『名探偵の掟』は壁投げか?

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#### 東野圭吾氏は初
自分は、ミステリィというと森博嗣氏の作品ばかり読んでいます。まぁ、趣味なので好きな作家の作品ばかり読むのもいいですが、たまには他の作家さんも。
──ということで、同僚から借りてきたのがこの作品。

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名探偵の掟
東野 圭吾
講談社 1999-07

by G-Tools , 2006/10/22

タイトルからは想像が難しいですが、ミステリィの「お約束」をパロディにした短編集です。


#### やりたい放題
内容は、もう、やりたい放題という感じ。ミステリィファンが《ミステリィ》と聞いて想像する作品は、かなりの作品でパロディにされてますね(ライトノベルか特定の作家しか読まない場合は、あてはまらない)。
中にはやり過ぎな作品もあって、TVの二時間ドラマをパロディにした「『花のOL湯けむり温泉殺人事件』論」という短編は、他の作品とは雰囲気がかなり変わっています。主人公の名探偵が、この作品だけミステリィ研の女子大生という設定に。
──その前に、TVの二時間ドラマ自体がミステリィ・サスペンス小説のパロディみたいなものだからなぁ……。
#### 最後はミステリィらしく
最後の短編は、ある有名な古典ミステリィのオマージュになっています。最後の一文で(今までやってきたおちゃらけ路線はどこへやら)、すっと背筋が寒くなるような感じが味わえる──ああ、ミステリィだな、という一冊でした。
ただ、それはそれとして。この本の注意書きには、こう書いておくべきでしょうね。
「本作品は、(一部の)本格ミステリィファンが服用すると、頭痛・めまい・怒りの抗議文を誘発する危険があります。くれぐれも、(一部の)本格ミステリィファンの手が届かない場所に保管してください」
#### この記事のタグ(偽)
[ちょっとこの人が書く長編が読みたくなった][クリスティは越えられない?(参照: [MORI LOG ACADEMY: 目指すものがない](http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/10/post_731.php “MORI LOG ACADEMY: 目指すものがない”))][(──やっぱり壁投げ?)]