『バクマン。』 96 ページ 「4 位票とシリーズ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 36・37 合併号)
いまのサイコーを支える原動力は、何なのでしょう?
もう、「亜豆と結婚したい」がすべて──でもないと思うのです。それは目的のひとつではあるけれど、そのためだけに全力を尽くしている──とは見えません。
「ファンのため」でもないでしょう。プロ野球選手でもあるまいし……。
これがバトルマンガだったら、「宝物を手に入れるため」とか、「仲間を救うため」とか──言いながらも、けっきょくは「セカイを救うため(キリッ」だったりする。
『バクマン。』の初期は、「お金持ちになりたい」とか「好きな子と結婚したい」といった理由から、サイコーとシュージンはマンガ家を目指し始めました。
その浮ついた目的からスタートしたために、現在のサイコーを突き動かしているモチベーションが、見えてこないのです。「プロだから」ですべてが片付く──のかなぁ……。
そう考えると、シュージンの「家族のために頑張る」という理由は、けっこう大きいですね。家族のために力を出すのは、「ジャンプ」では意外に珍しい。親の七光キャラばかりなのに……。










