『ツイステッド』
『ツイステッド』は、主人公の設定が現代的なミステリィで、97 分間と短くまとまっているのも好印象の映画です。
ストーリィ
主人公のジェシカ(アシュレイ・ジャッド)は、サンフランシスコ市警の殺人課に昇格したばかり。昇格を祝うパーティの帰り道、(いつものように)バーに男を漁りに行き、一晩限りの関係を結ぶ。やがて彼女と関係を持った男が次々と撲殺屍体として発見され、第一容疑者としてジェシカが疑われる。
主人公を演じたアシュレイが、いわゆる「尻軽女」に見えないのがポイントで、いったいどういう過去があってこのような性癖を持ったのか、と興味を持ちました。これ、「いかにも」な女優が演じていたらマイナスだったでしょうね。
嫌悪感を抱く人はいるだろうけど、設定が現代的で良かったです。これなら「安易なラブシーンやめようクラブ」会員の自分も満足。
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- アシュレイ・ジャド サミュエル・L.ジャクソン アンディ・ガルシア
- アスミック 2005-02-11
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by G-Tools , 2007/08/26
アンディ・ガルシアとサミュエル・L・ジャクソン
『コンフィデンス』では、ぬめっとした粘着質な FBI 捜査官を演じたアンディ・ガルシア。
本作では、主人公のパートナとして、ハンサムな刑事を演じました。とても、同じ人物が演じているとは思えない、男前っぷりです。
サミュエル・L・ジャクソンは主人公の上司で、育ての親のような存在。
この存在感たっぷりの二人の男が、窮地に立たされる主人公を助けます。映画に重みを加える、素晴らしい演技が見所です。
サンフランシスコ
舞台となるサンフランシスコの夜は、霧がかかっていてロンドンのよう。
DVD に収録されているメイキングで、監督はこの映画をフィルム・ノワールとして撮ったそうです。霧の街がその雰囲気にピッタリ、とのこと。
多くのフィルム・ノワールには、男を堕落させる「ファム・ファタール」(運命の女、危険な女)が登場する
のですが、それが主人公で、しかも刑事というのが珍しいでしょうね。
ラスト
ラストは、なかなかのどんでん返しが待っています。
ミステリィファンなら、この事件の真相は途中で気付くはず。
しかし、犯人の動機がなかなか面白かった。
決して共感や同意はできないし、「アタマオカシイ」ことを言っているけれど、犯人の中では筋が通っている、というのがわかる。
自分が気に入った映画はいつもそうですが、「このあと」のことを思うと、いろいろ考えさせられます。自分だったらどう生きるかな、と──。