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バクマン。 #77-2 「大好きと否定」 鬼怒川と礼儀

『バクマン。』 77 ページ 「大好きと否定」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 15 号)

鬼怒子 (by Shenghung Lin) (by Shenghung Lin)

身近にいる人が、悪い方向へ変わってしまう。──それが一番の恐怖だと思います。以前にも何度か書いた覚えがありますが、何度も書きたくなるくらいに、こわい。

『バクマン。』という作品は、人物の描写をコロコロと変えてくる。イケスカナイ人間かと思っていたら、面倒見のいいアニキ肌だったり。一見すると女性にモテなさそうなストーカ体質かと思いきや、──いや、なんでもない……。

サイコーやエイジ・福田あたりは、初登場のころはとくに印象が悪かった。ぱっと見は別人のようです。ところが、彼らを長い間見ていると、そんな一面があっても不思議はないな、と思えてくる(人間だもの)。

現実世界の人間も、印象なんてガラッと変わるものです。それでも根っこの部分は「三つ子の魂百まで」なハズ。

それがとつぜん根本から変わってしまったら、周りの人間はとまどうしかありません。──最近のシュージンが、まさにそんな感じに変わってしまったんだよなぁ……。

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バクマン。 #77-1 「大好きと否定」 ギャグ出しと祝福

『バクマン。』 77 ページ 「大好きと否定」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 15 号)

Gimp Suit with Ball Gag (by &gt;&gt;&gt;WonderMike&lt; &lt;&lt;) (by >>>WonderMike< <<)

なんでも相談できる相手がいる、ということは幸せです。相談相手が恋人だったりすると、実際には「何でも」は話せませんが……。

世界で一番ザンコクな遊びである「はないちもんめでさえ、「相談しましょ、そうしましょ」と相談タイムをもうけたところに、人間の良心を感じます。

そう、たいていのことは、話し合えばなんとかなる。そして、相談する前に、だいたいは結論が出ているものです。『走れ! 大発タント』を続けるかどうかも……。

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HUNTER×HUNTER #300 『保険』 彼女を人間扱いするのはひとり

HUNTER×HUNTER No.300 『保険』 (週刊少年ジャンプ 2010 年 15 号)

Dundrennan Abbey (by etrusia_uk (Away for a while)) (by etrusia_uk (Away for a while))

今週号の『ヘタッピマンガ研究所R』は、前回と引き続き、冨樫義博先生がゲストです。今回はさらにネーム作りの真髄に迫っている感じで、必見です!

冨樫先生は「ヒーロー戦隊もの」について言及されていますが、これ、どう考えても少年マンガに対する苦言ですよね……。

ポーズ決めてる 主人公に一切 手を出さない敵に 納得がいかなかったん ですよ(……)

敵が自分の能力や 弱点を大事なとこで ベラベラ喋っちゃったり とかね

『ヘタッピマンガ研究所R』 Step17

たとえば、敵の総大将の能力を封じるためだけに生物兵器を作るような小心者なのに、その肝心の兵器をフラフラと出歩かせて、そのあげくに破壊されかける──そんなラスボスは、あり得ないんですよ。少なくともそんな人物は、『H×H』の世界ではタコ(「タコってゆーな!」)にも劣る。

『ヘタッピ』のサイトウ氏は、「ハンター」のキャラは 全員知将の風格という評価をしていました。某マンガに出てくるキャラは、「全員がちしょう」という感じですね……(池や沼が好きそう、という意味ですよー)。

あのマンガ(どれ?)の世界観や人物は好きなのに、そいつがちゃんと 生きてて 自分で判断してる感じがしないのが、どうにもイヤなんです。そうやって「お約束だから」と逃げて損しているマンガは、たくさんありそうですね……。

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HUNTER×HUNTER #299 『再生』 我が子を抱く母のように

HUNTER×HUNTER No.299 『再生』 (週刊少年ジャンプ 2010 年 14 号)

At Peace (by Vermin Inc) (by Vermin Inc)

いやはや、今週号はスゴかった!

