『ダークナイト ライジング』 (The Dark Knight Rises)
「希望と絶望」がテーマの映画でした!
こうやって 2 つのキーワードを並べると、前作・『ダークナイト』の感想で書いた「二者択一」の物語に思えますよね? ところが、どちらかと言えば両者の「二面性」を強く感じます。
『ダークナイト』 2 つのテーマ、二者択一と二面性 | 亜細亜ノ蛾
第 3 作目も やはりクリストファー・ノーランが監督しました。原案や脚本・制作総指揮まで関わっていて、「ノーラン節」がスミズミまで行き届いています!
「バットマン」ことブルース・ウェインも、前作までと同様にクリスチャン・ベールが熱演しました。そう、前作以上の「熱を感じる演技」に注目しましょう!
今回の敵である「ベイン」は、頭部の半分近くをマスクで覆いながらトム・ハーディが演じています。ムキムキの肉体──よりも彼が心に負った痛み(ペイン)に引かれました。
──主役・敵役も そうですが、執事のアルフレッド・ペニーワース(マイケル・ケイン)や、ジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)警部補、応用科学部のルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)も、みな一様にドンヨリとしているんですよね……。
そこでアン・ハサウェイ演じるセリーナ・カイルが画面を華々しくしていました! 彼女が いなかったら、ずっと重苦しいムードで気が滅入ります。アンの長~~~い おみ足が素晴らしい!
Reviewer: あじもす @asiamoth,