コミックス一覧

HUNTER×HUNTER 19 巻 「NGL」 1 – 獲物か団子か食い物

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.19 「NGL」

jūgoya 十五夜 by Tawaraya Yoshitomi 俵屋吉富
うさぎ うさぎ──なに見てねる?

前巻の終わりには「すぐに終わりそう」なんて書いたけれど、もう すでに「キメラアント編」の おもしろさにハマっています!

なんちゅうもんを読ませてくれたんや……。なんちゅうもんを……。これに比べたら『■■■』はカスや──とまでは言わないけれど(3 文字の作品?)。

しかし、これほど「懐かしい人物の再登場」が喜ばしくない話も珍しいですね。こんなことなら、表紙だけの登場が良かったかもしれません。

今回の表紙も「登場人物と動物シリーズ」で、なぜかレオリオと金魚でした。「派手な外見に似合わぬ優しさ」が共通しているからでしょうかね。──あ、「金」(かね)が好きだから?

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HUNTER×HUNTER 18 巻 「邂逅」 2 – 栄誉と栄養価

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.18 「邂逅」

mudskipper vs the fiddler crab - part 1
食うか食われるか──それが問題だ

とうとう「グリードアイランド編」の最後が描かれました。カードを集める おもしろさと、呪文カードを使う戦略性、格闘での戦い──と楽しさが満載のシリーズでしたよね! それだけに、終わることが悲しい……。

ただ、続けて「真・グリードアイランド編」とか「帰ってきた──」なんてダラダラ引き延ばしたりするよりは良かった。スパッと新しい話に切り替えるところが、じつに冨樫義博先生らしい!

ところが、始まった新シリーズには──あまり興味が持てなかった。「ワクワクする出だし」では なかったからです。おそらく意図的に そう演出しているのでしょう。──オレたちの戦いは これからだ!

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HUNTER×HUNTER 18 巻 「邂逅」 1 – 思い出×思いつき×重い武器

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.18 「邂逅」

FANTA, COCA-COLA and Yo-Yo
思い出の味は──必殺の武器と共に

油絵で描いたようなクラピカの表紙が印象的な第 18 巻です。第 17 巻のキルアと犬みたいに、「登場人物を思わせる動物」との組み合わせが続くのでしょうかね。

ゴンのイメージは彼に なってしまうケド。

本編では(想像が付かないくらいに)欠席が続くクラピカですが、表紙には何度も登場します。とくに背表紙は 4 回目も描かれている。人気が一番あるはずの キルアは 2 回で、しかも 1 回はゴンと一緒です。

作者に愛されていますね。ゴレイヌの次くらいに。

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HUNTER×HUNTER 17 巻 「三つ巴の攻防」 2 – 遇うとアウトなアウトロー

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.17 「三つ巴の攻防」

Game Over
1 アウトで終わる──それが人生

第 17 巻の後半は、前半よりも不可解な描写が目立ちました。前半では本筋とは別の部分に(言いがかりに近いような)ツッコミを入れましたが、後半は話そのものに矛盾が目立ちます

それでも、最高に楽しめますけどね!

──などと言いながら、「No.72 マッド博士の整形マシーン」の説明でグリードアイランドにカメラが存在すると分かったため、「No.14 縁切り鋏」でゲンスルーの写真を切れば良いよなぁ(ぶつぶつ……)とか思ったりして。

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HUNTER×HUNTER 17 巻 「三つ巴の攻防」 1 – 離れない愛の快勝

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.17 「三つ巴の攻防」

Dodge Ball
ボールを追う姿から──目を離せない

リアルに描かれたキルアと犬の表紙が、鮮烈に目を引く第 17 巻です。いよいよレイザーとのドッジボール対決が盛り上がり、次の展開へと華麗に繋がるのですが──、

この巻には疑問が多かった

話の本筋に関わるほどの問題でもないけれど、「それは あり得ないだろう」と思う場面が全巻にも後半にも出てきます。普通のマンガであれば見すごせる点も、現実味がある『ハンター×ハンター』では かなり気になる。

──と言うことで今日と明日は、連載時から 10 年越しの「なぜ?」を書いてスッキリするという目論見なのでした。

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HUNTER×HUNTER 16 巻 「対決」 2 – 男なら逃げず隠さず

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.16 「対決」

Dodge the hail 脳天直撃の衝撃に──耐えられるか?

第 16 巻の後半は、指定ポケットに入るカードの説明が おまけで書かれています。この説明書きだけでアレコレ妄想できて ご飯がススム!

