四川大地震、発生から 72 時間経過で救出打ち切り
『痛いニュース』から、なんとも痛ましいニュースを紹介します。
15日、生徒約900人が生き埋めになったとされる都江堰市の聚源(じゅげん)中学校では、朝になっても救出作業は始まらなかった。「子供を置き去りにできない」。地震発生から「72時間」が経過した午後も、生徒の親たちは手作業で懸命にコンクリート片を取り除いた。
(……)
聚源中は生徒数約1700人。地震発生時は18学級の約1000人が授業を受けており、 9割が生き埋めになったとみられる。午前9時過ぎ。成都市の疫病コントロールセンター の白いワゴン車が到着。遺体が多数埋まっている場合、感染症が発生するおそれがあり、 白衣を着た職員が校舎のがれきに向かってホースで消毒液の散布を始めた。
四川大地震:救出打ち切られ、親が手で…都江堰の中学校 – 毎日jp(毎日新聞)
痛いニュース(ノ∀`):【中国・大地震】 「救出を打ち切るなんて許せない…」 子供900人生き埋めの学校、説明もなく「72時間」で救出打ち切り→消毒液散布
──日本では、考えられないようなニュースですね。まだ生存者がいるかも知れないのに……。自分が親だったら、と考えると、許せない気持ちになります。
例えば、行方不明の子どもの親御さんが、もし知人だったとしたら、なんと言って声をかけて良いやら……。
しかし、『痛いニュース』とコメント、それに はてなブックマークでも、なぜ「あのこと」を言及していないのか、とても気になりました。
堤渓沱江大橋の崩落
「あのこと」というのは、この記事です。
2007年8月13日午後、湖南省西部の湘西トゥチャ族ミャオ族自治州で、建設中の堤渓沱江大橋が突然崩落した事故で、16日までに41人の死亡が確認された。 なお18人が行方不明だという。
事故から2日が経過、猛暑でもあり、専門家は、遭難者の生存の可能性はないと判断。 捜索に当たっていた事故現場では、がれきを爆破除去する方針を決めた。 すでに爆薬設置の工事が始まっているという。
⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゚Д゚)つFull Auto | 【中国】どうせ18人の行方不明者が生きてるわけ無いし、橋を爆破処理するわ
同じ中国の、よく似たニュース(こちらは人災かも?)なのに、なぜか この事故に触れている人が いないのです。自分は、真っ先にこの記事を思い出しました。
そう思って調べてみると、この事故を取り上げているのが、大手だと『カジ速』くらいしか なさそう。
──ひょっとして、どこかからの圧力が……?(あれ、こんな夜中に誰か来た)
まとめ
連日のように、国内外の「悲惨な事件」を、テレビやネットのフィルタを通して見聞きしています。
そうすると、正直なところ──、これらのニュースも、恐ろしい早さで忘れてしまうんだろうな、と思ってしまいます。まぁ、自分ひとりが覚えていても、何か変わるわけではないけれど……。
それでも「せめて人間らしく」、いつまでも悲しむ心を、忘れないようにしたいです。