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『恋愛睡眠のすすめ』

以前にも書きましたが、ミシェル・ゴンドリーの作品が大好きです。

ミシェル・ゴンドリー『恋愛睡眠のすすめ』と一発撮り PV : 亜細亜ノ蛾

今回紹介するのは、彼が監督した映画、『恋愛睡眠のすすめ』です。

音楽の PV という、限られた時間(と制作費)の中で、圧倒的な「世界」を見せつけたゴンドリー。はたして、映画でもその威力を発揮できるのか? とやや不安ながらも見ましたが──。

これは、大傑作ですね! 初めから終わりまで、大笑いしながら見ました。終わり方が切ないのも好みです。

しかし──、どんな映画でも「一部の人は大喜び」だと思いますが、この映画は合う人が限られるでしょうね。

物語が始まってから、5 分間で「この後も見るかどうか」を決めたほうが、いいかもしれません。良くも悪くも「フランス映画っぽい」ので、合わない人は徹底的に合わないでしょう。

合う人には「何度も見たい映画」になります。ちょうど、映画内と同じ冬頃、つまり今の時期にカップルで、あるいは一人でゆっくりと見るのに向いています。

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基本的には悲劇

上記のような書き方だと、「ラブコメディー」っぽいですね。しかし、基本的には悲劇です。

ストーリィは簡単で、

「田舎で暮らしていた青年が、母親の勧めで(だまされて)都会に出てきたけど、仕事も恋愛も失敗ばかりで、夢うつつの日々」

というだけ。

同僚や上司は、まじめに付き合えるような人ではないし、母親は男にだまされてばかりだし、隣人(シャルロット)は不思議ちゃんだし──と、主人公を取り巻く環境は、どこにもいいところがありません。

まぁ、そりゃ、夢の世界に逃げ込むよね、と言わんばかりで、オレたち(たち?)に向けたメッセージであることが伝わってきますね。そういう意味で、女の子が見ると、楽しめるのか、ちょっと疑問。

何といっても見どころは、主人公が見る夢です。じつに奇妙で、ミシェル・ゴンドリーらしい世界になっています。夢のシーンだけ繋げて見ていたいくらいです。

シャルロット・ゲンズブール

「シャルロット・ゲンズブール」と言えば、それはもー、アナタ、ボクら世代(ご自由に想像下さい)からすれば、

「ロリータの代名詞」

ですよ!(断言)シャルロットと言えば、枕詞は「なまいき」と昔から決まっています(『なまいきシャルロット』)。

ドロレス・ヘイズ? ハァ? あんなん、たんなる D●N じゃん。

(原作ファン、ナボコフ・ファンの人、ごめんなさい。でも、アレを今の感覚の「ロリータ」と呼ぶのは、そろそろ無理なのはおわかりですよね?)(ハンバート・ハンバートにしても「ロリータ目当てに母親と結婚する」なんて、ロリ●ンの風上にも──以下省略)

ref.: ロリータ - Wikipedia

──そんな(?)シャルロット・ゲンズブールも、もうけっこう、「いいお歳ごろ」。というか、じつは、オレより年上で二児の母親と知って、絶句。栗田さんに続き、シャルロット、お前もか!(意味不明)

シャルロット・ゲンズブール - Wikipedia

それにしても、本作品のシャルロットは不思議な言動が多く、主人公のような煮え切らない男の子じゃなくても、もてあそばれてしまいそう。本人は、その気じゃなくても。

でも──、こういう女の子、多いよね……(望遠)。

映画のタイトルに疑問

この映画の最大の問題が、「タイトルと内容が合っていないこと」ですね。恋愛睡眠ってなに? それに、誰かに勧めているわけでもないし。

いっそのこと、『僕の隣はシャルロット・ゲンズブール』でいいんじゃね?

(『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』という、鳥肌が立つくらい恥ずかしい映画タイトルからインスパイア)

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