アニメ・マンガ一覧

バクマン。 #56-3 「大人と子供」 エイジの審査と服部の仲裁

『バクマン。』 56 ページ 「大人と子供」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 45 号)

Eye of the Monster (by TCM Hitchhiker) (by TCM Hitchhiker)

数年前から、いろんな「モンスタ」が登場して騒がれています。ハンタが出てくるゲームの話だったり、親のことだったり……。

今回の話は、「モンスタ・エディタ」──つまりは、ちょっとやっかいな編集者の話と言えます。本人が良かれと思ってやっている所が、周りからすると、よけいにツラい。

そう、世の中には、明確な悪意よりも迷惑な、善意があるのです……。

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バクマン。 #56-2 「大人と子供」 ぶっ飛んだ設定と味気ない発表

『バクマン。』 56 ページ 「大人と子供」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 45 号)

hc3 (by shanewarne_60000) (by shanewarne_60000)

台風が近づいてきていますが、いつもと同じように更新します。投稿の時間をごまかしながら……。

そう、物を書く・創作する、そして発表する場合は、淡々と同じペースで作り続けることが大事だと思います。力を溜めれば溜めるほど、素晴らしい作品ができる──という話は、あまり聞きません。

いや、取材や習作に時間を費やすのは、いいのです。それは「作品を作る」という時間の内に入るし、怠けているわけではありません。──よね?>休載されているマンガ家さんへ

さらに、今回の亜城木夢叶のように、ときには過剰なまでに濃縮した時間内で作品を仕上げる、という期間があると、より良い作品を生み出せるのです。──と、分かってはいるけれど、なかなか やる気と時間を費やせないのが、人情というモノですね……。

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バクマン。 #56-1 「大人と子供」 『俺 2 人』と『Future watch』

『バクマン。』 56 ページ 「大人と子供」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 45 号)

pocket watches (by jekemp) (by jekemp)

今回は、ネームが そのまま掲載されていました。

「──え、某『HUNTER×HUNTER』みたいに、原稿を落としかけたのか?」とか、「原作も漫画も大場つぐみさんが描くのか?」とか、「というか、今年は『H×H』載らないのかな……」とか、いろんな疑問が出てくるところですが、そうではない。シュージンが描いたネームが掲載された、ということですね。

シュージンとシンクロして 3 つの作品を考えながら、『バクマン。』の話も進めるという──大場さん、スゴすぎます。

世の中には、1 つの作品すら描き続けられない犬──もとい人もいるのに……。

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バクマン。 #55-4 「3 カットと 3 作」 月例賞と物は言いよう

『バクマン。』 55 ページ 「3 カットと 3 作」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 44 号)

519 Hidden Treasure (by Voyageur Solitaire-mladjenovic_n) (by Voyageur Solitaire-mladjenovic_n)

もう、(恐怖の)月曜日がやって来ました。それなのに、ノンキな顔をして先週分の感想を書いています……。どうして、休んだ分を書かないのか?

──健康のため、ブログは一日一記事と決めている、ヘルシィブロガの aisamoth ですから(ウソにもほどがある)。

いや、冗談抜きで、どんなに好きな事でも、一日中延々と続けられない性格です。体力的にも、年々ツラくなってきたし……。

そんな精神的・肉体的な老いとは無縁の亜城木夢叶は、彼らだからこそできるムチャを実行しようとしている。

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バクマン。 #55-3 「3 カットと 3 作」 平行線の 2 組と 2 作

『バクマン。』 55 ページ 「3 カットと 3 作」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 44 号)

Leaving something behind (by Sapo Essay) (by Sapo Essay)

今回は、「港浦が語れば語るほど、印象が悪くなっていく」という話でした。

人の印象というモノは、コロコロと変わっていくものです。いつも同じ印象の人とは、突き詰めていくと、「どうでもいい人」に他ならなかったりして……。

たいていの人は、自分が他人からどう見られているのか、気になるものです。しかし、なかなか世間の評判と自己評価は一致しません。

港浦自身は、自分の事を「一所懸命に がんばっている編集者」と思っているに違いない。亜城木夢叶も、そこは評価していますが、今の 2 人に必要な物は「編集者の努力」ではないのですね。その意識のズレが、今回のやり取りになったのです。

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バクマン。 #55-2 「3 カットと 3 作」 山久の絶対と蒼樹の赤面

『バクマン。』 55 ページ 「3 カットと 3 作」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 44 号)

365/205 Vintage Lingerie Hanging on a Chain-Link Fence (by justmakeit) (by justmakeit)

