『原稿用紙 10 枚を書く力』 斎藤 孝・著 3 つのポイント

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3 つのポイント

洞察力の定義(いつもふと思い出すこと) | i d e a * i d e aFPN-文章をスムーズに書くための3つのポイントを読んで思い出したのが、斎藤 孝さんの『原稿用紙10枚を書く力』

徳力基彦氏の連載、ITmedia Biz.ID:デジタルワークスタイルの視点の文章スタイルを 3 つのポイントを挙げて紹介しています。

  • タイトルに「3つの○○」が含まれることが多い
  • 本文は、「3つの○○」を順番に展開していく
  • 何がなんでもポイントを3つに絞り込む

FPN-文章をスムーズに書くための3つのポイント

この「3 つのポイントに絞り込む」と、

洞察力ってのは「一見関係ないように見える二つの事柄の間に関係性を見つけること」だよ。

洞察力の定義(いつもふと思い出すこと) | i d e a * i d e a

という考え方を合わせると、『──書く力』の主張になります。

『原稿用紙10枚を書く力』

三つのキーコンセプトを取り出すことは、書く力をつける上での基本である。

できるだけ離れて重ならない三つのキーコンセプトを取り出して、それらをどう繋げられるかに、その人の能力・才能がかかってくる。

『原稿用紙 10 枚を書く力』 p.120

この「重ならない三つのキーコンセプト」というのが重要です。たとえば書評を書くときでも、その本の好きなところを 3 つ取り出し、それぞれを結びつけるように書くのがコツとのこと。

『──書く力』では「キーワードを見つける」「キーワードから三つのキーコンセプト(言いたいこと)をつくる」「三つのキーコンセプトを結びつけて文章を構築する」という方法(p.35)を解りやすく説明しています。

その他、上手な引用の仕方がすごく参考になります。この本からは、いくらでも文章を書くコツが引き出せるので、これから先も何度か引用していきます(その前に実践しなきゃね……)。

最後に、自分が買った版よりも新しくて安い、文庫版を紹介します。