『バクマン。』 31 ページ 「火曜と金曜」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 18 号)
「中井の目にも涙」と書くと、なにやら ことわざのように思える。意味は、ない。
今週号に出てきた、キラキラと光りながら涙がこぼれる中井の目のアップは、「中井が描く絵のイメージ」だろう。中井自身は、自分のことを こうやって見ているのかもしれない。
10 年以上前の『エヴァンゲリオン』ブーム(笑)の時に、面白い指摘があった。抽象すると、このようなことだ。
「オタクは少女をオカしたい、自分のモノにしたい、そして、自分自身が少女になりたい」
その通りだと思う。「オタクは」と限定することなく、「(一部の)男性は」でも間違いではない。
なりたい対象は少女でも少年でも良いのだが、とにかく無垢なる存在にあこがれる。キレイだからこそ壊したいが、同時に壊されたい(ATOK は「恋わされたい」と変換してビックリした)。
でも、他人に触れられるのは恐いから、「理想の自分」が自分を乱して欲しいのだ。そういう感情は、確実に存在する。
わざと主語をボカしたが、上の 2 段落は、かつての自分の姿でもあるのだ。いまはもう、忘れてしまった。ハシカのようなモノだったのかもしれない。「あー、一度、アスカになりたかったなー」、と。綾波は、シンジの父ちゃんと■■■しないとダメだしね。
ということで、マンガ家などの絵画や映像を扱う芸術家は、自分の理想像を作風に投影している、と思う。









