バクマン。 #93-2 「中央と最強」 亜城木夢叶の味方と『正義の三肩』

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『バクマン。』 93 ページ 「中央と最強」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 32 号)

Anpanman アンパンマン (by What What)
(正義の味方は──食料品)

港浦と岩瀬との関係は、ちょっとアヤシイな──と以前から思っていました。なんとなく、福田と蒼樹を思い出します。

ツンツンした気の強いオンナと、包容力のあるオトコとのやり取りは、定番のストーリィですね。『ドラゴンボール』の「孫くん」とブルマも、似たような感じ。

『ドラゴンボール』 – 其之一 「ブルマと孫悟空」からエロさ爆発! : 亜細亜ノ蛾

現実世界では、このようなことは希少で──、

女性にツンとされたら、ほぼ確実に嫌われている

許せません

ヒステリックな姿が板についてきた岩瀬です。

打合せのたびに──というか登場のたびに、ここまで叫んでばかりいるのは、港浦が担当になってからですね。

「高木と服部に捨てられた」ことよりも、「目の前にいるのが港浦である」ことのほうが、岩瀬に火を付けている──という気がする。うっかりと港浦がコンビ解消をほのめかした時に、シュージンもものすごい形相をしていました。

つまりは──、港浦は着火剤なのかも。

「女性に火を付ける」スキルは、男性ならぜひとも欲しいところですが──、港浦のようには、なりたくないなぁ……。

力になりたいと 思っている

港浦の叫びを聞いて、岩瀬の表情に変化が見られます。

あれ? これは──「恋の始まりの予感」でしょうか?

ただ、また「マンガ家が担当者を好きになって──」と同じパターンを繰り返すのも芸がないので、港浦はずっとイビられ続けるのかもしれませんね。港浦だし。

岩瀬は話をふくらませるのがウマイのに、アイデアをもらわないと、なかなか書けないようです。これは、致命的な問題でしょう。肝心の担当は──、港浦だし。

早期にアニメ化まで決定した作品の作者が、自分ひとりでは話を書けない。これは、笑い話では済みません。そのうちに、話が行き詰まるのでは……。

少しは おさまってくれる だろ

『PCP』は三話目にして、『CROW』にも『+NATURAL』にも抜かれた。このままでは打切りになる──という事情を知っている服部は、落ち込んでしまう。

7 話目までは別のため、8-25 話の順位を見て、編集長は『PCP』の続行を決めます。シロート目に見ても、この話数で上位を取り続けることは、非常にむずかしそうですね……。

上で書いたように、もしかして、『+NATURAL』の話が盛り上がらなくなって、先に打ち切られる──といった事態もあり得るのでは。

でも、その前に、岩瀬か港浦が、服部に頭を下げてアイデアをもらう──という展開になりそう。

喜んでいいよね?

亜城木夢叶とカヤは、今回、最後のほうまで気がゆるみっぱなしでした。

以前の連載と比べれば、『PCP』の滑り出しは快調です。しかし──、以前のサイコーとシュージンだったら、3 話目 5 位でもここまでは喜ばなかったハズ。それよりも、「エイジより下」であることに対して、もっと闘志を燃やした──と思う。

亜城木夢叶は、追い込まれてから初めてやる気を出す。じつは、もうジワジワと追い詰められているのですが……。

高浜くん 連載!

高浜の新連載が決定しました。タイトルは『正義の三肩』(せいぎのみかた)で──ジャンルはまったく分かりません。「ジャンプ」でビジネス・マンガを連載した高浜のことだから、変わったマンガなのでしょうね。

個人的に、高浜ががんばっているころは、かなりウレシイ! 彼には、いままでの苦労に見合った結果を出して欲しいです。

亜城木にとっては、ライバルとなりそうな連載が 3 つも増えるため、苦戦が予想されますね。響恭太郎先生の実力は、よく分からないケド。

しかし、よく考えてみると、亜城木夢叶は、エイジ以外の順位を気にする必要はありません。いや、究極的には、自分たちの『PCP』が何位か──だけが重要です。