編集者の山久は、いいですね-。この調子の良さが好きです。

自分も(女性に対してのみ)口八丁手八丁な所がありますが、山久の方が何十枚も上手(うわて)です。

あまりにも調子が良すぎるので、近い将来にずっこける姿が目に浮かぶようですが、この馬力は買いたい。けっきょく、世の中、声の大きい者を中心に回っていきますからね……。

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バクマン。 #55-1 「3 カットと 3 作」 中井の告白と蒼樹の答え

『バクマン。』 55 ページ 「3 カットと 3 作」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 44 号)

Insofferenza all'Uso (by Alessandro Pinna) (by Alessandro Pinna)

シュージンは、味付け程度なら ギャグもいいというのが正解と思っている。しかし、『この世は金と知恵』みたいな SF モノで、ギャグを盛り込むのは難しそうですね。

ただ──そういえば、同じくハードな SF マンガである『銃夢』は、ときどきギャグが出てきて、作者のセンスの良さが楽しめました。その笑いのセンスは、『水中騎士』でも生き生きと発揮──しすぎたのか、連載は「水のあぶく」と消えたけど……。

サイコーもシュージンも、「オレたちは、コレ!」と決めつけないで、いろんな道を進んでみるべきです。今回は見送っても、数年後に亜城木夢叶はギャグマンガを描いているかもしれない。

たとえば、ヤンキーマンガで人気を取った先生が、スポーツで泣かせたりお笑いに挑戦したりしていたなぁ。──ぜひとも、週刊少年ジャンプで描き続けて欲しかった!

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バクマン。 #54-4 「ギャグとシリアス」 押しつけとハズレ

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

Bausch歯磨き (by takuhitosotome) (by takuhitosotome)

ジャンプにはバトルマンガが多いです。ほとんどのマンガがバトルマンガ、というくらいに。

バトルマンガを「主人公が何かと戦う話」と定義するならば、『バクマン。』もバトルマンガですね。サイコーとシュージンは、いつも何かと戦っている。編集者や編集長、あるいは自分自身だったり──。

それでも、「読者と戦う!」とは、さすがに なりませんね。読者を挑発するような、そんなマンガを描いたりするのも、面白いのでは? あ、福田大先生がやっていたか……。

さて、自分は、いったい何と戦っているのだろうか──?(答え: 睡魔)(寝オチで更新が遅れてすみません……)

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バクマン。 #54-3 「ギャグとシリアス」 シリアスなバトルと笑い

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

Even a smile is an act of charity (by Swamibu) (by Swamibu)

積極的に新境地を切り開くか、地道に自分らしさを磨くか──。サイコーとシュージンは、難しい選択を迫られています。

もちろん、読者よりもずっと先を見通せる作者からすれば、答えは分かっているはず。しかし、この時点では、どちらを選んでも正解に見える。そのさじ加減が、絶妙なのです。

地味な場面が続くのに、飽きない。それどころか、読んでいて心が熱くなる。──ああ、本当に自分はマンガが好きなのだな、と感じさせられる話でした。

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バクマン。 #54-2 「ギャグとシリアス」 中学の教科書と金の卵

『バクマン。』 54 ページ 「ギャグとシリアス」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 43 号)

DSCN6314.JPG (by Darius Capulet) (by Darius Capulet)

「54 ページ」が載っているジャンプには、『SKET DANCE』でアブナいネタをやっていました。読者から指摘があった(あるいはネットで誰かが騒いだ)ためか、ジャンプの公式サイトに謝罪の言葉が掲載されています。

週刊少年ジャンプ42号「SKET DANCE」作中においてヘリウムガスをボンベより直接吸い込む描写がありました。
こうした行為は窒息事故を招く可能性があり大変危険です。読者の皆様は決して真似されないようお願い致します。

集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com

──うん、たしかに、危険な行為だし、編集部の誠意ある対応は素晴らしい。

でも、「日本刀で(それも女性を)ぶった切る行為」とか「毒液を人にぶっかける技」とか「銃で人を撃つ」とか、それこをマネをしたら取り返しの付かない表現って、ガンガン載っている気がするけれど……。

上の段落に挙げた例は、「非現実的な世界の話である」という指摘が予想されます。では、「少年誌に歌舞伎町のキャバクラを描写」とか「高校を平気で休みまくる学生を出す」とか、問題視されないのは何故でしょうか。

──いや、別に自分は「過激な表現は規制しろ」とも「規制するな」とも主張する気はありません。ただ言いたい事は、

「マンガから悪い影響を受けるような人は、元から悪いだけ」

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