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バクマン。 #39-2 「文集と写真集」 新連載の速報と「さよなら」

『バクマン。』 39 ページ 「文集と写真集」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 27 号)

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今週号で 1 番笑えたのが、亜豆の見ている卒業文集である。──最後まで読み終わると、単純には笑えないが……。

ここですかさず、今週号の『いぬまるだしっ』を見てみよう。あきらかに、この文集のパロディが描いてあるのだ!(これまでのあらすじの最後)

『バクマン。』の作者と大石先生とは、交流があるのだろう。うらやましい……。

うらやましいと言えば、亜豆たちが小学校を卒業したのは平成 18 年度である。あらためて気付くが、若い! その若さこそが、もっとも手に入らないものだ。

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バクマン。 #39-1 「文集と写真集」 高浜の急変とディズニー

『バクマン。』 39 ページ 「文集と写真集」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 27 号)

Disney - Happy Birthday Walt! (Explored) (by Joe Penniston) (by Joe Penniston)

今週号の『バクマン。』には、ビックリした点が 2 つある。

それは、高浜という人物と描写と亜豆の言動だ。この 2 人への印象が、大きく変わった。

──いや、やっぱり「亜豆は よく分からない」という部分には変化がなかったけれど……。

人の印象なんて、そのときどきで変わる。

ヤ■ザだって猫をなでる時はウットリとした笑顔になるし、しょこ■んだって たまには「キモオタ、ギザウザスッッッ」と思うこともあるだろう(ないかも)。お笑い芸人の多くが、普段は無口で無愛想──というのは有名な話である。

「あの人は○○だ」なんて決めつける人は、よっぽど人を見る目がないのだろう。あるいは人嫌いか。

マンガのキャラクタは記号的であるほうが良い、という向きもある。なるほど、「ピカチュウ」「バケラッタ」「なん……だと……」としか言わないようなキャラクタは、分かりやすい。

しかし、本作品のミリョクは、人物の描写が真に迫っていることだ。『DEATH NOTE』もそうだったが、『バクマン。』のほうが、よりリアルに感じる。

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「マンガのレビュー」とは「あらすじを書くこと」なのか?

レビューサイトとは

Revue 400 SE (by alf sigaro) (by alf sigaro)

このブログは以前、「Movable Type の使いこなし方を紹介するブログ」がメインだった(知ってた?)。

それがいつの間にか、一週間の半分を費やして『バクマン。』の感想を書いている。思えば遠くへ来たもんだ……(望遠)。

もうほとんど「感想を書くこと」が日常の一部になっているが、ふと立ち止まって「これでいいのか?」と悩むこともある。

そんな中、迷いが晴れるような記事を読んだ(タイトルとブログの名前とを続けて読むと、ドキッとするよね)。

レビューサイトは漫画の感想を書くサイトではない – じゃあ、死んで@d.hatena

以下に抜粋して引用しよう。

そんな思い出話はさておき、レビューサイトって漫画の感想を書くサイトってイメージありません?

しかし本当のメインは漫画のダイジェストなんです。

(……)

「読んでどう思ったか」という感想は意外と薄くしか書かない……いやはっきり言ってほとんど無感想です。

レビューサイトは漫画の感想を書くサイトではない – じゃあ、死んで@d.hatena

そう、一般的なマンガのレビューとは、「こんな話だった」というモノばかりだ。「忙しい人のための」が頭につきそうな感じ。

以前から自分がモヤモヤと感じていたレビューサイトの実態を、明解に書いてある。分かりやすい。

さらに文章は痛快に続く──。

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バクマン。 #38-4 「窓と雪」 一途な愛情と異常な反応

『バクマン。』 38 ページ 「窓と雪」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 26 号)

Discarded Umbrella (by sleepytako) (by sleepytako)

今週号の見どころは、やはり、ラストシーンである。

ハッキリ言って、ベッタベタだ。「ご都合主義」とか「お約束」「お涙ちょうだい」といった言葉が頭に浮かぶ。

──でも、オレはそんな話が大好きだ!!!!

