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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 6 巻 感想・2

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 6 巻「カイメイ・ロック・フェスティバル」

刺身?盤 (by Dennis Wong) (by Dennis Wong)

急に新キャラの杉崎綾乃(すぎさき あやの)が登場する。まるで、ボッスンの背中が寂しそうに見えたから近づいた、というような現われ方だった。

そう、あまり言うと安っぽくなるが、「どう見てもフラグが立っている」状況なのだ。それなのに、やはりボッスンは平常心だ。『ドラゴンボール』の孫悟空なみの反応の薄さである。

──などと言っているが、悟空は少なくとも二児の父だ。これはいま考えてもスゴい。

「鳥山明は恋愛が描けない」という、担当していた編集者(鳥嶋和彦氏)などの批評をそのまま信じ込んでいる人は多いと思う。そういう人に言いたい。「あンな、恋愛物ってイチャイチャしてるとこ描けばエエんとちゃうねんで!」(エセ関西弁)。

つまり、「作品における恋愛の表現には直接的な描写は不要である」ということだ。

『ドラゴンボール』には、悟空と■■・ブルマと■■■■との関係を想像する余地が残されている(そろそろ未読の読者も増えてくるだろうから伏せ字──あ、ブルマの相手は 2 人とも 4 文字だ)。その楽しみを自ら放棄するとは──もったいない!

どれだけ『ドラゴンボール』がラブコメとしても優れているかを、いつか記事にしてまとめよう。

──何が言いたいのかというと……。いまはこんなボッスンだが、ちゃんと将来は好きな人と付き合って結婚するのだろうな、と思った(小学生の感想文か)。

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SKET DANCE 6 (6) (ジャンプコミックス)
篠原 健太
集英社 2009-01-05

SKET DANCE 5 (5) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 4 (4) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 3 (3) (ジャンプコミックス) PSYREN-サイレン 4 (4) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 2 (2) (ジャンプコミックス)

by G-Tools , 2009/02/15

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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 6 巻 感想・1

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 6 巻「カイメイ・ロック・フェスティバル」

ところてん (by Dai44) (by Dai44)

コミックスの発売から一か月も経って、ようやく感想を書いている。なぜ 6 巻だけ感想が遅れたのか?

6 巻にはロマン(早乙女 浪漫・さおとめ ろまん)が出てこないからだ!!!

──というのが半分と、あとは『バクマン。』の感想にかかり切りだったことが大きい。以前はどうやってブログを毎日書いていたのか、本当に自分でも信じられない。

前巻の重い雰囲気を引きずることなく、この巻では反動で軽めのギャグを持ってくるところがニクい。

今回は 6 巻の前半部分の感想を書いた。トリックと笑いを短いページでまとめる、という作者が得意とする話が出てくる。感想を書く側としても、安心してお勧めできる面白さだ。

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SKET DANCE 6 (6) (ジャンプコミックス)
篠原 健太
集英社 2009-01-05

SKET DANCE 5 (5) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 4 (4) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 3 (3) (ジャンプコミックス) PSYREN-サイレン 4 (4) (ジャンプコミックス) SKET DANCE 2 (2) (ジャンプコミックス)

by G-Tools , 2009/02/15

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バクマン。 #24-4 「ノートとキャラ」 再出発のサイコーと物語の力

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

spoony (by soniczen) (by soniczen)

「物語」というモノに対して失礼な描き手や読み手がいる。残念なことだ。

昨日の話とカブるけど、「作中でこう書いてあったから、作者もこう思っている」という読み方や、「主人公が良い気持ちになったから、オマエも良い気持ちだろう」という描き方は、度が過ぎると良くない。物語はそんなに安っぽくない。

なんというか──「商品をオイしそうに食べるタレントをアップで撮って、オイしそうに見せる CM」のような安易さを自分は感じるのだ。「食い方だけやん」と突っ込みたくなる。便秘薬の CM で「実際に出ている映像」を流すような下品さがそこにはある、と思う(どんなにムチャクチャでも思うことは勝手だ)。

それとも、作品に対する自分の態度が異常なのだろうか?

自分の知り合いに、『バクマン。』の登場人物がいたらイヤだ。亜豆とは、知り合っても話ができないだろう(向こうが恥ずかしがるから、としておこう)。見吉も──たぶん、相手にしてくれないはず。唯一、服部だけは一緒に酒を飲みたい人物だ。──けど、マンガ家でもない自分とは、話すことがないだろうな……。

書いていてウツになってきたが、とにかく、『バクマン。』の作中で知り合いたい人物は、いない。それでも、『バクマン。』という作品は大好きだ。

サイコーとシュージンを応援するし、見吉は かわいい。福田や服部を格好いいと思うし、中井のデビューにも期待している。あと、エイジと亜豆は、2 人とも「雲の上でフワフワしている感じ」がお似合いに感じてしまう。雄二郎──誰それ?

