『バクマン。』 64 ページ 「まんまと隠し事」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 53 号)
安岡は、ずっと福田のアシスタントを続けています。ここまで来ると、『KIYOSHI』は「福田と安岡の作品」と言っても良いのでは。安岡のアイデアが採用されることも多そうだし、二人の連名でもいいくらいですね。
──というか、いいかげんにアシスタントを増やさないのでしょうか。安岡が休んだだけでも、『KIYOSHI』の連載はアブナいですよね。
たとえば、「アシスタントがボイコットして休載」というパターンはまだ描かれていないので、ちょっと心配しました。いや、今後はそういう展開も、ありそうだな……。
そんな事より
蒼樹が中井のことを好き──というか、気になっているのは明白ですが、まさか、自分の作品にまで「中井もどき」を登場させるとは意外でした。「作者と作品は切り離して考えるべき」と昨日は書きましたが、蒼樹はウソが書けない性格のようですね。
蒼樹紅の 暴露話かよ !?
とか、損した気分になりそう
と言うサイコーの言葉は笑えます。いやホントに、蒼樹さん、どうしちゃったんでしょうね? 『ハイドア』の時には、自分の実体験や聞いた話を盛り込む、ということは、しなかったはず。
あまりにも蒼樹の「創造力」を感じられない『青葉の頃』を見ると、「蒼樹の才能も、ここまでか……」と思ってしまいました。
面白いっス よ
『タント』の感想を聞くと、亜城木夢叶のギャグを福田は気に入っていないようです。やはり、福田も「亜城木はストーリィ物を描け」と思っているのでしょうね。
もしくは、自分と同じ土俵に上がってこられるのが、イヤなのか……。でも、福田がそんな事をイヤがるとは思えません。むしろ、「かかってこい」などと言いそう。
見た目もいいから
中井は今日も「舌」好調(ゼッコウチョウ)です。これがまた、アシスタントとしての画力はずば抜けているし、たぶん仕事もちゃんとこなしているから、高浜も注意ができないのでしょう。
福田からすれば、中井のこの反応は、理解ができない。蒼樹にあれだけ夢中になっていた中井は、どこへ行ってしまったのだろう……。中井にしてみれば、まさか自分が元になったキャラが、蒼樹紅の作品に出てくるとは、思いも寄らないでしょうね。まぁ、仕方がないのかな……。
自分はヘンなところにこだわりますが(いつものように)、中井も『タント』のことを『ドラえもん』の線
と言っているのが気になります。ジャンプで連載を狙う作品なのに、なぜ、『まじかる☆タルるートくん』の名前が出てこないのか。ひょっとして、いまの(リアル)読者には、通じない?
もったいねーな !!
中井の態度には、福田もキレました。『ハイドア』の頃の燃えていた中井は、完全に消えてしまったようです。人間、ここまで変わるものなのか……。
ただ──、中井の言うアシスタントだって楽しいよ
という言葉は、加藤と同じです。だれも、加藤の生き方を責められませんよね? 加藤の自由です。同様に、中井もいまの状態が幸せなら、それでもいいのかな、と思いました。
──同じ「福田組」のメンバとして考えていた福田には、ショックでしょうけれど。
『KIYOSHI』の順位がアブナいとは、かなり気になります。『TRAP』や『ハイドア』と同時期に載っていた頃からあとは、『KIYOSHI』の順位はあまり話に出ていませんでした。なんとなく、低迷していそうだな、とは思っていたのですが……。
福田は、同じ路線の話しか描けなさそうな印象なので、いまの連載が終わったらマンガ家としてキビシいかもしれませんね。
確かにお預かり いたしました
雄二郎がエイジに敬語を使っているので、違和感がありました。なんだ、普通に「作家先生と編集者」という関係なのか、とちょっと残念な感じ。──と思った 2 秒後には、友だちノリのタメグチでやんの。
というか、雄二郎の顔が、ドンドンと若く──幼くなっているような……。どの「層」向けを狙っているのでしょうか(←?)。
亜城木夢叶の作品を、エイジは評価しています。しかし、「判で押した」ような文句ばかりが並んでいる。エイジの本心は、亜城木先生 器用貧乏に ならなければいいですケド
、でしょうね。
サイコーとシュージンは、何でも描いてしまう。だからこそ、そこには「亜城木夢叶の顔」が見えてこない。このままだと、「何でも話を作れる原作さんと、器用に絵柄を変える作画さん」が、たまたま一緒になってマンガを描いている、というだけに終わりそうです。
亜城木夢叶らしさは、やっぱり、「邪道」にあるのではないでしょうか……。
