DV
クリスマスに贈る「最強・動画再生環境」(前編) : 亜細亜ノ蛾 の続きで、今回は究極かつ至高の動画プレイヤ、『DV』を紹介します。
自分が、他人の「動画再生環境自慢」を聞いて『DV』の名前が挙がらないと、「まだまだだね(三白眼で)」と思ってしまう、というくらい愛用しています。
DV の主な機能は下記の通り。すべて、一つのキーに割り当て できるのが、超絶便利!
今回は、DV の中でもとくに便利な、下記の機能を中心に紹介します。
- 2 点間再生
- アンカー
- スナップショット
- 音量の保存
2 点間再生
いわゆる「A-B リピート再生」機能。どう考えても必須機能だが、あまり付いているプレイヤを聞かない。
これがないプレイヤで頑張っている人は、ビデオデッキ並みの機能しか使っていない。そんなプレイヤは、どんなに便利だろうと、「そういう用途」向きではない、と断言できる。
アンカー
DV で一番 便利な機能(断言)! 動画内に目印を付けて、DVD の「チャプタ」のように、シークする場所を決められる。アンカーはいくつも付けられる。
これまたワンキーで、アンカーの保存・ジャンプ、削除が行える。この機能ひとつだけで、シェアウェアになっても使い続けたい。
上記画像は『DV』のシークバー。□が現在の再生位置で、ところどころ「明るい灰色」になっているのがアンカー。□からしばらく続く「明るい灰色」は「2 点間再生」の場所。──文字で書くと わかりにくいが、使い出すとすぐにわかるはず。
どんなにプロ(笑)でも、何千何万というファイルの「美味しいところ」を全て記憶したり、再生 1 秒後に [これはすごい] な動画か判断するのは、難しい。しかし、アンカーのおかげで、見るべきところが一発でわかる。それに、アンカーが多い動画は、凄い動画ということ(上記の動画は、後半がイマイチということ)。
この、シンプルな機能を実装しているプレイヤが少ない(ほぼ皆無)のが、理解しがたい。テキストエディタで言うと、「Ctrl + Sで保存」や Grep が無い、というくらい、間違っている。
スナップショット
ファイルリストと再生ファイル名、再生位置を保存・復元する機能。──と簡単に書いたけど、これもあまり他では聞かない機能。
もちろんワンキーで呼び出せるので、「前日の続きから再開」が一発!
応用すると、複数の DV を開いて画面を動画で埋め尽くす、というのが楽にできる。(あとは「DV をタイル上に並べる」のがキーボードでできれば、すべて片手で完了するな……)
音量の保存
「この動画は何をしゃべっているか聞きづらいし、この動画は隣の家まで■■声が聞こえそう ><」
──そんな悩みも『DV』は面倒を見てくれる。(設定すれば)一度 再生した動画の音量は、自動的に保存される。
ちなみに、『ffdshow』の「ノーマライズ」と併用するのが吉。
オプション
いつでも『DV』のウィンドウ上を右クリックすると、メニューが表示される。そこからオプションを選択すると、上記画像の画面が現れる。
設定できる項目が多いが、中でも「アンカー」と「音量を保存」する設定は便利なので有効にして欲しい(たぶん、デフォルトで有効)。
サポート
あとは、掲示板での作者(prince koga)さんの対応が素晴らしい!
どれくらい素晴らしいかというと、
「DVD ってどうやって再生するんですか? 教えてくだしあ m(_ _)m」
みたいな悶絶しそうなレベルの質問(小畑 健 氏に「パースってなんですか?」みたいな)にも、ちゃんと答えていること。──でも、さすがにそれは「過去ログ嫁」「ワード検索しれ」「ググれ」で良いのでは……。
まとめ
以上、asiamoth 的な最強・動画再生環境を紹介しましたが、いかがでしょうか?
「もっと便利なツールがあるぜ」とか「ここがまだ甘いね」という情報がありましたら、ぜひ教えてください! ><