『バクマン。』 57 ページ 「フリワケと引き分け」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 46 号)
今回のサブタイトルにもなっている「フリワケ」は、面白いシステムですね。
ただ、入賞や佳作・特別賞だけではなく、最終候補に残っただけでも担当が付く、というのは意外です。編集者は、いったい何人の作家を担当することになるのでしょうか?
才能ある作家
フリワケの手順を見ると、けっこうテキトーなんですね。担当する作家を決める順番も運だし、パスまでできる。マンガ家にとっては、担当の編集者が誰かというは、かなり重要なのに……。まぁ、実際に組んでみないと分からないですけどね。
この 4 人の中では、山久が一番の若手になるようです。そのワリには、班長である吉田とも対等に話している。担当を希望する作家も即決しています。やる気がなさそうに見えるし態度も軽いのに、軽々と出世しそう。
八名大学 入学式
見吉と同じ意見で、サイコーは「亜豆一筋!」という生き方で通して欲しかった。とはいえ、たまには息抜きくらいは良いでしょう。このマンガ的にも。
チアリーダにデレデレしているカレシを置いて、大学の構内を見に行くとは、見吉は余裕ですね。中高生時代の見吉だったら、ハイキックか鉄拳が飛んでくる。それだけサイコーとシュージンを信頼している、ということでしょうか。──単純に、あきれているだけかも。
青春だな ────
「青春」を「若いころだけに行なえること」と定義するならば── 2 人のように鼻の下を伸ばすことは、青春ではない! オヤジになってからでも、できることです。
プロのマンガ家にとって、「大学にマン研があること」は重要ではない──のですが、受験前に調べておいても良さそうですよね。2 人にとって、どれほど大学のことを気にしていないか、よく分かります。
ということで、何度も書きますが、そこまでして大学に入らなくても──と思ってしまいました。
プロの僕から 見たら
いつかは出ると思っていた、石沢が再登場です。一段と、顔が濃くなっていますね。彼よりも、岩瀬に復活して欲しかった……!
自分からプロであることを前面に出しながらも、って雑誌で
、とマイナだと自覚しながら雑誌の名前を言っているところが、すこし悲しい。いや、ホントは笑えますけどね。
それほど才能にも恵まれず、そこそこの努力しかしていないのに、どうしてここまで大きな態度ができるのか。ある意味、うらやましい性格ですね。
交流あってね
亜城木夢叶の 2 人は否定していますが、シュージンと石沢は「拳で語り合った仲」ではあります。──そうか?
どう見ても「駄目だこいつ… 早くなんとかしないと…」な石沢の連載なのに、サイコーとシュージンはすげーな
とか負けてらんねー
などと言っています。見吉も、石沢の努力を認めるような発言をしている。
── 3 人とも、どんだけ性格が良くてストイックなんだよ!
そんな性格の良い亜城木夢叶なので、『HITMAN 10』改め『TEN』も、港浦の好み通りに仕上げたようです。本当に描きたい『Future watch』が採用されることを望みつつ、違う作品を描くのは、どんな気持ちなのでしょうか……。