今週号のある一場面を見て、「共感なしに感動する」という感覚を再確認した。それについては、またのちほど……。

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バクマン。 #24-3 「ノートとキャラ」 男のマンガと本当のプロ

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

teensy trick-or-treat (by Liquid Paper) (by Liquid Paper)

あらゆるところで本末転倒が起こっている。

このブログも、いまは味も素っ気もないデザインをしているが、リニューアルに向けて裏では作業を続けている。

──約 3 年ほど(!)。

みなさんが使いやすいサイトにするために、作業を始めたのだが、その間に MAQUE(懐かしい!)と Vicuna という素晴らしいテンプレートがリリースされる。大喜びでカスタマイズしているうちに──数年が過ぎた。リニューアルのためのリニューアル作業が、いまもこれからも続くのである……。

Vicuna – Movable Type テンプレート

今週号の『バクマン。』では、ジャンプ編集部はアンケートを取るだけになっているのでは、というエイジの指摘があった。これも本末転倒だ。

まぁ、このあたりは、結果よりも過程を大事にする日本人の国民性、なのかもしれない。そういえば、『さよなら絶望先生』でも「とにかく 良くも 悪くも 日本人は 過程を 重んずる 民なのです!」という話が出てきたな──と、さりげなく宣伝する(さりげなく?)。

138話『曰く、過程の幸福は諸悪の本』 – 久米田康治ワールド Wikiサイト

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さよなら絶望先生 第14集 (14) (少年マガジンコミックス)
久米田 康治
講談社 2008-07-17

さよなら絶望先生 第15集 (15) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第13集 (13) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第12集 (12) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第11集 (11) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第10集 (10) (少年マガジンコミックス)

by G-Tools , 2009/02/12

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バクマン。 #24-2 「ノートとキャラ」 福田の意見と雄二郎の正論

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

Frenchie Bone-a-Part (by akahodag) (by akahodag)

物語の中に描かれたキャラクタのセリフを、そのまま作者の意見として取るのは問題だと思う。

それでは、鳥山明さんや冨樫義博さんは「ちょっぴりエッチでバトルマニア」になってしまう(『てんで性悪キューピッド』って知ってる?)。尾田栄一郎さんは(現実世界の)海賊を応援していることになる。──という冗談はさておき……。

今週号の『バクマン。』では、福田がジャンプのシステムに対してかなり突っ込んだ意見を編集者にぶつけている。そこに作者の見解は入っていると思うが、「福田 = 大場」と 100% 信じ込むのは危険だ。

この福田と雄二郎との会話を聞いて、「大場つぐみは福田と同じようにジャンプに対して不満を持っている」と思う人は多いだろう。なぜなら、福田のセリフを考えて書いているのは大場さんだからだ。しかし、その考え方が通用するならば、雄二郎の言い分──「編集者のやり方に口を出すな」も大場さんの意見として見なければ公平ではない。

「あくまでも大場さんの意見は福田と同じで、それに対する編集者の反応を象徴しているのが雄二郎だ」という見方はいくらでもできるが、少しゆがんだ考えにも思える。それに、実在する「服部雄二郎」氏と雄二郎は同じ名前だから、同じ意見だろう、となってしまうのではないか。

もちろん、福田の意見が自分の考えとして見られることを、大場さんは熟知した上でネームを描いたはずだ。『バクマン。』をただの「バクロ・マンガ」として読んでいる人も、想定の範囲内だろう。そして、どの程度まで再現されているかは知らないが、そのネームがマンガとして週刊少年ジャンプに載っている事実もスゴい。ジャンプの懐の深さを感じた。

ただ、意地の悪い見方が好きな自分からすると、「この程度までならジャンプ誌上に載せられるのか」と少し思った。もっとヤバいこともあるのだろう。──『NINKU -忍空-』の作者とか……(「にんくう」が「人喰う」と変換されて、ある意味では合っている、と思ってしまった)。

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バクマン。 #24-1 「ノートとキャラ」 エイジの 1 番宣言と不公平

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

All You Need Is Love... (by carf) (by carf)

自分がブログを始めたきっかけは、そもそもウェブデザイン──というか CSS を学ぶためだった。次第に Movable Type(このブログを動かしているシステム)へと興味が移る。ブログの記事を書くことよりも、デザインを触るほうが ますます好きになった。

そうなると、記事が書けない。ウェブデザインは人のマネしかできず、自分には積極的に打ち込んできた物がないからだ。困った。

そうしている間にも、毎週、ジャンプは買い続けていた。中学生のころから欠かしたことがない。このブログを始めた 2004 年には『DEATH NOTE』と『HUNTER×HUNTER』・『スティール・ボール・ラン』・『武装錬金』が同時に載っていたのだ(いま、書いていて自分でも驚いた)。1 冊 1,000 円でも惜しくない。

自分は、ほぼ毎日のようにジャンプを繰り返し読んでいる。同じマンガの同じページを何回も何回も開く。

──時は流れて、いつの間にか、このブログの中心はジャンプマンガの感想になっている。どう考えても必然の成り行きなのだが、ブログを立ち上げるときにジャンプの感想を中心にしなかったのは なぜか、自分でも不思議だ。

それだけジャンプにベッタリくっついてきた半生のせいか、あまりジャンプに不満を持ったことがない。ほかのジャンプ読者は、不満を持ったまま読んでいるのだろうか?

