『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)
服部哲(あきら)と服部雄二郎(アフロ)を指す「W 服部
」という呼び方には、ちょっとした秘話がありました。同じ名字の人がいる職場なら、どこでもある話でしょうね。
似たような話が、『美味しんぼ (48)』に収録されています。この作品らしい展開で、おもしろかったなぁ。
「夫婦別姓!?」 あらすじ – 美味しんぼ塾ストーリーブログ
どっちか異動 させろ
といったセリフを『美味しんぼ』で言ったのは、副部長でした。まさか、鳥嶋取締役と富井副部長が同レベルの発言をするとは──!
読切掲載 決定だ!
今回は「港浦無双」ですね。班長の相田にすら刃向かっている……! 「兄弟ゲンカ」にも見えます。
ただ ちょっと考えてみると、「ジャンプ」の看板作家である亜城木とエイジが読み切りを描く号(の前後?)に載せられるなら、より多くの読者に読まれる可能性があります。売り上げが伸びるからですね。
そういう意味では、会議に作品を出させた相田は間違っていない。ごく単純に、港浦の持ってきたネームが力不足だっただけですね。
最近、ずーーーっと機嫌がいい佐々木編集長は、「『週刊少年ジャンプ』の編集長を辞められて良かった!」──と思っているみたいに見えます。
もしかして本当に……。
4 月 17 日発売 21 号に
新しく描いた作品が掲載される喜びは、何回 味わっても良いものなのでしょうね。「載って当然」だとは思っていない 2 人だから、何度でも新鮮さを感じられる。
新妻エイジは掲載されて当たり前──という表情で報告をいつも聞いていますが、内心は喜んでいるのでしょうかね。彼の場合は、載らなくても趣味で描き続けると思う。でも、さすがに落ちたら悔しがるか。
アドバイスをもらう前に要点を語るサイコーは、格好いいけれど──、なんだか「言われなくても分かってるよ!(イラッ」という態度に見えてしまいました。
小説の世界では、最初の 1 冊だけを出して、それで終わる作家が ほとんどらしいです。おそらく、マンガでも同じでしょう。
そのような出版業界の中でも頂点に近い位置で、サイコーとシュージンは何年も描き続けています。だから、並の編集者よりもマンガのことを熟知している。
──それは当然だけれど、僕よりも 分かってそうだな
という言葉には、「それを言っちゃあ おしめェ(おしまい)よ!」という気がします。担当編集者である服部なりの助言が聞きたかった。
これも いい知らせ だろう
上では「掲載が決まってもエイジは表情に出さない」なんて書きましたが、めっちゃ喜んでる。最近の『バクマン。』は全体的に動きが派手になっていて、その一環でエイジもオーバ・リアクションなのかも。
ナイス エグイ 王道 バトル !!
なんてセリフがビシッと決まるのは、新妻エイジしかいません!
ここで亜城木が「コッテコテの王道バトル物」なんて描いてきたら、エイジは本気で たたきつぶしに来たかもしれませんね。七峰透よりも露骨に亜城木をテーマを似せてきて、なおかつ圧倒的に面白く描く──とか。
平丸くん 僕は悲しいよ
吉田と平丸のマンザイは、今回も絶好調ですね!
平丸が『ラッコ 11 号』を連載していた時には、ほとんど休載しませんでした。かなり意外な事実ですが、平丸が働き者──なのではなく、吉田の「操縦」が上手なだけですケド。
だから、たまには休ませても良い気がします。
今回は仮病だから良かったけれど、本当にギックリ腰だったら、症状が悪化していたのでは……。でも、平丸以上に平丸のことを分かっている吉田氏なら、間違えるわけはないか。
そう言えば、平丸の部屋にもパンダがいる……!
HUNTER×HUNTER #321 「怪者」 けもの×ケモノ×のけもの | 亜細亜ノ蛾
あんまり 根を詰めるなよ
エイジの 作品以上の 結果
を出すことを、「夢」というレベルではなく、“目標”としてサイコーは語っている。これは素晴らしいですね!
しかし、近づけば近づくほど──天才は遠く感じるものです。いまの亜城木コンビならエイジに届くか──と一瞬は思わせて、そこから先が長い。
亜豆美保は、声優としてのキャリアを確実に積み重ねています。亜城木夢叶 作品のヒロインを最高の状態で演じられるように、彼女も頑張っている。
昔の亜豆は「歌唱力が残念」というチャーム・ポイントが あったけれど、それも解消されていました。もちろん、自然に上達したわけではなく、努力して歌の練習を続けたからでしょう。
みんなみんな、頑張っている。平丸以外は──。