『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)
編集部の班長たちによる連載会議で「アリ」と判断された作品だけが、「ジャンプ」で連載されるそうです。──会議の結果を待つ間は、担当の編集者も、作家も、不安でしょうね。
連載した作品がもう 2 つ──、いや、まだ 2 つしかない(はずの)大場つぐみさんは、『バクマン。』を会議に出す時には、かなり緊張したはず……!(とっても! ワザトラシーマン)
勝ってるとは思えん…
前回の終わりにも編集長が言っていた、駄目 だな
という言葉の真意が分かりました。なんと──意外なことに──「ダメ」という意味だったのです!(そのままヤン)
というか──えー! 「もうちょっと表現を抑えないとダメ」だとか、「タイトルを変更するべき」というレベルではなく、連載すること自体が許可できないとは……。
つまりは──、
「週刊少年ジャンプ」に亜城木夢叶は描かせない、
と編集長は言っているに等しい(欠かせない、ではなく)。
たしかに、亜城木ほどワガママなマンガ家は、『バクマン。』ではほかに出てきません(現実世界には──いや、なんでもない)。編集長から見れば、どのような理由があろうとも、自分勝手に連載をやめた作家と認識しているはず。
ここで甘い感情を見せずに、シビアな判断を下したのは、編集長としては正解です。──でもさぁー(まったく納得はしていない)。
会議 長いですね
シュージンが言っていたことを編集長が本気で受け取るかどうかを、連載会議の最中になって、ようやく港浦が気にしている……。
この鈍感さは、ある意味スゴイ。
ただ、服部が言うように、上が 判断する 事
なのだから、下手に心配していても意味がありません。そう言った本人である服部のように沈んでいるよりは、港浦のようにノホホンと構えているほうがいいのかも。──でもさぁー(ry
遅いな
考えてみると、編集者たちはどんな作品が会議に出されるかを知っているから、「会議が長引きそうかどうか」を事前に把握しています。しかし、そのような情報を、作家にはあまり話すないはず。
──ということで、サイコーとシュージンのように、自分たちの作品がどう語られているのかも知らないまま、ただただ待ちぼうけを食らうのです。見ているだけで、胃がキリキリしてきそう。
こんな時にカヤがいると、すこしは気が和んでイイ感じです。本当に、ステキなオクサマですね。
──そんなカヤの気配りも届かずに、亜城木の 2 人はドンヨリとしている。まぁ、これは仕方がないでしょうね。上で書いたように、この待っている時間は、どんな作家でもドキドキするのでしょう。
サイコーとシュージンの会話を聞いて、会議の日になると ネガティブになる
、とカヤは言っています。会議に落ちた場合は「ジャンプ」に 持ち込みから
始める、というサイコーの考えは、積極的な姿勢と取っても良いでしょう。
亜城木夢叶は、何があってもマンガ家だけはやめない。──その根性が見られただけで、一安心です。
ち…ちょっと 待ってください…
大西さんマジナイス!
この多数決の無意味さは、この場にいる編集者も読者も、誰もが感じているハズ。だから、投票が有効かどうか自体を無効化する──この作戦は、全力で「アリ」に入れたいです。
僕は 勝ちにします
大西の意見に、瓶子も賛同する。瓶子は亜城木の支持者だから、この行為にも納得です。だから、というワケでも──あるのですが、最近の瓶子は格好いい!
──よく意見を聞いてみると、いままでと同様にどっちつかずのセリフだし、勝って欲しいに 1 票
というのも意味不明ですケド。