バクマン。 #165-4 「練習中と充電中」 魔法使いと交際中

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『バクマン。』 165 ページ 「練習中と充電中」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 10 号)

Disney - Poisoned (Explored)
できれば交際は──秘密にしておきたい

中学生のころの亜豆は、男子たちには「お高く とまっている」という印象だったようです。観察力がバツグンのシュージンでさえ、「亜豆は頭が良い」という評価で止まっている。

誰も彼女の本質を見抜けない。──サイコー以外は。

親友のカヤと一緒にいる時だけ、昔の亜豆は素直になれました。カヤと 2 人でくるくると踊ったダンスは最高だったなぁ……(思い出し 2828)。

バクマン。 #7 「笑顔と赤面症」 女泣かせのシュージンとミホの親友 | 亜細亜ノ蛾

みんなの前では分厚いヘルメット──もとい仮面を被っていられた亜豆だから、「役を演じる仕事」は天職だったはずです。

しかし、亜豆の容姿からするとアイドルやタレントのほうが似合いそうなのに、なぜ最初から声優になると決めていたのだろう? よっぽど大好きで感動したアニメが あるのでしょうね。

今やってる 仕事のほとんどが

亜豆が出演(主演?)している『魔法使い秘密のミコちゃん』とは、どんな作品なのだろう。某アニメのように、第 3 話で ちょっぴり☆ビックリなサプライズが あるのかな(そんなレベルだったっけ?)。

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声優プロダクションの社長が感じたように、亜豆は「最初から どこか おかしいと 思っていた」という表現がピッタリ似合います。

亜豆は「すこし(どころではなく)・ふしぎ」な感じ。


今回の亜豆は、コロコロと表情が変わっていますね。「表情.com」として売り出せそう(?)。

ベスト亜豆を挙げるとすれば、社長室からの去り際に ちょこっと顔を出して お礼を言うコマです! ベリーが 128 個付くくらいキュート!

──あらためて冷静に見ると、『未来日記』のダークなヒロイン・我妻由乃(がさい ゆの)や、気を抜いた夜道で見かけたペコちゃん人形的な怖さを感じますけどね!

かわいらしさと怖さ(畏怖の念)は紙一重です。

かつて『季刊 S』で村田蓮爾先生とあきまん先生が対談をしたことがあります。村田先生は、女の子をアオリ(人物の下から見た視線)で描く時に「怖くならないように」気をつけるとのこと。ものすごく技術が要求されそう。

両先生の対談が収録されている『季刊 S』は、サブタイトルを「百合の薫り」と言います。ちょうど上で亜豆とカヤとの「楽しい関係」を書きましたが、それとは まったく関係ありませんね!

俺は マンガ家だって

まさかの石沢が再登場です! 5 年も充電中な彼のことを、読者の 98 割は忘れていたのでは?

蒼樹紅に対して石沢はナイスな指示を送っていた──もとい屈辱的な発言をしていたので、自分は よく覚えていました。ゴンザレスェ……。

バクマン。 #67-3 「パンチラと救世主」 オブラートと 35 年 | 亜細亜ノ蛾

石沢の部屋で美少女フィギュアを飾ってある棚は、自分も愛用しているエレクターのワイヤーシェルフ(金属製の網棚)でしょう。オタクの標準装備ですね。──ボボボクはオタクちゃうですケドドド。

中井巧朗もマンガ業界から離れたあとは怠けて太ったけれど、アニメやフィギュアに手は出さなかった。彼はオタクではなく、現実世界の女性好きなんですよね。

今の肉々しい(憎々しい)石沢は、中井よりも『HUNTER×HUNTER』のミルキのほうが近い。複数台のコンピュータを駆使している点も似ています。

インターネット時代のオタクは、引きこもりが基本なのかな。いや、引きこもるとネットのせいでオタク度が加速するのか──。

ミスキック 10 円貯金で

チャット(匿名の掲示板?)での会話を見ると、七峰透を思い出します。もしかして、七峰の会社や「判定人」のなかに石沢も居たのかな? じつは、ほとんどのシリーズで石沢が関わっていた──ら面白いかも。

石沢が亜豆を嫌う理由が分かりません。サイコーの──というか「亜城木夢叶の彼女」だと知っているからでしょうか。本編では描かれていないけれど、石沢は亜豆に告白したことがあったりして。

『即席 12』(そくせき トゥウェルブ)での亜豆は、なかなかコミカルな役を演じています。普段の彼女とは大違い──とは以前までの話で、今回の亜豆は伸びやかでしたね。本当の亜豆は元気で明るい性格です。

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「有名人がブログで秘密を暴露してしまう」という(悪い意味での)旬のネタを盛り込んできました! そして「声優ファンが炎上をあおる」という展開に なりそう……。

石沢が本当に頭の良い人物だったら、「亜城木のアシスタントが北見リリカの友だち」という点を利用して、なんとかリリカに会える手立てを考えるはずですけどね。そんな発想力も行動力も彼には なさそう。


リリカがブログに書いてしまった亜城木が「お 2 人ともイケメン」な点は、「フ」が付く女子が食いつきそうですね! それはともかく──。

亜城木先生は 2 人組」「お 1 人は既婚」という情報は、本人の周辺以外は ごく一部しか知らないはず。そこまで守秘義務があるわけではないけれど、彼女の今後の活動に悪い影響が出そうな気がします。

そもそも北見リリカは、社会人の一員として声優活動をしている。それなのに「彼女は口が軽い」という印象を持たれたら、「商品(アニメ)の顔」として誰が使いたくなるでしょうか。

石沢が人気落としのために、亜豆美保と真城最高・高木秋人の個人情報を明かす──といった展開まで目に浮かぶようです。そこから発展して『REVERSI』の声優候補に亜豆が入らず──となるのだろうか……。