作中の季節は寒いのに、温かい気持ちになれて良かった。

ひととおり感動させたあと、最後の最後で笑いも取っている。カンペキだ。

それより何より、ものすごく珍しい表情の蒼樹紅が見られた。それだけで、幸せである。

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バクマン。 #38-3 「窓と雪」 意地を張る男と迷う女

『バクマン。』 38 ページ 「窓と雪」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 26 号)

American Football At Åsane Seahawks And Bergen Storms Training Field (by Magnera) (by Magnera)

いちど言ってしまったことで、引っ込みがつかなくなる。──よくあることだ。

レギュラメンバは全員が足の速い選手──というムチャな設定にしてしまったせいで、「どう見てもチート」な女性選手を登場させたり……。

『アイシールド 21』小泉 花梨のトンデモ描写に失望 : 亜細亜ノ蛾

一方、『黒子のバスケ』では「全員、20 点がノルマ──ただし黒子は特別に除外」とアッサリ描いた。

──そりゃそうだ。選手にはそれぞれ役割分担がある。ピッチャにホームランを要求するカントクはいないのだ。

(ところで、この作品を「ホクロのバスケ」という不思議なタイトルと思っている人は、いないだろうな……)

役割を無視したおかげで、もうだれも小泉なんて覚えていないよ……。いいキャラクタなのに、「なかったこと」になってしまった。

勢いで言いだしたことでも、柔軟に対応するべし、という教訓と思っておこう。

(などと言いながら──。そもそも「小早川瀬那は、足は速いけど腕力は平均以下」という設定もウヤムヤだ。セナが阿含の頭を片腕で押さえつけて倒したときには、すでに「もうダメだ」と思っていた。今週号では、セナが進の技まで使うし……)

今週号の中井も、自分が言い出したことのために、大変な思いをした。

それでも──男に生まれたら、決めたことを貫き通す必要がある。それが、男の生きる道だ。

「え、この男女同権の時代に、なに言ってんの?」という人は、もう一度『バクマン。』を一話目から読み返そう。どう見ても、戦後・昭和の「男性中心社会」の香りがする作品なのだ。男のロマンがテーマである。

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バクマン。 #38-2 「窓と雪」 福田の心配とエイジの一言

『バクマン。』 38 ページ 「窓と雪」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 26 号)

La Moustache (by nfotxn) (by nfotxn)

アシスタントの加藤は、この作品では貴重な「普通の女性」である。

亜豆のいない間に、あれよあれよと『バクマン。』界のヒロインへと上り詰める──と思われた加藤だが、そんな気配は ないようである。ほとんど「連載にはアシスタントが必要」という説明のためだけに登場したのようだ。

加藤は意外と、奥が深そうな女性に見えるのだが……。

ふと思った。「加藤のコスプレ」をするコスプレイヤは存在するだろうか。──本人が意図しないまま、イベントの行き・帰りで そうなっている人は多そうだが(禁句?)。

そうやって加藤を見ていると、なんとなく『げんしけん』の大野さんを思い出す。二人は あまり似ていないのだが、根っこの部分から同じニオイがする。

加藤も「何とかが嫌いな女子なんていません!」と思っているのかもしれない……(何とかとは?)。

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バクマン。 #38-1 「窓と雪」 冷たすぎる蒼樹と努力する中井

『バクマン。』 38 ページ 「窓と雪」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 26 号)

Flower of Life (by WTL photos) (by WTL photos)

少年マンガでは次回への「引き」がお約束となっている。先週号の『バクマン。』では、非常に気になる終わり方をしていた。どうなったのだろうか?

テレビ番組がコマーシャルへ移る際の引きは うっとうしいだけだが、連載マンガの引きは燃える。続きが気になって仕方がない。中学生の時に週刊少年ジャンプを読み始めてから、ずっとこうだ。

「少年の心をいつまでも忘れない」と書くと美しいが、実際には(省略)な今年 35、である。

いま、ジャンプのマンガで引きが一番ウマいのは、『トリコ』だと思う。上手というか、独特だ。

次回への引きは、当然ながら「先が読めない」ような描き方をする。当然だ。しかし、だいたいは予想のできる材料が残されている。たとえば、「主人公が大ピンチに落ち入った・これからどうなる?」──という引きには、リスクのある必殺技や生き残っている仲間の存在を臭わせる、という具合だ。

