齋藤孝一覧

「生活・自分の変化」をブログ記事に書くには?

生活の変化を書く

昨日のこの記事、じつは、元の記事をわざと誤読して書きました。

iPhone などのガジェットで生活は変わるのか? : 亜細亜ノ蛾

id:kanose さんの記事では、「生活がどう変化したかを語って(書いて)欲しい」という部分が要点なんですよね。iPhone がどうのこうの、は二の次なんですよ(──それこそが誤読?)。

iPhoneの良さを語るのなら、自分の生活がどう変化したかを語って欲しい – ARTIFACT@ハテナ系

長年ブログを書いていると、ウェブ上の評判や仕様を分析したり、安易に関連記事へのリンクを張って満足したり、あるいは関係ない「自分語り」に終始したり──、となりがち。逆にブログを書き慣れていない人は、「これはすごい」「面白かった」「★★★★☆」とか。

そうではなくて、「それと出会ったことで自分がどう変化したか」を書く。それにはどうしたらいいか、考えてみました。

──考えてみましたが、うまく結論が出ませんでした。おまけに長文。それなりに「拾える」ポイントをいくつか書いたつもりなので、よろしければどうぞ。

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『三色ボールペンで読む日本語』 小学生からのシェイクスピア

『三色ボールペンで読む日本語』

このブログでも何回か書きましたが、三色ボールペンを愛用しています。──実際は、黒色が入った四色ボールペンを、半ば仕方なく使うことに なるのですが(会社で書類を書くとき など)。

それというのも本書に出会ったからですが、じつは、パラパラと読み飛ばして「わかった気」に なっていただけでした。今回、改めて(三色の線を引きながら)読んでみて、

三色ボールペンで線を引く、という「技」

を深く知ることができました。やはり、これは「技術」なので、日々 鍛える必要がありますね。──とは言っても、読書を、よりいっそう楽しむための技です。

三色方式体験者の感想

まず、「三色方式」とは何か、と説明したりする前に──、実際に三色ボールペン体験者の声が巻末に載っているので、紹介します。

線を引くときに頭をつかうし赤だけをよんでもどうゆうお話かわかる。ガルガンチュワが引きやすい。先生にもすすめてみました。赤はけっこう引きにくい。青は引きやすく、緑は楽。 (小学 4 年・男)

皆にアドバイスをするなら「気軽にバンバン引いていいよ」と言いたいです。 (小学 6 年・男)

シェイクスピアや有名な人物についての話を読み取るという、大人でもできない様な能力がついた。 (小学 5 年・男)

『三色ボールペンで読む日本語』 p.207-209

(「ガルガンチュワ」は原文ママ・日本ではガルガンチュアと表記されることが多い)

──どうですか。読みたくなった──というか、読まなければ! と思いませんでしたか?(笑)

自分は、巻末の感想や後書きから読み始める、という習慣がないので、初めから読んで上記の体験談を目にしたとき、すごく納得できました。小学生でも、三色ボールペンを片手に世界中の文学に親しむことができる、と。

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『使える読書』 齋藤孝・著 声に出して読みたい引用文

本が好き

自分が漠然と「ひょっとしたら本を読むのが好きかも知れない」と思ったのが二十歳すぎ。何かを受信していきなり京極夏彦さんに手を出して(BL てきな意味ではなく)ハマって以来、「趣味」のひとつに「読書」を挙げることが多くなりました。

今回は、その「漠然と好きな読書」を、使える読書に変える手がかりが書かれた一冊を紹介します。

使える読書

『使える読書』の冒頭には、本書の「取扱説明書」が 30 ページに渡って書かれています。ズバリ!この 30 ページに、

本をひとつ読んで、考えをひとつ得る、アイデアをひとつ得る、それを何かに応用できる形で自分に刻んでおく

『使える読書』 p.9

というのをどうやって実践するか、その方法が詰まっています。思わず「声に出して読みたい一文」を摘出するように読む、というのを意識するだけでも、読書に対する姿勢が変わってきます。

この中には「本一冊を 30 分で読んで 3 分で話す」という状況が提示してあります。本書は、「使える読書」の方法については 30 ページでまとめられているので、30 分で読むことが簡単にできるように作られているわけです。

書評が面白い

では残りのページはなんなのかというと、斎藤孝さんが読んだ本の書評になっています。まさに「使える読書」の実践編なのですが、これが、とんでもなく面白い!

ブログで見る書評のほとんどが「あらすじを書いただけ」なのに対し、本書では「その本からなにを得たか?」を中心に書かれています。本を読んで、自分の実体験を思い出したり、健康法を実施したり──。

そう、本を一冊読んでなにも得られるものがなかったら、その本を読むだけの意味がないわけです。これから書評を書くときは、自分がその本からなにを掴んだのかに重点を置いて書くことにします。

シビレた一文

この、「取扱説明書」からは引用したい至言が毎ページ毎ページ出てくるのですが、中でもシビレたのがコレ。

たとえば、僕はゲーテはニーチェについて本に書きますが、ゲーテにびびっていたら、ひれ伏しているようなものしか書けなくなっちゃう。

『使える読書』 p.17

これは深い。ゲーテやニーチェに敬意を払いつつも、彼らからエッセンスをいただくときは、骨までしゃぶる気で使い倒す!その時の注意点も書いてあって、これがまた親切で解りやすい。

ブログについて

そして、ブログについても語っています。

ブログの巧拙のカギはやはりスタイルにあります。「自らを制限する技術が最も重要である」とはゲーテの言葉ですが(……)、なにに食い込むのかをクリアにしないと、「読み物」にはならないことがよくわかります。

『使える読書』 p.28

ブログは好き勝手書けることが魅力ですが、自分のスタイルがないと長続きしません。「スタイルを決めないのが、マイ・スタイル」とカッコつけるのは、よっぽどの個性がないと難しいです。じゃあ、自分・asiamoth のスタイルはなんなのか、というと──

──おっと、そろそろ「字数制限」に引っ掛かったので、この辺で。


『原稿用紙 10 枚を書く力』 斎藤 孝・著 3 つのポイント

3 つのポイント

洞察力の定義(いつもふと思い出すこと) | i d e a * i d e aFPN-文章をスムーズに書くための3つのポイントを読んで思い出したのが、斎藤 孝さんの『原稿用紙10枚を書く力』

徳力基彦氏の連載、ITmedia Biz.ID:デジタルワークスタイルの視点の文章スタイルを 3 つのポイントを挙げて紹介しています。

  • タイトルに「3つの○○」が含まれることが多い
  • 本文は、「3つの○○」を順番に展開していく
  • 何がなんでもポイントを3つに絞り込む

FPN-文章をスムーズに書くための3つのポイント

この「3 つのポイントに絞り込む」と、

洞察力ってのは「一見関係ないように見える二つの事柄の間に関係性を見つけること」だよ。

洞察力の定義(いつもふと思い出すこと) | i d e a * i d e a

という考え方を合わせると、『──書く力』の主張になります。

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