々の「夫婦マンザイ」が、今回のオチです!
イリーナ・イェラビッチと烏間 惟臣は、公然のカップルどころか「夫婦」認定されているかと思っていました。それなのに、いまさらイリーナが恥ずかしがって烏間から離れていてカワイイ!
もう みんな、「事後」だと思ってるよ(ナニの?)。
今回の題名は「馬鹿と闇夜ほど怖いものはない
」から借りました。
「おりこうさん」も やっかいだけれど、やはり「天然」には勝てません! 「悪意がない」ほど危険度は高い。
参考: 慣用句辞典(6301–7200)