それに対して『トリコ』では、それまでに出てこなかった単語をポンッといきなり出して、次回へ つなげたりする。先週号の「オートファジー」がそうだ。たしか「GT ロボ」という単語も話の終わりで急に出てきた覚えがある。

この引きには、分かりにくくなる危険性が高い。

自分は、先週号の終わり方を見て「これまでに自食作用なんて出てきたっけ?」と必死に思い出そうとした。それより何より、トリコが口に入れるべき「最高に 美味いもん」とは、リンの■■と思った人も多いのでは?

『バクマン。』では、そこまで分かりにくい引きは少ない。それよりも、各話の最初から最後まで、目まぐるしく状況が変化することが特徴である。1 ページ目を読んで、ラストの場面を予想することが不可能に近い。

今週号の話を読み終わると、蒼樹紅への印象も大きく変わるだろう。

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バクマン。 #37-4 「取締役とトリ」 鳥嶋の決めゼリフと茨木の発表

『バクマン。』 37 ページ 「取締役とトリ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 25 号)

half empty half full (by Meax) (by Meax)

鳥嶋が語る可能性の話を聞いて、「コップの水が半分」問題を思い出した。ちょうど鳥嶋がグラスを手にしているところから、すこしは意識しているのかもしれない。

コップに入った半分の水も鳥嶋の言葉も、「ポジティブシンキング」の一言で片付けるのは もったいない。

「言葉や概念を知っていること」と「その言葉の本当の意味を考えること」とを同じように考える人が多すぎる。──自分もその一人だ。気をつけよう。

夢もチボーもないハケン社員の今年 35 歳オス、である自分にも可能性は無限にある と考える──ことができたらなぁ………………。

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バクマン。 #37-3 「取締役とトリ」 迫真感のある真城と吐く平丸

『バクマン。』 37 ページ 「取締役とトリ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 25 号)

Free Valentines vintage style bingo card (by Tonya Doughty) (by Tonya Doughty)

今週号の『バクマン。』から、「芸コマ」(芸が細かい・コマ)を紹介しよう。

高木の名前を相田は知らなかった、という場面である。

もちろん、亜城木夢叶は知っているが、真城と高木・どちらがどちらかは、相田は知らない(覚えていない)のだ。

登場人物たちの「知っていること」と「知らないこと」とが、キッチリと描いてある。さすが、『DEATH NOTE』の原作者だ。

まぁ、自分などは人の名前を「知っていてもすぐ忘れる」のだが……。

ある女性とお付き合いしているころ(遠い昔だ)、別の女の子とも親しくしていて、ときどき名前を呼び間違えて、あせった。女性はそのあたりがビンカンなので、絶っっっ対に ごまかせない。人によっては、「ティファニーのナントカ」や「グッチのカントカ」などで(一時的に)忘れてもらえるだろう。

ただ──たった一回の間違いだろうが、天が落ちて地がさけても、未来永劫、女性という生きものは決して忘れないのである……。

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バクマン。 #37-2 「取締役とトリ」 ラッコ人間と岩石の両手

『バクマン。』 37 ページ 「取締役とトリ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 25 号)

Pooh goes shopping (by curly_exp( l)osure) (by curly_exp( l)osure)

『ラッコ 11 号』の内容がすこし明かされた。──明かされても謎が残る内容だったが。

どうやら、屁理屈(へりくつ)の面白さがこの作品のポイントになるようだ。

ヘリクツほど、面白く描くことが難しい物もない。たんなる言いがかりや勘違い・暴言に終わらないように、ある程度の説得力が必要になる。

たぶん、いまの日本で「カネになるヘリクツ」を一番いっているのは、小飼弾さんだと思う。

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ヘリクツを言って、ほかの人から面白そうと思われるなんて、最高だ。

自分も昔はヘリクツの名手だった(つもりだ)が、「話が通じない人」と敬遠されるのが面倒でやめた。──そうか、世間では「話の通じない面白さ」が理解できないのか……。何でもかでも「ハイハイ」と言うイエスマンばかりを求める世の中は、いかがなものか。

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