昨日の感想で書いた「身重の石」などは、「現実世界」(島の外)へ持ち出さなくても効果が発揮できる(できてしまう)。「物理法則なら隣で寝てるよ」みたいにムチャな設定だけれど、念能力で可能なのかなぁ……。

たとえば「縁切り鋏」の効果も、どうやって実現させるのだろう? これを使えば「爆弾魔」などの危険人物に襲われなくて済むから、究極の防御カードですね!

ただ、グリードアイランドにはカメラがないのかも。

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HUNTER×HUNTER 16 巻 「対決」 1 – 公平な海賊

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.16 「対決」

,,,^..^,,, RETURN OF PiRATE KOGA
おだやかそうに見えても──いざとなれば牙を剥く

珍しく「少年マンガしている」表紙の第 16 巻です。いかにもラスボスなレイザーが大迫力ですね!

内容も、ゴンとキルアの修行編が終わって、本格的にゲームの攻略が中心になってきました。呪文の名前が何度も出てくるため、『HUNTER×HUNTER (14)』を手元に置いておきましょう。

そして、自分が注目する「あの男」が、いよいよ活躍し始めました! もしも彼が「ハメ組」にいたとしても、あの惨劇を逃れられたに違いない──かなぁ……。

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『ニセコイ』 1 巻 「ヤクソク」 – 約束と優しさはニセじゃない

『ニセコイ』 vol.1 「ヤクソク」

two lovers point locks 5 愛の錠は──鍵をかけたままが良い?

ニセコイ』は、古味直志(こみ なおし)氏が描くラブコメ・マンガです! 前作の『ダブルアーツ』は──正直あまり読んでいなかったのですが、この作品は第 1 話から引きつけられました。

さて、ラブコメとは何でしょう?

コメディ作品の基本は「勘違い」です。登場人物が A のことを B だと思い込むことで話が広がる。読者を勘違い(認識違い)させるとミステリィ作品になりますね。じつは視点の違いだけで両者は似ている。

恋愛作品の基本は「すれ違い」です。「ボーイ・ミーツ・ガール」という言葉があるけれど、好きな者同士が出会って一瞬で恋に落ちていたら、「週刊少年ジャンプ」では連載が取れません。だからガンガンすれ違いまくる。

コメディと恋愛が合わさったラブコメ作品である『ニセコイ』は、勘違いと すれ違いの嵐が吹き荒れます! その上、「分かりやすいベタなノリ」が軽妙で楽しい!

しかし、それだけの作品では、わざわざ自分が何時間も使って感想を書いたりはしません(何様!?)。

ある種のミステリィ的な要素──「10 年前に主人公と約束した女の子は誰だ?」の謎で、読者をグイグイ引っ張っていきます。この謎も「志村ァー! うしろ うしろ!!」な見え見えでベッタベタと思わせて──。

ところで、第 1 巻の帯にはデカデカと「始まる、恋物語 !!」と書いてあります。──同じ雑誌に いらっしゃる『偽物語』と『恋物語』の作者・西尾維新先生に怒られるでェ! だから『ニセコイ』は片仮名にしたのかな。

それでは、軽々と読める感想をどうぞ!

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HUNTER×HUNTER 15 巻 「躍進」 2 – 解除×少女×魔女

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.15 「躍進」

It's all just one big tub
少女のころの思い出は──金色に光輝く

修業ばかりの前半部分とは対照的に、後半は急展開の連続でした! まさに「躍進」な場面が多く、スカッとする展開です。

「ジャンプ」のマンガらしく、「友情・努力・勝利」もキッチリと描かれていました。残酷な場面の目立つ作品ですが、「邪道」と「王道」の両方が描かれています。

盛り上がる展開のため、感想も長くなりました!

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HUNTER×HUNTER 15 巻 「躍進」 1 – 目視できる死期

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.15 「躍進」

every seed dies before it grows
華々しく散る──生命の音色

おどろおどろしくもキュートな表紙には、「──誰?」と言いたくなる第 15 巻です。ビスケ──ではないよなぁ……。

表紙の折り返しには、冨樫義博先生が ふんぞり返っています。ここで語られているギャンブルの話は、微妙~に本編とも関連している。「取材」という名のもとに、カジノで遊んできたんちゃうんかー、とか言いたくなりますね。

しかも その「カジノ」って、『闇金ウシジマくん』に出てくるようなマンションの一室──つまり日本では違法なのでは……。まままさか、そんなことは ななないですよねねね?

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