小畑健一覧

バクマン。 #74-1 「同級生と闘争心」 冷たい服部と寝てないエイジ

『バクマン。』 74 ページ 「同級生と闘争心」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 12 号)

single's awareness day (by *sean) (by *sean)

いつも超高速で時間が流れている『バクマン。』だから、てっきり、もう『タント』の連載が始まっているのかと思いました。そうしたら、まだ新年会の途中です。これ以上、何を描くことがあるんだ?

この会場ではとくに新キャラの登場もないし、ジャンプの二次会はジャンプでは(大人の事情で)描けないし、面白いことは終わったんじゃないの?

──そんなことを考えていたら、エイジが決めてくれました! いやはや、『バクマン。』はエイジを中心に回っています。まだキモチがフワフワしている亜城木夢叶は、エイジに追いつけるのか?

続きを読む


バクマン。 #73-4 「縁と星」 おニャン子と星一徹

『バクマン。』 73 ページ 「縁と星」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 11 号)

飴 / candy (by yomi955) (by yomi955)

『バクマン。』の世界では、ナイアガラの滝のごとく、時間が豪快に流れていきます。気がつくと、サイコーとシュージンたちも、80 過ぎになっているかもしれません。

いちおうは恋愛話が出てくるのに、クリスマスもヨウシャなくぶっ飛ばす! 硬派な作風でもあるので、軟弱なイベントごとなど切り捨てる。

そんなわけで、初参加の時には詳しく描いていた新年会も、アッサリさっぱりと過ぎ去っていきました──。

続きを読む


バクマン。 #73-3 「縁と星」 仇と蛙

『バクマン。』 73 ページ 「縁と星」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 11 号)

my Super Cub and an alley cat (by cotaro70s) (by cotaro70s)

最近は、インターネットで絵を公開している人が多いです。どんなに絵が上手い方でも 所詮 井の中の蛙であることを思い知る。

そういえば、『ヘタッピマンガ研究所R』の中で、ネットで見つけたベラボウに絵がウマいシロウトを見て村田雄介先生がヘコむ、という場面がありました。[pixiv(ピクシブ)] を見ると、何の野心も持たず無邪気で楽しそうに、プロ以上のイラストを描く人がいますからね……。

いまの時代に川口たろう先生が生きていたら、はたしてマンガ家を目指していただろうか……。ガモ──大場つぐみ先生みたいに、原作者の道を選んだかもしれません。

続きを読む


バクマン。 #73-2 「縁と星」 レッツゴーとピエロ

『バクマン。』 73 ページ 「縁と星」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 11 号)

Kiss ~ While Your Lips Are Still Red (by TW Collins) (by TW Collins)

今回の感想の範囲でも、見吉のお父さんが出てきます。というか、今週は「見吉パパの回」と言ってもいいくらいでした。なにしろ、組手したいと書いて「かたりたい」と読ませる、渋いオヤジです!

──たぶん、来週からはもう出てこなくなりそうですケド(真城家のおじいちゃんと同じく)……。

おそらく、作者の 2 人は、こういう「オヤジキャラ」が描きたいのでしょう。佐々木編集長あたりを見ると、なんだかいつもイキイキと描かれている気がします。少年誌である以上、少年少女たちが話の中心になるのですが、「たまにはオッチャンが描きたい!」と思うのでしょう。

主人公コンビが不在のまま話が進むことが多くなってきたので、いつか、「30 歳以上の人物だけが出る回」がありそうですね(そうか?)。『BLEACH』には、そんな話がたくさんあるはず(ヒント: 死神たちの年齢)。

続きを読む


バクマン。 #73-1 「縁と星」 幼馴染みと根性試し

『バクマン。』 73 ページ 「縁と星」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 11 号)

Karate Kids (by babasu) (by babasu)

今回はひとコマ目からビックリです。少年誌でできちゃったて!

──と一瞬思いましたが、ナニをすればデキル(できてしまう)のかは、早いうちに子どもに教えておいたほうがいいかもしれませんね。子どもを育てるのにどれだけお父さん・お母さんが苦労しているか、みっちりと教えたほうが良いでしょう。

続きを読む


バクマン。 #72-4 「文句と一喝」 負け惜しみとレッカー移動

『バクマン。』 72 ページ 「文句と一喝」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 10 号)

Matchbox Real Working Rigs Wrecker (by DioMakr) (by DioMakr)

オノレの邪悪な願いを早くかなえるために、平丸は乾杯しようとしています。

あれ? 平丸はご自慢のポルシェを運転してきたはずなのに、飲酒運転ですか……? ジャンプ誌上でまた、謝罪が載るのかよ……(また?)。

──と思って前のページを見てみると、デザインからして、お茶かジュースのペットボトルのようです。ああ、良かった良かった(ペットボトル入りの焼酎とかあるよね)。

続きを読む


バクマン。 #72-3 「文句と一喝」 ティファニーとハゥドユドー

『バクマン。』 72 ページ 「文句と一喝」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 10 号)

Audrey Hapburn (by Marco Nunes) (by Marco Nunes)

今回の連載会議で、真っ先に「MONEYS」の正体を見抜くなど、吉田の鋭さには定評があります。作者と読者だけに分かるメタなことですが、『バクマン。』全体の話の流れも、吉田は正しく見ている。エイジと吉田は、『バクマン。』の水先案内人です。

そんな吉田が、平丸と一緒にいるときだけは、黒い。なぜだろう?

続きを読む


バクマン。 #72-2 「文句と一喝」 選ぶ権利と億単位

『バクマン。』 72 ページ 「文句と一喝」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 10 号)

20091027 - kitchen - GEDC0449 - wiretapping (by Rev. Xanatos Satanicos Bombasticos (ClintJCL)) (by Rev. Xanatos Satanicos Bombasticos (ClintJCL))

「今週号から急に描写・性格が異なっている」シリーズは、まだまだ続きます。今回はまず、岩瀬がコロッと変わっていました。

岩瀬からすれば、素の自分を出しただけ。しかし、それにしたって急に変わりすぎです。服部も面食らっているのでは。

──そういえば、「面食い」と「面食らう」とで、意味がまるで違うのはなぜだろう?(関係ねェ!)

続きを読む


バクマン。 #72-1 「文句と一喝」 図に乗ると落ちる

『バクマン。』 72 ページ 「文句と一喝」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 10 号)

Twinkle Twinkle Little Star (by AHMED...) (by AHMED…)

今週号の『バクマン。』には、違和感がありました。

「──あれ? 何かあったのか?」と言いたくなるくらい、登場人物の描写が違う。いままでとは性格がガラッと変わったり、微妙に顔のラインが異なっていたり……。

主人公たちの描いた作品が連載されるという、転換期だからでしょうか。

続きを読む


バクマン。 #71-4 「才能とプライド」 モチベーションと 15 本

『バクマン。』 71 ページ 「才能とプライド」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 09 号)

tree of gifts (by dee_gee) (by dee_gee)

「ジャンプ」にとって、前例のないことが起こりました。ひとつは連載会議のことと、もうひとつは連載そのものです。

もちろん、『バクマン。』の中にあるジャンプ編集部でのできごとであり、フィクションです。現実世界のジャンプでは、実行できるマンガ家さんがいないでしょう。強いて言えば、『こち亀』の秋本治先生くらいでしょうか。

最近の『バクマン。』を読むと、もう、主人公が誰だか分からなくなりますね。今回の「前代未聞のこと」のせいで、さらに亜城木夢叶の影が薄くなりそうです……。

続きを読む