『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)
なんと、今回は亜豆美保が登場する……!
──と書くとネタバレですが、こんな情報がネタバレとして書きにくくなる状況も、なんだか異常事態です。
亜豆って、ヒロ……イン……?
そんな疑問を大増量するかのような、彼女の態度に注目です! 愛情(悪意?)たっぷりの感想を書きました。
俺も今 初めて知った
ヒロイン役が決まるまで、亜豆はサイコーに教えませんでした。クリスマスも正月もサイコーは短すぎるメールを送っていたから、その仕返しなのでは──と普通なら思いそうなものです。
バクマン。 #149-2 「持ち味と題材」 修正と大晦日 | 亜細亜ノ蛾
サイコーも中高生くらいなら、亜豆の気持ちを疑って、ヘンな行動に出たかもしれません。それが今では、すっかり落ち着いている。すでに 2 人は、「オトナの関係」ですね。──ヘンな意味ではなく。
このまま 2 度と会うこともなく、それでも お互いに「周波数ピッタリ」のまま、サイコーも亜豆も最期の時を迎えたら すごい。以前に描いていたサイコー作・画の恋愛マンガを超越しています。
でも それって──、恋愛か?
またやる気 もらいました
上で描いた冗談を補強するかのように、「微笑」といった表情の亜豆が、ちょっぴり怖かった。「ふーん アタシを放っておいて 言いたいことは それだけ……?」みたいな感じ。
「ケータイを閉じる様子」も、なんだか恐ろしい……。
でも、下のつけたし
メールを読んだ表情からすると、亜豆の心は真城のほうへ向いていますね。よかったよかった。
──このブログ的には、もっと亜豆先輩の暗黒面が見られたほうが、面白かったですケド。あるいは、『To LOVEる ダークネス』的なハプニングが起こるとか(ごくり……)。
ガッ
エイジとサイコーとの執筆対決といったページです。
不敵な表情でペンを走らせるエイジは見慣れているけれど、サイコーが歯を食いしばって描くのは、ちょっと違和感があります。「真城が真っ白に燃えつきている(どやっ」というギャグのために体を張っているのかも。
揚げ足取りをしてみると、『PCP』の原稿は左上に出てくるのに、『+NATURAL』の原稿はない! エイジの中でも優先順位が低いのだろうな──と思いました。もしかして──、作者も?
20 号の見本誌だ
上で書いたことは、無用な心配(大きなお世話)だったようです。表紙でデカデカと『+NATURAL』が取り上げられている!
──『ZOMBIE☆GUN』を目立たせるための戦力に、『+NATURAL』が使われただけとは思いますけどね。
岩瀬は、最近の『バクマン。』に まったく登場しません。「岩瀬の恋が(来世で?)実ることを ひそかに祈る会」の会員としては、不満だし不安になる。
たとえば──、完全にシュージン(と服部)のことを吹っ切れるような男性と、岩瀬が出会ったとします。生活に張りが出て、ついでにお肌にも張りが出て、イキイキ・イケイケ岩瀬さんになる。
なんだったら、エイジと くっついてもいい。
でも──、それが『+NATURAL』に つながるとは思えないんですよね。これまでのところ、恋愛要素は出てこなかったし。
平丸の場合は、蒼樹との恋愛が うまくいかないほどアイデアが出る。その設定があるから、ほんのりとラブコメを描きつつも、本筋にも絡めるのです。
岩瀬も、そんな状況を描いて欲しい──。
『ZOMBIE☆GUN』でエイジは恋愛も描くつもりです。「恋愛読切祭」で結果を出せなかった彼は、大いに反省して、恋にも興味を持つのでは……!?
- エイジ:
- 「雄二郎さんって 好きな人とか います?」
- 雄二郎:
- 「なんだい 急に」
- エイジ:
- 「
──続きは薄い本で!
特別扱い し過ぎでは…
『CROW』と『+NATURAL』の 2 本同時連載を続けていたこと自体が、かなり特殊な状態でした。だから、この表紙も「平常運転」に見えてしまいます。しかし──。
現実世界で たとえると、『バクマン。』と『デスノート 特別編』が表紙を飾る──といった感じでしょうか。
──なにそれ、めっちゃ読みたい!