パソコンケース選び
この一か月ほど、ずっと次に買うパソコンのケースを探しています。自分が使っているケースは 8 年前の物で、8cm のファンを 2 つしか取り付けられないため、爆音かつ冷えないという……。そろそろ買い換えないと、爆発しそう(ねーよ)。
探す場所は、毎度おなじみ「価格.com」。
最近の売れ筋は、やはり「拡張性の高さ」が決め手のようです。ようするに、いじりやすいように中が広く、余分な仕切りがないタイプ。さらに、サイズも大きめの物が売れています。
パソコンケースを購入して自作をするような人は、中にいろいろと詰め込みたくなるので、そうすると「大は小を兼ねる」物が選ばれるようですね。
それに加え、よく冷えることと、静かであることを求める──と、矛盾しそうですが、最近は静音性の高い 12cm 以上のファンがよく使われるので、満足できるケースが増えています。
「よく冷え・静かで・拡張性が高い」ケースの中で、自分がもっとも興味を引くのは、
「5 インチ(5.25 インチ)ベイが 9 個以上のタイプ」(以下、「9 ベイ」と表記)
これは、最近のパソコンケース事情に通じていないと、「──え? 光学ドライブ以外に 5 インチベイなんて使うの?」と言われそうですが、拡張性を考えると、結論はコレに尽きるかと。
ということで、ここからは 9 ベイの魅力と、気になるケースを紹介します。
魅惑の 9 インチベイ
まず、大前提として、
「パソコンを自作する人間は、際限なく新しい機器を使いたがる」
というのを念頭に置いておくと、9 インチベイを選ぶ意味が分かるでしょう。
DVD のピーコをスムーズに行うためにドライブが 2 つ欲しいし、ブルーレイも安くなったら買いたいし、ハードディスクは無尽蔵に取り付けたい──。
そのためには、あらゆるドライブを取り込むためのケースが必要です。そこで、9 ベイ!
非常に惜しい Antec P18x
ここで、自分としては「非常に惜しい」ケースとして、Antec P182 を紹介します。

by G-Tools , 2008/06/21
詳しいスペックは、下記のページをご覧ください。
Antec P182 ガンメタル 製品情報 - デュアルチェンバー構造、三層の遮音パネルを搭載
さて、このケースは「P180」が元で、改良を重ねて「P180 v1.1」、そして P182 が登場、とリニューアルが繰り返されるほど、人気のタイプです。
スペックを見ると、「5 インチベイ: 4」「3.5 インチベイ: 1」「3.5 インチベイ(シャドウ): 6」と、必要にして十分。
しかし──、自分から見ると、シャドウベイが実際は「4+2」というのが、ちょっとイライラ。なんか横から見ると、不必要に仕切りを入れているように見えるのです。うーん、この仕切りがなかったら、あといくつかドライブを突っ込めるのに……。
Antec Nine Hundred
そこで今度は、同じメーカの「Antec Nine Hundred」をご覧ください。
例によって、詳しい情報と内部写真は、こちらをどうぞ。
Antec PCケース Nine Hundred AB 製品情報 - リンクスインターナショナル
どうですか、この潔さ! 横から見たときの、ドライブベイのスマートさ !! この際、横が透けて見えるとか、どうでもいい。
ここで注目して欲しいのが、ハードディスクドライブを納める「HDD ゲージ」。これ、取り外し可能なんですよ。その気(なんの気?)になれば、「9 ベイを全部ハードディスク」も可能! 夢が広がりんぐ──
──と思ったら、どうも HDD ゲージ単体は売っていない? も、もったいない……。
CoolerMaster 4 IN 3
でもご安心を(?)。(ライバルメーカの)クーラーマスターから、このような素晴らしい商品が出ています。
見ての通り、「5 インチベイを 3 つ使って、4 つのハードディスクドライブを入れる」という仕様です。同じパターンで、詳細はこちら。
9 ベイに、これを 3 つ付ければ、ハードディスクドライブが 12 個も! ──って、そんなには必要ないけど。
9-BAY ATX
9 ベイのケースを探していて、ものすごく気になったのがコレ。
なんと、アクリル製のパーツがバラバラの状態になっており、付属のネジで組み立てる、という「漢(おとこ)の中の漢」仕様!
そうとう自由なレイアウトが楽しめそうですが、もはや、静音性とか廃熱の効率とか「そんな細かいことは気にすんな☆」というケースでしょうか。
やっぱり、コレを買った人は、下記のページくらいぶっ飛んだパソコンを組んで欲しいですね(フィギュアが溶けそうだけど)。
あと、このケースのセットを「完全自作キット」として販売しているお店がありますが──
こちらは自作キットになります。透明アクリルケース搭載完全自作キット – BTOパソコン
──それ、「BTO」ってレベルじゃねーぞ!(自分でパーツを選んで買うのと変わらないのでは?)
まとめ
いまのところ、購入する予定の9ベイが「CoolerMaster Centurion590 (RC-590-KKN2-GP)」。
上記の 4-in-3 も付属しているし、シンプルな外見が好印象。問題は、静音性をあっさり捨ててそうなところ……。
まだまだ、検討の段階で、悩みの日々は続きそうです。まぁ、購入前にダラダラ考える時期が、一番楽しかったりしますが、真夏の前に買いたいです。