HUNTER×HUNTER No.269『貸し』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 01 号)
ジャンプてきには年が明けてしまいましたが、今年も あと少しですね。はたして、今年いっぱいは『ハンター』が読めるのだろうか……。それとも次回が最後?(イヤだー!)
今回は、珍しく(?)意味のあるタイトルの回でした。しかも、「貸し」には複数の意味が込められています。
このあたり、タイトルを付けたあとで「貸し」に まつわる話を書いたのか、それともタイトルを あとで決めたのか、「後書き」のようなもので読みたいですね(たぶんコミック掲載時に そんなオマケは無いだろうけど)。
前半にモントゥトゥユピー戦、後半には 皆(誰?)が忘れていた「あの人」や「あの人」が出てきます(両方ともヒトじゃないけど)。
なんというか、ゴンやネテロ会長を中心に描いて、他は後日談的に省略するのかと思いきや、きっちり構想があるようですね。少なくとも あと一週で「戦いはこれからだ──!(未完)」とは ならなさそう。
対ユピー戦
まずはナックルがユピーに「貸し」を与えるパンチ! ──が、ほとんど無意味と言ってもいいほどのダメージしか与えられません(正確には「天上不知唯我独損(ハコワレ)」発動中はダメージ無し)。10 秒ごとの利息も、焼け石に水ですね。
そうかと思えば、ここに来て逆境男・シュートがパワー・アップ! いままでで、一番格好いいシュートですね。ユピーほどの強敵じゃなかったら、太刀打ちできないくらいの迫力です。
──ぶっちゃけた話、メレオロンの「神の不在証明(パーフェクトプラン)」とシュートの「暗い宿(ホテル・ラフレシア)」をコンボにすれば良かったのでは? と いま気付きました。今さら遅いですが……。
「え、なに ゆってるの?」という人は、↓でも読んで復習しましょう!
ref.: HUNTER×HUNTERの能力・技 – Wikipedia
それにしても、「全ては 他を活かすため !!」が格好いい! ユピーもシュートも、他の濃いメンバの中で「空気」な存在(失礼)だったのが、ここに来て急に株が上がりましたね。
──あれ? でもそれって死亡フラg (ry
それはそれとして、モラウの手にパイプが戻って、これも「貸し」の一つですね。
ゴン・キルアが走る!
突入前に決めた役割分担通り、ゴン・キルアは、ピトーがいる(と思っている)玉座へ。
ここまでで、まだ突入から 5 秒弱! なんか、キメラアント編 以前の戦闘って、どんな低速度で戦っていたんだろう、という感じです。
キルアが瞬時に蟻 二匹を瞬殺する場面が凄い! 劇中の時間で一秒足らずのシーンですが、ページの使い方、コマの割り方まで格好良いです。
ここでキルアが蟻を退治したのはイカルゴのため、ということで、これも「貸し」──と言えなくもないですが、キルアは「友達(ダチ)だから当たり前」と言うでしょうね。
それを影から見ていたのはウェルフィン。なんか半分 忘れていましたが、そういえば、ヂートゥやブロヴーダ(ザリガニ)も宮殿内にいるのでした──。話の収拾、付くのか?
イカルゴの能力名
えっと、まぁ、誰でもツッコミを入れるところだと思いますが、一応。
「死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ)」って能力名、誤植かどうか、微妙な所ですよね。
普通に考えれば「死体と遊ぶ子供達」にする と思いますが、「~遊ぶな」でもギリギリ意味が通るし、「洒落が効いているネーミング」にも思えます。うーん……、答えはコミックで、でしょうね。
あと、イカルゴは、タコ(「タコってゆーな !!」)、もとい、普通の人間のような目をしているのに、「複眼の使用が可能」って、どんな感覚なんだろう? それに「遺体を我が身のように操作」って……、お、おぞましい……。
ジャンプのバトル・マンガって
今回のキルアは良かった。ちゃんと「戦闘」を描いているのって、ジャンプでは『ハンター』だけなんじゃないのか、と思ってしまうくらい。
ということで──
──つまらん敵をダラダラ描いて「万歳」とか言わせている場合じゃないですよ>某先生
──今さらながら、忍者がツッカケってどうなんスか>某先生
──先週の影・百人分はなんだったんスか>某先生
あと、なんとかリングとかノアとか、もう よくわかりません><