オンラインバンク→ゆうちょ銀行へ振り込み(支店コード・口座番号)

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ゆうちょ銀行へインターネットから振り込み

Bank of America security giving me the finger during the Iraq war protest
CreativeCommons Attribution-NonCommercial-ShareAlike License, Steve Rhodes

2011-03-13T15:01:22+09:00 追記

振込先を確実に確認するために、ゆうちょ銀行のサイトにある下のページを利用しましょう。振込先の「通帳記号」と「通帳番号」を入力すると、オンラインバンク用の「支店コード」と「口座番号」へ変換してくれます。ここさえ見れば OK!

口座の記号・番号を入力(振込用の店名・預金種目・口座番号のご案内)-ゆうちょ銀行
口座の記号・番号を入力(振込用の店名・預金種目・口座番号のご案内)-ゆうちょ銀行

また、以下の本文中にある「イーバンク銀行」は、現在の楽天銀行のことです。

オンラインバンクから ゆうちょ銀行(郵便局)への振り込みは、今まで行なえなかった(一部例外あり)。しかし、2009/01/05 から全銀システムを利用して振り込みができるようになったことをご存じだろうか。

全国銀行データ通信システム – Wikipedia

ゆうちょも「銀行」を名乗っている以上、ごく当たり前の対応になっただけだ。

しかし、オンラインバンクから ゆうちょ銀行への送金は、イバラの道である。後述する情報がないと、絶対に振り込みができないのだ。

以下は、自分が利用しているイーバンク銀行での話である。ほかのオンラインバンクでも同じだと思う。参考にして欲しい。

イーバンク銀行|インターネットバンキング

振り込みを実行

まずは、ここで架空の ゆうちょ銀行の口座を設定しよう。ゆうちょ銀行(というか「郵便局」)のカードに、こう記載されていたとする。

  • 通帳記号: 122XX-2
  • 通帳番号: 67XXXX1

さて、さっそくイーバンク銀行から振り込みを試す。上部のメニューから「振り込み」に進もう。

イーバンク銀行: 銀行を選ぶ

この振込先の選択画面で、すでにトラップが仕込まれているのだ。

ゆうちょ銀行への振込についてという今の気分にバッチリ合ったリンクがある。無駄に JavaScript リンクになっているのがむかつく(ホイールボタンでクリックするとエラー)。さらに、リンク先は下記のページだが、とくに有益な情報はない。

振込(他の金融機関口座への送金)-ゆうちょ銀行

この画面は、さっさと上記以外の金融機関を選択するをクリックするのが正解だ。

「支店名」?

次の画面では「支店名」を聞いてくるのだが──そんなものはカードのどこにも書いていない。

「総合口座」が支店名と思って「ソ」を選ぶが、該当の支店は一件もない。三重県の「ミ」や町名などもヒットしない。そもそも、支店名が表示される五十音が少なすぎるのだ。

ためしに「イ」を開くと、下記の支店名が表示される。

イーバンク銀行: 支店を選ぶ

──なんじゃこりゃぁあ! 日本には漢数字の地名が大量にあるのだろうか?

支店コードと口座番号

ここが最大の難関だ。イーバンク銀行とゆうちょ銀行のヘルプを探し回ったが、どこにも支店名の記述がない。ウェブ上で検索し、ようやく Wikipedia で情報を見つけた。

支店コード・支店名称は、通常貯金・通常貯蓄貯金の通帳記号の上2桁目・3桁目と8を付けた3桁(18600の場合は、支店コードが868・支店名は「八六八店」(はちろくはちてん)となる)、口座番号は通帳番号の最後の1(上述のように、最後の「1」は、どの通帳でも共通化されたものであり、他の数字はない)を取ったものとなる(12345671の場合は、1234567となる。現在の番号が7桁以下の番号の場合は新番号が7桁になるまで頭に0を追加)。

ゆうちょ銀行 – Wikipedia

オゥ、ホワッツ? ニポンゴデオーケーヨ! シェーシェー。

何とか解読すると、上で書いた記号と番号は、下のようになることが分かった。

  • 通帳記号: 122XX-2
    • 支店コード: 228
    • (上 2-3 桁に 8 を付ける)
  • 通帳番号: 67XXXX1
    • 口座番号: 67XXXX
    • (末尾の 1 を取る)

ははは、ファッ■。何このク■なシステム。

──いや、そんなことをいうと糞便様に申し訳ないか。おウンコ殿に比べれば、このようなシステムを考え出した(もしくは考える頭を持たなかった)者どもなど、大地の肥やしにもならない(骨壺に入るだろうから)。あー、無駄な時間を使った!

(Flickr で「bank」の画像を探した結果が、一番上の画像である。今回の趣旨にピッタリすぎて噴いた)

支店コードと口座番号を入力して次の画面へ進むと、受取人の名前が表示される。間違いがないか確認できるので、まだ安心できた。

イーバンク銀行へも不満

イーバンク銀行は、一度振り込みを行なった口座は登録できる。次回からは簡単に振込先を呼び出せるわけだ。

──しかし、「振り込みを行なわずに登録」は何故かできない。おかげで、自分の口座を登録するために 10 円を振り込んだ。なんとも面倒である。

悪用厳禁

「ゆうちょ銀行の記号と番号をフォームに入力すると、支店コードと口座番号が分かるサービス」はすぐ作れそうだ。JavaScript で一発だろう。

悪用すれば大量の銀行口座の情報が集まるが──番号だけ分かってもメリットはないか。ウェブ上に口座番号を公開している人は多いし。

ただ、たとえば「※注意※ ほかの IP アドレスから同じ口座番号への問い合わせがありました! 本人確認のために暗証番号を入力してください」などと表示させる、とか……。

コメント

  1. ・ω・ より:

    どうも、通りすがりです。
    時々ジャンプの感想を読みに来ています。
    早速ですが、変換スクリプトはゆうちょのサイト内にありますよ。
    個人のお客さま→便利につかう→送金する・決済する・受け取る→相手の口座に入金する→振込(他の金融機関口座への送金)
    と進んで、右下辺りにある緑色の画像リンク「振込用の店名・預金種目・口座番号のご案内」がそれです。
    ご参考までに~

  2. asiamoth より:

    おお、情報を教えていただき、ありがとうございます!
    ──てか、本文で“とくに有益な情報はない”と書いてあるページじゃないですか。どんだけ豪快な見落としだよ! と自分にツッコミました。
    ただ、このページにも「店番・店名対応表のダウンロード」というトラップが仕掛けてあって、開いても意味がない PDF ファイルだったりします。やっぱり、分かりにくい!
    まぁ、新しい銀行に変わったのだから、数々の変更は当たり前。しかし、「改革にともなう痛み」は国(他人)が負うべき、という自分勝手な意識から出た記事でした。