半角文字と全角文字の間にスペース
少し前から、「半角の文字と全角の文字の間に、半角の空白を入れる」ように しています。明らかに、id:xx-internet さんのマネですな。
組版ソフト(Word とか)なら、自動的に半角文字と全角文字の間のマージンを調整してくれます。インターネットブラウザも、同様にレイアウトしてくれると、良いですよね。
しかし、今のところ CSS は(少なくとも主要ブラウザでは)対応していないし、JavaScript では、遅くなるだろうし。
ということで、自分は、記事を書く時点でスペースを入れています。少し面倒ですが、顔文字などで誤爆が ないですからね。
スペースを はさむのは手動で、──では日が暮れるので(記事を書くのは夜間です)、Xyzzy 用の Lisp、『auto-space.l』を愛用しています。もう配布されていない のですが、「Xyzzy auto-space」で検索すれば、どこかの誰かの Wiki で見つかるかも しれません。
ひらがなの連続にもスペース
最近は、「ひらがな、または漢字が連続している部分にも半角空白文字を入れる」ように なりました。これまた、『不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘』の加藤はいね さんの影響です。
たとえば、「私ははてなは面白いと思う」みたいな文を見ると、ちょっとイラッとするので、スペースを空けたくなります。
──が、なかなか加減が難しいですね。「私は はてな は面白いと思う」だと、「はてな」を変に強調しているように見えるし。
こういう場合は、文章の表現自体を変えたり、「はてな」をリンクにしたり、かぎ括弧で囲んだり、──と、ムダな努力をしています。
いっそ、「分かち書き」
いろいろと、「半角空白を入れる/ 入れない」で悩んだりしているときに、「いっそのこと、分かち書きのように書いたら どうか」と思いつきました。
つまり この段落のように 本来 読点(「、」)を 入れる部分や 文節ごとに スペースを 入れてみる。
──と、やってみると、ものすごく面倒。とても常用できないな……。
志村けん さんが実践
しかし、そんな凡人の思いつきなど、すでに実践している人が いたのです!
『ken’s blog: 志村けん公式ブログ』で、何とも独特な文体を披露しています。たとえば、こんな感じ。
誰かの書き込みでラジオでカンニングの誰かが志村のブログはつまらないと ありましたが 私ブログで面白い事書く気ありませんから
面白い事 本業は舞台かテレビで ブライベートを話して笑いを取りたくない
じつに、ユニークな文体ですよね。読点どころか、句点(「。」)も ありません。
しかし、この引用文の例で言うと、
誰かの書き込みで ラジオで カンニングの誰かが 志村のブログはつまらないと ありましたが 私 ブログで面白い事 書く気ありませんから
というスペースの空け方のほうが、良くないですか?
──いや、連続して書く事によって、「カンニングの誰か」への意識を表明する、という意味合いが あるかも しれません。そう考えると、実に味わい深いですね。
まとめ
えっと、一部で「悪意ある引用」が ある気がしますが、うん、気のせい。けん さんも、カンニングの誰かも、がんばってー!(棒読み)
──それはそれとして。「読者の読みやすさ」を考えて入れたスペースが、「読み慣れない」ために読みにくく なっているのでは、というのが悩み。うーん……。