あまりにもスゴすぎて、「作者はくる──クレイジィになったのかと心配しました」(英語だと許される不思議!)とか「少年誌に載せる内容ではない」という感想をウェブ上で見かけたほどです。

HAHAHA! 何をおっしゃる! 昔からこうですよ!(最近の読者は『レベルE』を知らんのだろうな)きっと作者は、心の底から楽しみながら、ペンを走らせたことでしょうね。

ますます、「キメラアント編」がどう終わるのか、ますます分からなくなってきました。すでに終わっているような、これから始まるような……。今回、「新しく生まれた生命」がどう動くのかが見どころですね。

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バクマン。 #76-4 「決めギャグとメッセージ」 ライバルとまた来週

『バクマン。』 76 ページ 「決めギャグとメッセージ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 14 号)

Apologies from a Dream (by Pensiero) (by Pensiero)

いつものようにこの場所は、感想の内容とはあまり関係のないことを書きます。

そういえば、「亜城木夢叶」という名前には、「真・高豆、3 人のえる」という意味あいが込められていたのでした(『バクマン。 2』 p.169)。

「亜城木夢叶」には、言い出しっぺの名付け親である、見吉の名前が入っていない。なんという控えめな性格! とそのころから思っていました。

それが──なるほど。いつの間にか、亜城木の中に「カヤの名前」も組み込まれていることに気がつく。「15 ページ」の時点で、作者は今の展開を考えていたのかもしれませんね。──もしかして、物語の終わりまで……?

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バクマン。 #76-3 「決めギャグとメッセージ」 声優といいかも

『バクマン。』 76 ページ 「決めギャグとメッセージ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 14 号)

Zenith Television Set, 1977 (by Roadsidepictures) (by Roadsidepictures)

趣味と仕事は違う──とよく聞きます。自分もそう思う。趣味として楽しんでいるときは良いけれど、それを仕事にすると、心と体に負担がかかる……。

マンガは、多くの人にとっては楽しい娯楽です。しかし、マンガ家の中でそう言える人は、いったい何人いることやら……。

亜城木夢叶と新妻エイジとの一番の差は、そこにありそうです。

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バクマン。 #76-2 「決めギャグとメッセージ」 蕎麦とどうだろうか?

『バクマン。』 76 ページ 「決めギャグとメッセージ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 14 号)

20090614 Kiyosato 1 (by BONGURI) (by BONGURI)

今回、亜城木夢叶──シュージンが考えた、とっておきの決めギャグが出てきます。

現実世界では、近年のハヤリギャグって、否定的な言葉が多いですよね。自分は嫌いです(キッパリ)。そうではなくて、「ありがとう」「うれしい」「楽しい」──そういった言葉で笑えるなら、それが一番良いのでは?

──あ、「お入りください」「ありがとう」があるか。さすが和子おばちゃんやっ!

桑原和男 – Wikipedia

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バクマン。 #76-1 「決めギャグとメッセージ」 コマネズミと北千住

『バクマン。』 76 ページ 「決めギャグとメッセージ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 14 号)

Nadia Comaneci #1 (by eye2eye) (by eye2eye)

今週号は『バクマン』も『HUNTER×HUNTER』もスゴかった! オモチロイ!! 両作品ともいつも面白いけれど、たまにこういうスペシャルな回がある。

「──え、そう?」という声が聞こえてきましたが、自分には最高に面白かったです。素晴らしい作品を読み終わったあとは、ムクムクと創作意欲とやる気が出てくる。そこで、カメラを片手に公園へ出かけたり、愛用のカメラについて記事を書きました。

素晴らしい作品には、人を動かす力があるのです。

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HUNTER×HUNTER #298 『薔薇』 人を呪わば穴 512 万

HUNTER×HUNTER No.298 『薔薇』 (週刊少年ジャンプ 2010 年 13 号)

Pamper Yourself (by incurable_hippie) (by incurable_hippie)

今週号は、ちょっと残念な展開でした。──自分で言うのも何ですが、こう書くのは珍しいですよね。いつもは大☆絶☆賛なのに。

今回の展開をじっくりと振り返ると、「最初からそうしろよ!」と思ってしまいました。いままでのアレコレは、いったいなんだったんだ、と。

でも、初回に読むときには、そんなことはミジンも思わないんですよ。「──え? えええー !?」の連続です。コマを進めるたびに不安がつのるし、ページをめくるのがドキドキする。

そして、一度読み終わって、何度も何度も読み返すと、ようやく「──まてよ?」と疑問がわいてくるわけです。よく考えたらオカシイぞ、と気付いてしまった。

最初は熱中していて気がつかなかったことが、ふとしたキッカケで冷静に考えると、「どうしてこうなった!?」と思ってしまう。──あ、これ、恋と同じだ。

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バクマン。 7 巻 「ギャグとシリアス」 山久の口説きとチアガール

『バクマン。』 コミックス 7 巻 「ギャグとシリアス」

Mop Puppet (by playbeasy) (by playbeasy)

いよいよ、『バクマン。』も 7 巻まできました。「ラッキィ」なナンバでおめでたいですね(?)。

表紙は、サイコー・シュージンでした。まさかの亜城木夢叶 2 連チャンです。え? 蒼樹は? 見吉・岩瀬・平丸──まだまだ表紙に出ていない人がたくさんいるのに!

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