MT3.2 でも使える
MT のテンプレートをゴニョるとき(特に人様のコードをパクって改竄するとき)に <MTIgnore>
タグをよく使います。これは簡単に言うとコメントのためのタグです。MT3.3 から導入されました。
自分はいまだに未練たっぷりでなかなか別れられない、というわけではないのですが、MT3.2 を使っています。同じ MT3.2 ユーザは、小粋空間: MTIgnore タグ で配布されているプラグインを、ありがたく使わせてもらいましょう。このプラグインを導入(plugins に put いんぐ)すると、MT3.2 でも <MTIgnore>
が使えます。
使い方
使い方は簡単で、自分だけのために残したいコメントを <MTIgnore>……</MTIgnore>
と囲むと、その部分だけは一切出力されなくなります。
例えば、従来の方法で
<MTEntries lastn="0"><!-- lastn="9999" とか許されるのは小学生までだよね -->
などと自分用に(本当かなぁ)「コメント」として書いても、公開する際にはしっかりと HTML コードの中に出力されます。ソースコードまでガン見するような、あなたの熱心なファンに、カッコ悪いコードを晒すことになるかも知れません(それってファンかなぁ)。
そこで、
<MTEntries lastn="0"><MTIgnore> lastn="9999" とか キモス (・ω・;)(;・ω・) </MTIgnore>
と書くと、(X)HTML に出力される際に <MTIgnore>……</MTIgnore>
の部分は表示されません。これでようやく「自分専用のコメント」になりますね。
MT タグ、特にプラグインのタグには独特な記述が必要な場合が多いです。数ヶ月後の自分が見て悩まないように、普段からコメントを付けておくと、後々ラクかも知れませんね。
asiamoth 流
ちなみに自分は、
<MTIgnore><!-- **** ここからコメント
(ここにコメントを書く)
**** ここまでコメント --></MTIgnore>
という風に、改行したりしてなるべく目立つようにしています。完全に出力されないタグなので、こうしておかないと判りにくい!
また、要するに目立てばいいので、
<MTIgnore>⊂二二二(^ω^)二二二つ
(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)━━━━━━━━━━wwwww(ここにコメントを書く)メポ(<●><●>)
〓しょうこ〓</MTIgnore>
でも何でもいいわけです(いいのかなぁ)。
Ref.: しょこたん☆ぶろぐ
注意点!
(ここから先は 2007-03-10T13:39:19+09:00 追記)
みんな大好き「オラオラ」で、ちょっとした注意点が挙げられていました(oscar さん、ありがとう!)。
ref.: MTIgnoreというタグは万能コメントタグ?[0310追記] (オラオラ)
<MTIgnore></MTIgnore>
で囲まれた部分でも、構文チェックは行われているそうです。
検証してみた
テストテンプレートを作成し、こんなやっつけ作業的コードを叩き込んでみました。
<MTIgnore>
<MTEntries lastn="9999"><!-- 1.0(?)風味の書き方 -->
<MTEntryBody> <!-- 全エントリィを出しちゃうよ! -->
</MTEntries>
<MTEntries all="1"> <!-- 2.0(?)的な書き方! -->
<MTEntryBody> <!-- こちらも本来なら全記事出力 -->
</MTEntries>
<MTHoge fuga="1"> <!-- エラーにならない -->
<MTFoo bar="baz">そんなタグねぇよ!</MTFoo>
</MTHogehoge> <!-- 意外とエラーにならない -->
</MTIgnore>
──結果、ほんの数秒で再構築が完了しました。エラーはなく、もちろん何も出力されていません。
しかし、たとえば</MTEntries>
が抜けていたりすると、「タグを閉じていない」というエラーが表示されます。<MTHoge>
タグなどは存在しないので、無視されます。
結論
<MTIgnore></MTIgnore>
で囲まれた部分は出力されない- ただし内部の MT タグに関する構文解析は行われる
- ──けど、よっぽど長く込み入ったコードでなければ大丈夫?
- 構文エラーだけは注意!