「24 ページ」では、ジャンプのシステムに対する不満が語られた。ジャンプ内外に大きな波紋が広がるだろう。これが良い刺激になって、より面白いマンガが生まれることを望む。

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バクマン。 #23-4 「天狗と親切」 中井のグチとサイコーの野心

『バクマン。』 23 ページ 「天狗と親切」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 10 号)

broken glass (best large)

悪い男はモテると聞く。本当だろうか。

亜豆の母親も「女の子って 少し悪いくらいの 男の子の方が 気になるものよ」と語っていた。うなずく女子も多いだろう。

しかし、イマドキは盗んだバイクで走り出すなんてハヤらないし、暴力事件を繰り返す男に惚れるのは、一部の女性だけだ。あと、「掲示板に○○予告を書き込み」などという行為は、「悪(ワル)」じゃなくて「頭が悪い」だけなので勘違いしないように。

ようするに、程度の問題である。しかし、その「ほどほどのワル」に振る舞える器用さって、頭が良い人間しかできない気がするのだが……。これだけで面白い記事が書けそうだが、不良の方面にはウトいので、誰かに任せよう。

さて、女性の「いつまでも夢を追いかける男性はステキ」なんて言葉も要注意だ。万年平社員が「いまでもパイロットになる夢を捨てきれない」などと言いだしたら、ちょっと精密な健康診断に行かされるだろう。これまた、程度と「誰の発言か」が重要である。

そう考えると、女性が男性に持って欲しい夢って「ワタシを満足させる・楽しませる・養うことができる夢」ということだろうか。「都内に一戸建て」みたいな。

『バクマン。』には夢を持った若者たちが何人も出てくる。そんな中で、中井は浮いて見えるのだが、少しだけ彼の存在について考えてみた。

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バクマン。 #23-3 「天狗と親切」 エイジの答えと福田の気づかい

『バクマン。』 23 ページ 「天狗と親切」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 10 号)

水戸黄門御一行@円頓寺七夕まつり (by yamakazz) (by yamakazz)

何事も基本が肝心である。

マンガを描くときの基本は、言うまでもなく、自分が読んで面白いマンガを描く──のではあるが、読者がついていけない内容では困る。福田が言う自分だけが楽しんで描かず 読者の気持ちになって 描く! はプロの基本条件だ。

しかし、その基本がまた、難しい。

読者のことばかりを考えて、自分が描きたくもないマンガを続けると、ストレスが溜まる。

これは、マンガ家だけではなく、ほかの作家やブログ書きも持っているジレンマだろう。好きに書きたいが、読者のことも放っておけない……。

何を書いても喜ばれるような「アルファ」な人なら、話は別なのだが。また、何を言っても批判を浴びるようになったら、それはそれで楽だろう──って、そうでもない?。

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バクマン。 #23-2 「天狗と親切」 2 人の助言とネームが面倒な天才

『バクマン。』 23 ページ 「天狗と親切」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 10 号)

strawberry parfait (by open-arms) (by open-arms)

人間は自分に興味があることしか見ない

『可愛い写真を撮るには』 / 目と脳で見た物が違う : 亜細亜ノ蛾

自分の経験だけから話すと、「見えない」のでも「見たくない」のでもなく、本当に「見ない」のだ。意識的に無意識が興味の外を遮断する。

たとえば、戦争。または、痛ましい事件。

つい先日もそのようなニュースを「見た」気がする。「見たくない」のならチャンネルを変えれば良かったはずだ。でも、見た。その上で、自分の意識も無意識も、その悲惨な映像を「見なかった」。眼球には映っていたと思うのだが。見たはずの記憶も、いまでは おぼろげである。

そうやって、「平和で住みやすく、しかし不景気な日本国」を自分は見ている。不景気の割りには、毎日の食と職に ありつけていることを不思議に感じつつ──。には縁遠いことを不満に感じつつ──。

なんの話だっけ? ──そうそう、「エイジは打合せとネームが嫌い」という話だった。やはり人は、自分に興味があることだけを見たいものだ。

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バクマン。 #23-1 「天狗と親切」 クロウの活躍とテキトーな雄二郎

『バクマン。』 23 ページ 「天狗と親切」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 10 号)

Nirvana......... for Babies (by abrin523) (by abrin523)

本作品で言われている「王道バトルマンガ」の中でも、生き残る作品とはどんなものか。

超人的な強さを持った戦士が超人技を駆使した超人バトルを繰り返したり(「強いから強い」理論)、美形な戦士がスタイリッシュに戦ってばかり(「格好いいから強い」理論)、というマンガは すぐに飽きる。

何か、もうひと味は欲しいところだ。そのひと味にこそ、作者の力量が見られる。

かといって、「意表を突く展開」や「意外な一面」として描いたエピソードが、ストーリィやキャラクタを壊してはダメだ。

別のマンガの「石」とか「本物」とかの話はヒドかった。何の伏線もなく、唐突すぎるからだ(昔は面白かったので、それでも今後に期待してしまう)。

『バクマン。』の作者は、キャラクタのさまざまな面を描くのが非常に上手だ。とくに、今週号はキャラクタ描写の見本市のような回だった。

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